へんな洋食屋カフェ

post-ent@blog.goo.ne.jp classico-nova-@docomo.ne.jp 0457120525 09040259080
第二回目のマドレーヌを焼く。ちょっとおかしいなっー！嫁さんも腑に落ちない感じで食す「なんかしっとり感が無い」オイラ、腕を組み天を仰いで手順を省みる。大概は二度目でつかめるのだが、おかしい。手順を省みるとバター150gを混ぜ込んで無かった訳である。25個焼ける量の元具に150gのバターを入れていないので一個あたり6gが入っていない訳だからしっとりなんかする訳がない訳である。と、訳ばかりの文章だが訳が判らなく為ってきた。三度目の勝負だっ！三度目の正直とも謂うなっ！三日三月三年とも謂うし、石の上にも三年とも謂える。マァ三回目で「これはっ！」と謂えるマドレーヌが焼けたのも三日三日三年どころか職歴30年の賜物ですなっ！これマジで合格。商品。製品。時代が時代ならば銀座のデパ地下にも並び、フランスのスウィーツ大会で大統領賞も授賞可能だなっ！更には、スペースシャトルなんかにも持ち込まれ宇宙食にも大抜擢されるほどのマドレーヌだなっ！それが、下町でしがない夫婦が営む洋食屋で焼かれている訳で
ある。しかも三度目で合格というのは如何なモノか？オマケに一袋三個入りで300円というのも如何なモノか？

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マドレーヌを焼くのは10年振りでちょっと不安がある。マァそれでも何とか焼き上げたが甘さが足りない。明日も調整してやってみるが、一度の叩き台で二度目にはおおよそ合格品となるのは経験である。思えば、味見をしても一度切りである。二度以上の味見をしたらもうワケも判らなく迷うし舌もとんちんかんに為ってしまう訳である。嫁さんもドリンクの器なんかの整理をしていよいよ開店の空気が漂ってきたなっー！だいたい、プロというのは一度の叩き台でおおよその感覚は掴みますな。演奏者でも場の雰囲気や音響を10分程度の練習で掴むし、写真の巧い方も一番困難な露出を朝一の光の強さや回り具合で1日の露出の変化を掴む。近所の建具屋さんなんか朝一の寸法採りで1日中定規を使わず鋸を当てている。包丁捌きだって最初の切り口を掴めば1日中同じ単位で切れる。ギター演奏なんかも、最初の音出しで湿度や温度や環境を掴みその後のタッチを適正にする訳である。だいたい電子モノ以外は人の手に因る謂わばアコースティックだから長年の
経験・知識・失敗から一瞬で判断を掴むンだなっ！

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28日、水曜日、いよいよ仕込みの開始だなっ！先ずは、ホワイトルーを焼く。5kgの小麦粉とバターを併せながらオーブンで焼く訳だが気温とか湿度なんかが関わり中々つかめない。このホワイトルーがベシャメルソースの元に為りホワイトソースやカニクリームコロッケなんかのクリームコロッケ系の元に為るから今回の変形へんな洋食屋での主力ソースと相成る。今までは主力ソースと言えば定番のデミグラスソースだったが何しろ10日間の手間隙と高い原価が掛かるのでヤーメタ。ホワイトルーが終わり次は、トマトソースを仕込む。これまた洋食屋定番のソースだが、此れは簡単だし原価は低い。でも、お客受けする強力なソースだ。その他これから仕込むソースは、マヨネーズソース・其を元に造るタルタルソース・フライ物に使うワインソース・和風のタレという感じですなっ！昼御飯に嫁さんの握るオムスビ二つと百均で買ったキムチラーメンでか盛を頬張る。午後には、手造りアイスクリームを10人前(明日も10人前造る)と新作マドレーヌを
試作で35個作成する予定である。