今日は二十四節季の冬至。一年で昼の時間が一番短い日だ。この日を境に、少しずつ日が長くなる。一陽来復というのはここからきている。ただ、この間聞いた話だが、新年の7日までに延びる時間はわずか4分だそうだ。感じというのは不思議なもので、日が落ちるのも、日が昇るののもたしかに長くなっていくような気がする。しかし、反対に気温の方は低くなっていく。寒さはこれからが本番である。柚子湯に浸かって身体を温めるのもこれからの日を過ごす方策でもある。
冬至から畳の目ほど日が延びる
冬至カボチャを早起きした女房が煮てくれた。冬至に食べると縁起がいいと言われている。なぜか、カボチャは江戸の頃は南京(なんきん)と呼ばれていた。このように「ん」が二つつく野菜は運盛りで縁起がよいとされた。ニンジン、レンコン、ギンナン、キンカン、ウドン、カンテンなどで無病息災を願って食べられた。しかしこれらの野菜には健康によい栄養が豊富であることも事実のようだ。南天の赤い実が玄関ん飾られるのは、運盛りの縁起が担がれているのかも知れない。
冬至とて南瓜嫌いも食はさるる 下村ひろし
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