海外のニュースより

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「テロの陰謀、パキスタンとアルカイダの繋がりが暴露された」

2006年08月12日 | テロリズム
12機の航空機を爆破しようとした陰謀きを調査している刑事によって24人の容疑者のうちの2人の人物の兄弟は、警察が急襲をかける直前にパキスタンで逮捕されたということが昨晩明らかになった。
アフガニスタンとの国境近くでのラシド・ラウフを逮捕したことが、引き金となって、捜査は、いわゆる細胞が攻撃準備をすることを恐れた官憲との先制作戦を始動した。
パキスタンの官憲は、昨夜、ラウフがアルカイダとつながりがあると主張した。「われわれは彼を国境地帯で逮捕し、彼の自白に基づいてわれわれは英国当局に情報を提供した。その情報が英国での他の容疑者の逮捕へと繋がった」とアフタブ・カーン・シェルパオ内相は述べた。
クルシード・カスリ外相は、ラウフが逮捕前にモニターされていたと述べた。
ラウフの叔父は、2002年4月にバーミンガムで殺され、殺人事件の追及の一部としてラウフの同市のセント・マーガレット通の住まいが捜索された。
ローフの逮捕は、最近のパキスタン当局によってなされた7人の逮捕の一部であり、その中にもう一人の英国人も含まれていると理解されている。ラウフの二人の兄弟は、木曜日、バーミンガムで逮捕された。昨夜、ラウフは、陰謀の計画者と攻撃を実行しようと準備していた英国のモスレムとの間に繋がりを作り出した。
昨日、少なくともロンドン東部のウオルサムストウで逮捕された容疑者の一人は、「タブリギ・ジャマート」によって運営されているキャンプに参加した。この組織はアメリカ人によるとアルカイダのための兵員補充基地として使用されてきた。殉教者用のビデオ・テープや他のアイテムが昨日逮捕された29人の持ち物の捜査において発見された。
明らかになったところによると、パキスタンがこの逮捕劇で決定的な役割を演じ、テロの暴露に役立った。英国の反テロ関係の官憲は、テロに参加する予定の英国人の何人かは、二ヶ月前にパキスタンを訪れ、英国に帰国した。
英国の情報当局によると、いわゆるテロの筋書きのもとの情報は、一年前に英国在住の情報提供者から得られた。情報提供者は、モスレム社会の出身だと思われている。
ローフの逮捕と情報的強者からの警告との結びつきが、木曜日の逮捕に繋がった。
24人の逮捕された容疑者の背景についての詳細は、昨日明らかになった。容疑者のうち3人はイスラム教への改宗者である。最年少は、17才で、最年長は35才である。英国銀行によって暴露された預金口座凍結の対象となった19人の名前は、中心的な容疑者である。
何人かはパキスタンを訪問したが、「陰謀は英国で作成され、英国で目標が定められ、英国で挫折した」と治安関係者は述べた。
だが、攻撃が何時行われる予定であったかは、明らかでない。いわゆる参加者はまだ航空券を購入していなかった。
反テロ刑事には、昨夜、木曜日に逮捕された22人の留置請求が認められた。後で、一人は嫌疑が晴れて釈放された。
[訳者の感想]リチャード・ノートン、サンドラ・ラヴィル、ヴィクラム・ドッドという三人の記者の共同記事です。
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