長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

ハローワーク三田 訪問

2011年05月18日 | ブログ

 5月17日(火)2カ月ぶりにハローワーク三田の所長さんにお会いできた。

 3月末で、前任の久須さんが異動となり、新しい所長として原口智章さんが着任された。4月早々からご挨拶にと思い、3回ほど訪問したが、いずれも運悪く外出中でお会いできなかった。

 新しい所長さんはどんな方だろうと期待しながら訪問した。尼崎のハローワークでは精力的に企業訪問など雇用拡大に尽力されていたとの話を事前にお聞きしていたが、原口所長のお話をお聞きする中で、改めて大きな期待ができる方だなと意を強くした。 既に、市の担当者とも話を進めておられ、6月後半には市長と共にテクノパークの企業訪問などを計画されている。

 リーマンショックによる大きな影響が日本を襲い、意に反して解雇される人が続出している中、共産党議員団として市長にトップセールスとして企業訪問して雇用を増やすことや、議会では解雇された人たちが安心して相談できる「相談所」を市役所内に設置し対応を求めたことなど、議員としてできることをしてきたつもり。そのいずれもが実施に移されており、その内容をもっともっと進めていきたい。

 一昨年の11月を皮切りに就職集団面接相談会や、昨年3月の介護看護に関する就職集団面接会、昨年11月、今年2月と合計4回の就職集団面接相談会が開催されてきたが、今年も予定されていると聞き、ホッとしている。その面接会場に市長が出席することで、行政としての雇用に力を入れていることが企業の側にも伝わり、就職採用枠を実際増やした企業も出てくるなど、その効果は大きい。

 今後は、単に雇用促進だけでなく、その質を問うていきたい。安く、不安定な非正規での働き方でなく、正社員として将来に展望が持て、それによる意欲的な労働が、働く側にとっても、企業にとってもプラスとなることを行政にも理解を求めて行きたい。

 その他、原口所長さんと30分ほどの短時間だったが色々とお話ができたことに感謝している。


災害に強いまちづくりを

2011年05月17日 | ブログ

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 これまで、山道であったところが、数日前の豪雨で大量の水が流れてきた。民家の壁の向こう側は山に通じており、地下水や雨水がブロック塀を伝わって流れ込んできた。

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 2日前に谷川の水の増水や、その音の恐ろしさの話しを地元の方から聞き、昨日5月16日現地を訪れた。当該地域の人3人ほどが急きょ集まってくださり、現況を説明してくださった。<高平: 酒井地区>

 標高400メートルほどの山がすぐ裏に続き、そこから流れてくる水が、かつての水の流れとは変わってきており、ゲリラ豪雨となってきている最近の状況から、これまで流れていた谷川の許容を超えた雨水の流れとなってきている。谷川の下側には民家が広がっており、先日の雨でこの谷川に面した家のご主人は、「もし土砂が自宅に流れてきた場合、家に留まって家が流されては怖いと思い、玄関に通じるドアを一晩中開けていた」とも言われた。

 かつてのような雨の降り方であれは、この谷川で充分に処理されていた流れが、最近の、一時に大量の雨が降ることには対応できず、新たな山道に雨水が流れ込んだり、谷川の内側をえぐりとり、土手が浸食されてきている。

 <右側の写真は、地元の方が石を運びこんで浸食部分に詰め込んだ様>

 早速、市の担当課へ連絡し、午後には課長さんたちがきて下さった。当該の区長さんにも立ち会っていただき、緊急の応急処置をしていただくことになった。

 地元でも、防災・避難準備を進めているとのことだが、同時に災害を最小限にする努力も一緒に進めていかねばならないと感じた。

 災害が起きて、人命も含めての被害は数字では表せないほどの被害額となる。災害を防ぐことは困難でも、最小限にすることは可能。そのためにも、災害に強い街づくりを急がねばならない。

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 現地立ち会い・調査に市会補欠選挙に立候補予定している長尾あきのりさんも来てくれ、熱心に話を聞いていた。


高平地区ふれあい活動推進協議会総会に出席

2011年05月17日 | ブログ

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 5月15日(日)夜、高平ふるさと交流センターにて開催された「高平地区ふれあい活動推進協議会総会」に出席した。

 奥会長(高平区長会会長)の挨拶で始まり、市からは勢田健康増進課課長始め、三田市社協副会長の大西さん、サンウエスト高齢者支援室相談役の杉原さん、森本議員から来賓挨拶がなされた。

 私は、挨拶の中で、「災害弱者イコール社会的弱者であってはならず、高齢者や障害者が等しく人間として生きられる社会を築いていくことが大切であり、高平地区で取り組まれている『ふれあい活動』が活発に活動され、益々地域の支えとなるよう、頑張っていただきたい」こと、また「政府が『介護保険から要支援1・2を国の介護保険制度から除外し、自治体任せにすることを閣議決定した。高齢者が安心して生きられるためにも、一緒に力を合わせてこの動きを止めていきましょう」と訴えた。

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 続いて、三田市社会福祉協議会が市民ボランティアを募り東日本震災救援に石巻市へ行き、活動した報告が社協の谷口さんから報告を受けた。

 5月6日~9日、バスをチャーターして40名の参加(19歳から70歳)で、泥出し、学校再開準備の作業をされてきた。参加されたボランティアの一生懸命の働きや、今後も引き続き支援していきたいが、そのためにも支援する人たちを支える資金支援の大切さも訴えられた。


宝塚医療生協三田支部総会に参加

2011年05月14日 | ブログ

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 5月11日~12日に降り続いた大雨で香下にある千刈ゴルフ場付近の市道と並行して流れる川の水が増水し、市道側面が大きくえぐられ、車の通行ができなくなった。新聞の報道で知ったような状況で、13日(金)の朝現場へ行ってみると、既に業者が復旧のための工事を始めていた。気を付けて作業をしていただくよう工事作業員の方に伝え市役所へ向かった。市内数か所で大雨による影響が出ていたが、気象の状況がこれまでとは変化してきており、十分気を付ける必要がある。

 13日(午後)2時からは郷の音ホールにおいての三田市戦没者追悼式典に出席した。三田市内でもこれまでの戦争で1000名を超す貴い命が戦火に散った。二度と戦争を起こさず、国際紛争を平和的に解決していくことを堅持することが、命を奪われた方々の無念さに報いることだと確信する。

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 5月14日(土)午前10時から午後1時までキッピィーモール会議室にて「第4回宝塚医療生協三田支部総会」が開かれ、出席した。

 理事長の挨拶で開始され、3月11日の東日本大震災では全国の医療生協医師・看護師がいち早く組織され救援活動に大きく貢献(NHKテレビでも報道)したことが報告された。(医療生協・ヘルシーメイト・労組の3者で対策本部を立ち上げ)

 昨年1年間の活動報告や会計報告などがなされた。続いて2011年度の活動計画、予算が承認された。

 理事長の話の中では、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が単に農産物輸入自由化だけの問題ではなく、全ての分野に大きな影響が出ること、中でも、医療について、次の3点の問題指摘がなされた。

 ① 株式会社が医療に参入することで、儲からない分野が切り捨てられる

 ② 海外から医師や看護師の参入で医療水準の低下が懸念される

 ③ 皆保険制度で日本の医療が大きく改善されてきたが、アメリカ型の民間医療保険が進められ、これまでの皆保険制度の崩壊で医療の格差(低所得者が医療から切り捨てられる)が広がる

 つい先日、介護保険制度の改悪(要支援1-2が国の介護保険制度から外され、自治体の対応に任される)が閣議決定されたことの報告がなされた。これを受け、「法制化されないよう署名の取り組みをしよう」と提案され、了承された。

 また、3月9日~11日の沖縄辺野古支援行動に参加した参加者から、Power Point を使った写真紹介などでの報告を受け、改めて平和の尊さを噛みしめた。

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 7月24日投票の市会議員補欠選挙の予定候補者、長尾あきのり氏が駆けつけ、挨拶をした。

 ご自分のこどもがヒブワクチンや小児肺炎球菌ワクチンの接種について市の補助が出される前に受け、あまりにも高いことから日本のワクチン接種の国際比較を調べたら、何と北朝鮮とほぼ同じレベルであったことなどの話をされていた。

 午後4時半ころから地域で赤旗新聞の配達をしていたら、何人もの人から話を聞くことになり、結局終了したのが夜の8時近くになってしまった。待っていて下さったように呼び止めて次々と話をされたり、困りごとの相談をしてくださったりと、様々な問題が山積している。


委員会視察: 浜松市・豊田市

2011年05月12日 | ブログ

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 5月10日~11日、生活文教常任委員会の視察として、浜松市役所、豊田市役所を訪問した。

 初日は、午前9時30分にJR三田駅に集合、電車を乗り継ぎ、浜松駅に降り立つ。今では三田でも取り組まれているが全国に先立ち「花のまち」として駅前の手入れの行き届いた花が私たちを迎えてくれた。

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  浜松市では、「第2次浜松市教育総合計画」による「はままつの人づくり」について説明を受けた。大林事務局次長のご挨拶をいただき、教育総務・中村さん、指導主事・原田さんから詳しい取り組みの説明をしていただいた。

 「個々の成長過程の中で、学習習慣や生活習慣をきちんと身に付けさせ、多くの人とかかわることで、子どもたちは人としての尊厳を大切にし、自分の心にきちんと向き合えるようになる。そして、自己を深く見つめることで、自分のよさに気づき、人にも優しく接することができる」教育を幼稚園・学校・家庭・地域で進めていく(「第2次総合計画」より)として、日常生活の中での教育に力を入れている所謂「心の耕し」重視の教育としている。

 また、「小中一貫教育」を2007年より進め、小学校から中学校での9年間で教育の流れと一貫性の中で、子どもたちの理解を進めていく。市内の全ての中学校区で「小中一貫校」を「同じ敷地内で小学校と中学校が一つの学校として運営されている施設一体型の学校」を目指している。(勿論施設のすべてを一体化できないが、「教育の内容での一体化」を実現していく)

 説明の中で、特に印象的だったのが、「教育長は全教師3000人の顔と名前を一致して覚えています」。「教育長は、事前の連絡なしで各学校を訪問するなど、よく教育現場へ出かけています」といったこと。

 教育現場からのたたき上げで教育長になられた方で、現場の声・子どもたちの声をしっかりと受け止めた教育行政をされていることは印象的だった。

5 浜松市議会議場を見学させていただいた。(質問に立つ私を再現してみた。)

T1 (「子ども条例」の説明をされる子ども部の方たち)

 二日目はかつて私が20数年住んでいた名古屋の隣町「豊田市」の市役所を訪問。子ども部・次世代育成課の辻 邦恵様はじめ保育課の渡辺規人様など4名の方々からの説明を受けた。

 「子ども条例」の制定経緯や概要の説明では、正に「子どもの権利条約」の実践を条例化したもののようであった。

 *子どもは、生まれながらにして、一人ひとりが独立した人格を持つかけがえのないぞんざい

 *全ての市民が子どもに対する責任を負っています

 *子どもにやさしいまちは、全ての人にとってやさしいまちになります

 *市は、保護者が子育てについての第一義的責任を遂行するために必要な支援をしなければなりません

 *市、保護者、育ち学ぶ施設、市民及び事業者は子どもにとって最もよいことは何かを第一に考えて・・・

 *子どもは、あらゆるとき、あらゆる場所において、・・・権利が特に大切なものとして保障されます

 *子どもは、自分の権利を大切にするように・・・他者の権利を尊重するように努めなければなりません

 *市は、・・・子どもが気持ちや考えを表明したり、参加したりする機会を設けなければなりません <豊田市子ども条例>より

 「こども園」につては、2008年度から保育園と公立幼稚園を一体的に運用し、「応能負担」を維持した保育をし、国が進める「認定子ども園」とは根本的に違う内容となっている。

 三田市でも採用している「認定子ども園」では、親の収入の多い少ないにかかわらず、保育料が月額一律5万円ほどかかり、2人・3人ともなれば、10万円・15万円と親の大きな負担となり、低所得者の子どもは入所できない。

 しかし、豊田市の「子ども園」では、2人以上の未就学児童を養育している場合の保育料は、次に年齢の高い児童は「半額」、そのほかの児童は「無料」としている。

 車の城下町といわれる豊田市ならではのことで、「財政が豊かだから」と言ってしまえばそれだけだろうが、やはりしっかりと基本を押さえ、その理想を実現していく取組はすばらしい。

 三田市としても3月議会で中田議員から指摘されたことを踏まえ、「認定子ども園」の欠陥(政府はこの内容で進めようとしているが)を是正するために、市として認可保育園との保育料格差を補助していくのか、それとも豊田市のような方式を取り入れていくのかが課題となっている。

 既に昭和40年代から進めてきた「教育保育職」として、「子ども園」で働く職員は90%が保育士と幼稚園教諭としての両方の持っているとのこと。

 車産業を豊田市として受け入れ発展させるためには、若い人を定着させ、安心して子育てをしながら働ける街として成長してきた。

 社会全体の発展のためには、一つの事業に多額の費用が必要であっても、それにより、社会全体のものになっていくという、しっかりとした分析と説得力を行政が持つことではないだろうか。

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   豊田市議会質問席の私            広々とした豊田市役所1階ロビー