徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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放射線治療の準備(がん闘病記18)

2018年01月02日 | 健康

明けましておめでとうございます。

新年早々ですが、ドイツでは1月2日は全く普通の平日ですので、病院も通常営業です。というわけで、放射線治療計画のためのCT撮影に行って参りました。

ここ、聖マリア病院の放射線科では患者がバスタオルを持参することになっています。他の病院では使い捨てのシートをCT撮影などに使用しますが、こちらではCTにも放射線照射の直線加速器にも患者持参のバスタオルを敷くのです。環境にやさしく、病院のコスト削減にもなっているのはよく理解できますが、面倒くさいのは否めません。

少し待ち時間がありましたが、CT撮影自体はかなりあっけなく終わりました。ポジショニングのためのマーキングをお腹につけられ、透明な防水絆創膏を貼られてしまったので、お風呂禁止です。シャワーはOKだそうですが、夏はともかく冬にシャワーだけというのは辛いですね。

もう一つ事務的な面倒なことがあります。抗がん剤治療を受けたがん専門クリニックからの紹介状は年末で有効期限が切れてしまうので、今四半期のためにもう一度紹介状をもらって聖マリア病院に提出しないと健康保険組合との清算ができないため、私個人に請求書を出さざるを得なくなるというのです。紹介状をもらって最初の診察が12月28日だったので、非常に理不尽な感じがしますが、四半期毎の清算サイクルは動かせないので仕方ありません。がん専門クリニックに新しい就労不能証明書を取りに行くついでに紹介状も再発行してもらうことにします。

 

ところで、11月21日に受けた最後の抗がん剤はどうやら体からほぼ抜けたようで、12月30日からわずかに頭髪が生え始めました。今日は眉毛もちょっぴり復活して来ているのが判明しました。

最後の抗がん剤投与から6週間で頭髪などが復活するのなら、確かにそれを何十人あるいは何百人の患者さんで何十年も確認してきたドクターからすれば、抗がん剤による脱毛は「些末事」と言えるでしょうね。私にはもちろん初体験なので、「また生えて来るから大丈夫」と言われても、若干不安でしたけど。ちょっと頭皮がかゆいのですが、嬉しいかゆみですよね(笑)

がん闘病記19


唐突ながん宣告~ドイツの病院体験・がん患者のための社会保障(がん闘病記1)

化学療法の準備~ドイツの健康保険はかつら代も出す(がん闘病記2)

化学療法スタート(がん闘病記3)

抗がん剤の副作用(がん闘病記4)

え、緑茶は膀胱がんのもと?(がん闘病記5)

ドイツ:傷病手当と会社からの補助金(がん闘病記6)

抗がん剤投与2回目(がん闘病記7)

抗がん剤投与3回目(がん闘病記8)

医者が満足する患者?(がん闘病記9)

マリア・トレーベンの抗がんハーブレシピ(がん闘病記10)

抗がん剤投与4回目(がん闘病記11)

化学療法の後は放射線治療?!(がん闘病記12)

抗がん剤投与5回目(がん闘病記13)&健康ジュースいろいろ

抗がん剤のお値段とがん代替治療の死亡率(がん闘病記14)

抗がん剤投与6回目&障碍者認定(がん闘病記15)

化学療法終了…その後は(がん闘病記16)

放射線腫瘍医との面談(がん闘病記17)

書評:Kelly A. Turner著、『9 Wege in ein krebsfreies Leben(がんが自然に治る生き方)』(Irisiana)