徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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抗がん剤投与3回目(がん闘病記8)

2017年09月19日 | 健康

 

 

今日(9月19日)は3回目の抗がん剤投与を受けました。これで予定された抗がん剤治療の半分が終わりました。

今回は抗がん剤投与中の問題は起こりませんでした。前回びっくりするようなことが起こったので、また何か起こるのではないかとビクビクしてたのですが、何事もなくてほっとしました。

投薬プランを見ると、抗がん剤投与前の Dexamethason というステロイド系抗炎症剤が8mgから16mgと2倍の量になってました。私は Paclitaxel の点滴速度を下げるのかと思ってたのですが。。。

 

今回の投薬プラン

I Akynzeo 300mg⇒吐き気・嘔吐抑制剤

II Dexamethason 16mg⇒ステロイド系抗炎症剤

III Paclitaxel 300mg⇒抗がん剤

IV Carboplat(=カルボプラチン)500mg⇒抗がん剤

V 生理食塩水 100㎖

VII Emend⇒吐き気・嘔吐抑制剤(3日間治療)

とにかく、Dexamethason 増量のおかげなのかどうは知りませんが、Paclitaxel の点滴中になんら危ない症状は現れず、CVポートの抵抗が一時的に強まって点滴ポンプが止まるという些細な問題だけでした。何度か姿勢を正して解決しました。ただこの際のクリニック側の応対はよろしくなかったですね。ちょうど朝番の優秀な看護師が帰り、引継ぎで来た若手看護師がとろかったというか。点滴ポンプが止まるとピーピーとアラームが鳴るので、これを聞きつけた看護師はすぐに飛んで来ないといけないはずなんですが、来なかったので、患者用にそれぞれの席に常備されているナースコール用ベルを鳴らしたんです。しかも3回。それでようやく若手看護師がやってきた。点滴ポンプがただ止まっただけなので、大事に至ることはありませんが、これがもし患者の様態の急変などの緊急事態だったら大変です。同室に居た他の患者さんが「とんでもないわ」と怒ってました。そのおかげで私自身の怒りというか不満はむしろ引っ込んでしまったのですが。推測ですけど、多分先にポンプのアラームが鳴ったので、私のナースコールもそのアラームのせいと解釈、つまり「緊急事態じゃない」という解釈をしたから看護師さんは先に片づけるべきことを片づけてから来たのだろうと思います。希望的観測かもしれませんけど。

クリニックには朝8時から午後1時過ぎまで拘束されてました。心拍数を測れるFitbitの記録によると、うち9:22~10:37は寝落ちしていたようです。

帰宅後は取りあえず温かいお茶を飲んで、3時間近く爆睡しました。それでもすっきりとはならずに倦怠感が残ってますが、食欲は結構あり、おやつも晩ごはんもそれなりの量を食べたと思います。

前回は関節痛やかゆみなどの副作用が抗がん剤投与2日目以降に出ましたけど、今回はどうなることやら。寝込んで動けなくなるようなことは前回もなかったので、今回もそんな感じでそこそこ元気に平穏に過ごしたいですね。

がん闘病記9


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書評:Kelly A. Turner著、『9 Wege in ein krebsfreies Leben(がんが自然に治る生き方)』(Irisiana)