
山の会の面白山の手前、三沢山の山行に参加した。前回の山行から2ヶ月近いブランクがある。朝、5時に起きると雪降りである。出発の時間になって少し晴れ間が見えてきた。3日ほど前に雪が降り、付近ではすっかり融けたが、1000ⅿ付近では雪が残っている筈だ。駐車場の着くと、雪が降り、風も強い。天くらの示す頂上付近は、風速17mが表示されている。山道への林道は雪景色。もう忘れかけた雪である。カンジキでぬかる雪で30㌢はある。二日間の雪と新雪で、ゆうに1mはある。歩き始めてすぐに、ブランクの足が動かないことが分かる。緩やかな登りだが、次第に疲労がたまっていく。木々の間から、青空も見えてきた。今年、じっくりと見ていない雪景色が広がっている。参加者13名。ラッセルをしてもらった雪道を、ゆっくりと一歩、一歩。少し差し込んできた日光りに、輝く雪に癒されなら、足を動かす。
今日、誕生日。参加した人たちが口々に「おめでとうございます」。いや83回では、もうおめでたい、という感覚はないですと、本音で告げる。あと何回、こんなに美しい雪景色を見られるだろうか、そんな思いが頭をよぎる。この先に長名水という清水が出る小川がある。その景色をカメラの納めて、今日の山歩きの目標に。なだらかな傾斜、しっかりと就いたラッセルのトレース。山かげの無風の快適さ。そこをゆっくり歩くだけな易しい歩きにも拘わらず、足はどんどん動かなくなる。水休憩2回。身体のバランスをとってくれる筈のストックも、深い新雪で支えにならない。
今こそ登場すべきは、先日ブックオフで求めた湯浅景元『老いない体をつくる』。そのなかに「敏捷性をつける」という項目がある。持久力を維持するには、遅筋すなわち赤身の筋肉だが、敏捷性は白身を鍛える必要がある。
「白身は疲れやすい筋肉なので、運動する時間を長くし過ぎると疲労で動かなくなる。椅子に浅めに座ります。椅子に座ったまま両足を交互に動かして、全速力でステップします。ステップする時間は3~5秒。一日1~3回。一日おきに行う。」
そのほか、パラパラとページを繰ると、体力をつける、筋力をつける、柔軟性をつけるなど、これから日常生活に取り入れるべき新知識が盛りだくさんだ。今日見た雪山の景色をまた見るためにも、これからの毎日をしっかりといい習慣づけを行っていきたい。

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