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雨水循環利用講習会

2004-09-11 19:50:06 | NPO活動
「天からの恵み、雨水を利用しませんか!」 NPO法人CO2バンク推進機構の主催する講習会を開催しました。

冒頭は私から、雨水利用の意義と各地の助成制度のご紹介をお話ししました。雨水利用には次の利点があります。
①水資源の有効利用
 雨水を庭木や草花、街路樹や市民農園、庭先での散水といった雑用水に用いることができます。貴重な水資源の節約につながります。また、今年も東京や各主要都市で行われた『打ち水』でもぜひお使いください。
②洪水災害の防止効果
 都市化が進みますと地面が舗装になり、降雨が短時間で排水路や河川に流れ込むようになります。市街地が水びたしになったり、河川の洪水の原因ともいえます。家々に雨水貯留タンクを設けますと、いったん雨水をためることができ、洪水災害を抑える効果が期待できます。
③災害時の生活用水
 大震災などでライフラインが分断された場合、雨水が貯留されていますと、生活用水にすることができます。また初期消火にも役立つので防災まちづくりでも使われています。

続いて、おふたりの講師から雨水利用についての話題をお聞きしました。
講師のおひとりは、墨田区で10年以上も雨水利用に取り組まれてきた、徳永暢男さん。雨水利用の草分け的な存在です。日本中だけでなく、毎年海外でも雨水を利用するプロジェクトを立ち上げたり、シンポジウムに参加されています。徳永さんの開発された「路地尊」、「天水尊」という雨水貯留システムは簡単な構造ということもあって、全国に普及しています。路地尊は、ポケットパークの地下に雨水を貯めるというもので、墨田区の防災まちづくりで何箇所にも設けられています。海外では、バングラディシュでの竹を雨樋に使ったユニークなプロジェクトを紹介してくださいました。

こうひとりの講師は、千葉県生まれで現在は長野県在住、ガーデンデザイナーの越洋子さん。地元での花壇作りを通じた住民参加のまちづくりを通じて雨水を浸透させることの大切さをお話しになったあと、地元で雨水を貯めながら暮らしに生かしている方の事例、雨水浸透を意識した個人庭園のデザインなどを紹介してくださいました。

ご多忙のところを来て下さいました皆さま、ありがとうございました!

この講習会は先月飯田会場で実施して、今回の長野会場が2回目。来週18日(土)松本、25日(上田)と、会場を移しながら開催する予定です。参加費は無料です。おおぜいのご参加をお待ちしています!
NPO法人CO2バンク推進機構

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (み~すけ)
2004-09-12 08:34:35
トラックバック使ってみました!
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携帯からアクセス (み~すけ)
2004-09-12 16:56:58
やってみたけど

時間かかっちゃって

ちょい鬱かも~
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携帯アクセス (みけん)
2004-09-13 06:59:26
やってみましたね。

ちっちゃい画面も見れて便利では?

外出時のチェックには使えるでしょ。



入力はちょっときついね。

軽く入力して、あとでPCにて修正するが良いように思えますが、これが使えそうなのはコメントよりは投稿の場合だね。



今日はNPOで開発支援中の手動ポンプ実証実験を、大町ダムを借りて(!)やってきます。史上最長と言われている27mの揚水をテストするのです!

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新聞の紹介記事 (新聞記事)
2004-09-17 07:39:05
地元の新聞で掲載してくれました。

http://homepage3.nifty.com/miken/co2/news/news01.htm
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