みけん・み~すけのやさしい技術士ブログ

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エコ&物産展から新潟に向けて

2004-10-31 18:14:10 | NPO活動
千曲市合併記念事業『賑わいプラザ エコ&物産展』に、NPOで雨水利用システム・お手軽ポンプを出展、実演してきました。

今回も、お手軽ポンプ(詳しくはここをクリック)を使って、雨水や地下水、河川・用水の水を手軽に利用し、循環型・省エネルギーの地域づくりをアピールしてきました。
10時から15時までと短い時間のイベントでしたが、100枚のチラシもすべて配布完了!100組以上のみなさんとお話しできたことになります。ご来訪のみなさま、ありがとうございました。スタッフのみなさまもお疲れ様でした。

明日はこのポンプとお見舞い品を持って新潟中越に行ってきます。
電気がなくてポンプで水を汲み上げられない井戸や、生活雑用水として河川水・井戸水の利用、泥水の入ってしまったマンホールのメンテナンスなど、さまざまな用途の復旧活動に使っていただければ、と考えております。運びやすいように軽量のアルミ製で、2mをつなぎ合わせて4mの揚水ができるポンプを製作してもらいました。この4mポンプと普及版の1.2mポンプを何本か持参します。


提供は製造元で当NPO会員の朝日工務店です。ありがとうございました。

カラマツで家具を作る職人集団 『森世紀工房』

2004-09-28 18:56:37 | NPO活動
森世紀工房(しんせいきこうぼう)は、長野の森で育ったカラマツを活かすために、木工デザイナーと建具職人で結集した工房です。

その森世紀工房がギャラリーショップを開きました。
http://park20.wakwak.com/~s-koubou/
9月14日にオープンしたのですが、ようやく今日になって伺うことができました。
若いカップルが目立ちますが、年配のグループなどさまざまな人たちが気軽に立ち寄っています。

写真にありますようにカラマツのテーブル、ダイニングチェア、カップボードのほか、新しく開発されたキッチン、洗面化粧台に触れることができます。善光寺門前の中央通りのリノベーションプロジェクトで誕生した「リプロ表参道」の2階です。お近くに来られた際にはぜひお寄りください。

新世紀工房の公式ホームページ
http://park20.wakwak.com/~s-koubou/

ダムでの揚水実験?!

2004-09-14 19:12:20 | NPO活動
NPOで事業化・商品化を調査している『お手軽ポンプ』という手動式のポンプがあるのですが、その実証実験を行ってきました。秋の様相の北アルプス高瀬川にある大町ダムを”お借り”しての実験。国土交通省のご協力で実現できました。

これまでのポンプというと、まち角や民家の庭先にあるような「ガチャポン」と呼ばれる鋳鉄製の井戸ポンプが代表的なものです。今回開発しているのは、これとは全く機構の違うもので、NPO会員が特許を取得しています。ガチャポン井戸ポンプでは、7~8m、よくても10m程度の揚水しかできませんでした。しかし今回の実験はそれを大きく上回る28.5mの揚水にチャレンジしました。

13日の実験当日はとてもよい天気。
お手軽ポンプは組み立ても容易なので、1時間程度でセッティング完了。
ダムが大きいので、写真ではよく分からないかもしれませんが、ダムの天端から湖水面に垂直にポンプを降ろしています。

いよいよ実験開始です。

2~3m程度の短いポンプですと、お年寄りや幼児の軽い力でも十分水が汲み上げることができるのですが、さすがに30m近くなると重みがあります。ハンドルを上下すること1分少々。
ダム湖の水が無事汲みあがりました!

さて、このような高揚程の手動ポンプが何の役に立つのか、ということですが、例えば砂漠での井戸掘り。青年海外協力隊などで取り組まれている事業ですが、電源のない砂漠地帯での井戸水の汲み上げに使えそうです。もちろん防災用とか業務用にも使えますので、こんな用途に使えそう、というアイディアをお持ちの方はぜひご提案ください。

雨水循環利用講習会

2004-09-11 19:50:06 | NPO活動
「天からの恵み、雨水を利用しませんか!」 NPO法人CO2バンク推進機構の主催する講習会を開催しました。

冒頭は私から、雨水利用の意義と各地の助成制度のご紹介をお話ししました。雨水利用には次の利点があります。
①水資源の有効利用
 雨水を庭木や草花、街路樹や市民農園、庭先での散水といった雑用水に用いることができます。貴重な水資源の節約につながります。また、今年も東京や各主要都市で行われた『打ち水』でもぜひお使いください。
②洪水災害の防止効果
 都市化が進みますと地面が舗装になり、降雨が短時間で排水路や河川に流れ込むようになります。市街地が水びたしになったり、河川の洪水の原因ともいえます。家々に雨水貯留タンクを設けますと、いったん雨水をためることができ、洪水災害を抑える効果が期待できます。
③災害時の生活用水
 大震災などでライフラインが分断された場合、雨水が貯留されていますと、生活用水にすることができます。また初期消火にも役立つので防災まちづくりでも使われています。

続いて、おふたりの講師から雨水利用についての話題をお聞きしました。
講師のおひとりは、墨田区で10年以上も雨水利用に取り組まれてきた、徳永暢男さん。雨水利用の草分け的な存在です。日本中だけでなく、毎年海外でも雨水を利用するプロジェクトを立ち上げたり、シンポジウムに参加されています。徳永さんの開発された「路地尊」、「天水尊」という雨水貯留システムは簡単な構造ということもあって、全国に普及しています。路地尊は、ポケットパークの地下に雨水を貯めるというもので、墨田区の防災まちづくりで何箇所にも設けられています。海外では、バングラディシュでの竹を雨樋に使ったユニークなプロジェクトを紹介してくださいました。

こうひとりの講師は、千葉県生まれで現在は長野県在住、ガーデンデザイナーの越洋子さん。地元での花壇作りを通じた住民参加のまちづくりを通じて雨水を浸透させることの大切さをお話しになったあと、地元で雨水を貯めながら暮らしに生かしている方の事例、雨水浸透を意識した個人庭園のデザインなどを紹介してくださいました。

ご多忙のところを来て下さいました皆さま、ありがとうございました!

この講習会は先月飯田会場で実施して、今回の長野会場が2回目。来週18日(土)松本、25日(上田)と、会場を移しながら開催する予定です。参加費は無料です。おおぜいのご参加をお待ちしています!
NPO法人CO2バンク推進機構

NPOでの出会い

2004-09-07 23:59:59 | NPO活動
風力発電施設を個人で作った人と会ってきました。昨日の月曜、スケジュールの合間に地元の長野市内の小高い山地で。アメリカのカリフォルニアに大風車地帯があるのですが、そこから中古品を個人で輸入して、3基の風力発電をはじめたそうです。3基合わせての出力は200kw。高さは25mぐらいで、風車の直径も11mと大きなものです。写真は3基のうちのひとつを撮影したもの。中古品とはいえ立派、風格のある風力発電システムです。
カリフォルニアの風車群

個人ですごいよな~。感心しきり。
オーナーは造園業を中心に手広く事業をされているようす。17年前からこの山林を庭園・墓地に開発していますが、基本的に個人の労力でやっています。

今日は、松本市で同じような自然エネルギーを中心にした精力的な活動を行っているNPOグループの幹部の皆さんと会いました。代表、副代表、理事、事務局長、技術顧問と、早々たるメンバー。スケジュールの合間の時間を使って気軽にひとりで伺ったので、歓待にちょっと焦ってしまいました。
風力発電、水力発電、雪の利用、木質バイオマスなどなど、多方面の活動をされています。70人を超える会員は立派!。皆さん、興味・関心、技術・知識のある専門分野のチームを作って運営されています。
なにか協同の事業ができるといいな。

地元の木材を使う

2004-09-02 23:59:59 | NPO活動
「地元の森林から木材を出し、その地域の住宅を建てる。建具や小物も木で作る。」

そんな木材の地域循環を実現できれば、二酸化炭素の固定、つまりは地球温暖化の防止に役立ちます。

『信州の木の利用 現状と今後、私たちの環境を考える』と題した講演会を松本市で行いました。地域の方や木材生産・加工業関係者、工務店さんなどが大勢来てくださいました。

『はじめての技術士チャレンジ!』でも取り上げた、NPO法人CO2バンク推進機構が主催しました。

CO2バンク推進機構ホームページ

長野県林務参事K氏、松本地域木材研究会の代表S氏から講演をお聞きし、ますます県産材の利用を進める重要性を感じました。