京都に宿と運賃セットのJR東海ツアーズで行った。小田原8時08分発、京都10時11分着予定のひかり503号で行く。小田原駅改札を通ったのが7:34分、10分前にホームに行ったと同時に携帯の地震情報があちこちで鳴り出した。7時58分頃、大阪北部を震源地とする震度6弱だという。ホームの電光板が、電車がまいります、遅れています、運転を見合わせています、にだんだん替わってきた。この時点ではまだどんなに遅くなっても1,2時間の遅れで京都に着くだろうと楽観していた。50分位遅れて電車がきた。乗車したことはしたが、少し走っては長く停まる。この繰り返しになった。車内販売が来たので、水と食料品を買い入れる。一往復時にはまだ商品があったが二往復目にはワゴンには何も商品が無くなっていた。12時前までは、昼は京都の何処で食事をしようかなんて、甘い事を考えていた。さすがに13時を過ぎには何時ごろ着くのか心配になってきた。車内の電光板に「順調に点検が進んでいます」のメッセージにいらつく。13時過ぎたころから、位置情報を見ないことにした。14時には夜の食事の予約を取消した。電車が動くと、眼が覚め、停まるとウツラウツラの繰り返しで結局、京都駅に降りたのが16時24分、ホームに殆ど人がいない、不思議に思ったら改札口での入場規制で人がびっしり、殺気立っていて写真を撮るどころではなかった。切符を見ると京都駅を出たのが16:29分、新幹線切符に自動で印字された遅払証を初めて見た。
宿は新都の新幹線が見える上層階の部屋を取ってもらっている。フロントで今回は4階の部屋だという。上の方の部屋は満室だったのか聞くと空いているので変更は出来ると申し訳なさそうに言い、本日、エレベーターが停まり点検中で動くのにまだ1時間ほど掛かるという。慌てて低い方の4階の部屋にしてもらった。横になったら、そのまま寝てしまいそうなので、かなり遅いお昼というか早い夕食を食べに行くことにした。宿の前に飲食店が集まった「近鉄みやこみち」がある。この西の端にあったのが「東洋亭」という洋食屋。初めてなのでネットで調べると本店は行列ができる人気店で、トマトサラダとハンバーグが人気だとあった。
小田原の老舗鰻屋で、トマトの中をくり抜いて蒸し鶏を詰めたサラダを出す店があるが、東洋亭の「丸ごとトマトサラダ」はH・Pによると「湯剥きしたトマトをよく冷やし、ツナサラダの上にのせ、朝作りのドレッシングをかけた東洋亭の人気メニューです」だとあった。トマトサラダとハンバーグがセットになっているのを注文する。トマトはどこ産、付け合わせのジャガイモはどこ何所産と説明してくれたが、農家でもないので、何所何所産といわれてもあまり興味がない。アルミホイル包みハンバーグは初めてだった。そういえば肉の産地は教えてくれなかった。味は街中の普通の洋食屋さんだったが、店が100年続くというのは、何かがきっと凄いのだろうと思った。