徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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え、緑茶は膀胱がんのもと?(がん闘病記5)

2017年08月15日 | 健康

今日は血液検査のためにがん専門クリニックへ行ってきました。

採血はCVポートで試してダメだったので、腕の静脈から。今日は上手な人で、一発で当たり、痛みも殆どありませんでした。

血液の方には全く問題ないそうで、その点では今のところ抗がん剤に対して問題ある反応をしていないと言えます。

ドクターとの面談で、副作用のことなどを話しました。肌のかゆみやかぶれやすさなどは、抗がん剤 Paclitaxel に含まれるイチイの植物毒によるもので、取りあえず我慢するしかないとのことでした。関節痛もその副作用の一つですが、ひどくなったらイブプロフェンなどの鎮痛剤を服用していいと言われました。

また抗がん剤点滴後は普段以上に水分を取ると循環器系の問題も起きにくく、「起き上がれない」、「だるい」といった症状が緩和されるとのことです。次回の点滴は8月29日なので、そのあとは気をつけることにしましょう。

こうして話が水分に至ったところで、私がよくお茶を飲んでいることを伝えると、「緑茶ばっかりじゃないでしょうね?」と質問されてちょっと驚きました。「お茶は、緑茶や様々なハーブティーまたはジンジャーティーなど色々だし、水もよく飲む」と答えると、彼はうんうんとうなずいて「それでいい」と言い、「緑茶ばかり飲んでると膀胱がんになるからね」と衝撃的なことをのたまいました。

今まで緑茶は健康にいいと思っていたのでビックリ( ゚Д゚)

でもがん専門医が言うことならそれなりに根拠があることなのでしょう。

調べてみると、緑茶に含まれる没食子酸エピガロカテキン(Epigallocatechin gallate、EGCG)は強力な抗酸化活性を示すため、がん治療に有益とされる一方で、この活性ゆえに発がん性の可能性もあるというようなことを見つけました。直接に膀胱がんに関する記述は見当たりませんでしたが、がん専門誌などにそういう報告があったのかも知れませんね。

何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。

がん闘病記6


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抗がん剤の副作用(がん闘病記4)

書評:Kelly A. Turner著、『9 Wege in ein krebsfreies Leben(がんが自然に治る生き方)』(Irisiana)