明けましておめでとうございます。
新年早々ですが、ドイツでは1月2日は全く普通の平日ですので、病院も通常営業です。というわけで、放射線治療計画のためのCT撮影に行って参りました。
ここ、聖マリア病院の放射線科では患者がバスタオルを持参することになっています。他の病院では使い捨てのシートをCT撮影などに使用しますが、こちらではCTにも放射線照射の直線加速器にも患者持参のバスタオルを敷くのです。環境にやさしく、病院のコスト削減にもなっているのはよく理解できますが、面倒くさいのは否めません。
少し待ち時間がありましたが、CT撮影自体はかなりあっけなく終わりました。ポジショニングのためのマーキングをお腹につけられ、透明な防水絆創膏を貼られてしまったので、お風呂禁止です。シャワーはOKだそうですが、夏はともかく冬にシャワーだけというのは辛いですね。
もう一つ事務的な面倒なことがあります。抗がん剤治療を受けたがん専門クリニックからの紹介状は年末で有効期限が切れてしまうので、今四半期のためにもう一度紹介状をもらって聖マリア病院に提出しないと健康保険組合との清算ができないため、私個人に請求書を出さざるを得なくなるというのです。紹介状をもらって最初の診察が12月28日だったので、非常に理不尽な感じがしますが、四半期毎の清算サイクルは動かせないので仕方ありません。がん専門クリニックに新しい就労不能証明書を取りに行くついでに紹介状も再発行してもらうことにします。
ところで、11月21日に受けた最後の抗がん剤はどうやら体からほぼ抜けたようで、12月30日からわずかに頭髪が生え始めました。今日は眉毛もちょっぴり復活して来ているのが判明しました。
最後の抗がん剤投与から6週間で頭髪などが復活するのなら、確かにそれを何十人あるいは何百人の患者さんで何十年も確認してきたドクターからすれば、抗がん剤による脱毛は「些末事」と言えるでしょうね。私にはもちろん初体験なので、「また生えて来るから大丈夫」と言われても、若干不安でしたけど。ちょっと頭皮がかゆいのですが、嬉しいかゆみですよね(笑)