新型コロナウイル感染症をめぐる情勢はなお厳しく、予断を許さない状況です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する 5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた
特定臨床研究が進んでいます。その概要を紹介するとともに、宮田総研の宮田 満氏と
国際製薬医学会 前理事長の今村 恭子氏をお迎えしたSpecial Talk Sessionが行われます。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/j_b_a_covid-195-5-ala.php
開催日時 2021年1月13日(水) 15:00~16:30
セミナー形式 Zoom配信(定員150名)
主催 (一財)バイオインダストリー協会
協賛 (公社)日本生物工学会、ポルフィリン-ALA学会(いずれも予定)
後援 (公社)日本農芸化学会(予定)
プログラム
15:05~16:00 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する
5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究について
北 潔 氏(長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科長 教授)
長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科は、国内外で有数な 感染症の教育研究拠点である。
演者らは5-ALAリン酸塩の機能性に着目し、ネオファーマジャパン(株)とともにマラリア治療薬の開発を
進めてきたが、5-ALAには幅広い感染症に対する効果が期待されている。これまでに産業動物やペット
などの感染症にも効果が報告されている。また、演者らはCOVID-19の原因であるSARS-CoV-2ウイルス
を用いて試験管内における細胞への感染試験を行い、5-ALAに強い感染抑制効果を見いだした。
2020年10月28日、COVID-19感染患者への5-ALA投与に関する特定臨床研究が長崎大学の認定臨床研究
審査倫理委員会において正式に承認された。講演では5-ALAの感染抑制効果と特定臨床研究の概要に
ついて紹介いただく。【40分+質疑応答15分】
16:00~16:30 Special Talk Session "COVID-19の革新的治療のための緊急提言"
北 潔 氏 × 宮田 満 氏 × 今村 恭子 氏
(株)宮田総研 代表取締役 宮田 満 氏と、国内臨床試験の普及、国際共同臨床試験に関わる教育研修に
長年取り組んでおられる 今村 恭子 氏(東京大学大学院薬学系研究科 ITヘルスケア社会連携講座
特任教授、(一財)日本製薬医学会 前理事長、国際製薬医学会 前理事長)をお招きし、 COVID-19の
革新的治療のために今、必要なこと および 臨床研究のあり方について、北 潔 氏とともに忌憚なく
語り合っていただく。 【30分】