徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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放射線照射第一回(がん闘病記19)

2018年01月11日 | 健康

今日は放射線照射の第1回目でした。

当初の予定では、治療は1月8日に開始する筈でしたが、放射線量を計算する元となるCT撮影を膀胱中の水分が不足していたために2回やり直す羽目になり、その分治療開始がずれ込んでしまいました。

私の場合、子宮があった場所の周辺部分を外部照射することになっています。尾籠な話で恐縮ですが、その照射範囲に放射線に弱い小腸が入ってしまわないように、膀胱を一杯にして小腸を押し上げる必要があったわけです。今日もCT撮影の時とほぼ同じ膀胱・小腸の位置を再現するために、照射の1時間ほど前に1リットル近く水分を取りました。冷たい水を大量に飲んでしまったので、体が冷えてしまったのはよくなかったですね。明日は温かい白湯とか生姜湯とかを飲もうと思います。

さて、放射線照射の前に、靴やズボンを脱がなくてはいけないので、下の写真のような着替え用キャビンに案内されます。幅1.5m弱、長さ2mくらいかと思います。そこにイス1つ、鏡1枚、絵が2枚。

 

さすがに放射線室で私が写真を撮るわけにはいかないので、病院のパンフレットから直線加速器の写真を転用。

これの黒い台に横になり、このずんぐりむっくりした放射線照射の機械が何回か回転するのを不動のまま待ちます。照射は上下・両脇などいろんな角度から下腹部に向けて行われます。

その間じっとしている患者の退屈を紛らわすためなのか、真上の天井には、桜の花の咲く木々の間から見える青空を撮影した写真が飾ってありました。2x2mはあるのではないでしょうか。確かに白い天井を見ているよりは青空の写真を見ている方が、閉塞感が少ないかも知れません。

照射時間はトータル5分位でした。その後、お腹に新しいマーキングを入れられ、寝ている状態で写真を撮られました。

なんだかんだで滞在時間は30分以上になり、駐車料金を払わなければならなくなったのがちょっと悔しいですね。後5分早く終わっていれば無料だったと思うと余計に。。。

放射線照射の副作用は、今日のところは若干気持ち悪くなった程度です。回を重ねると累積放射線被曝量が増えるので、副作用が強くなる可能性があるらしいです。あまりひどくならないことを祈ります。

明日は12時から照射。週末はお休みで、月曜日からまた毎日12時に照射です。

がん闘病記20


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書評:Kelly A. Turner著、『9 Wege in ein krebsfreies Leben(がんが自然に治る生き方)』(Irisiana)