大佗坊の在目在口

見たり、聞いたり、食べたり、つれづれなるままに!!

飯盛山墓前祭

2009-10-02 | 會津
毎年、春と秋の年二回、会津飯盛山で会津弔霊義会主催による
白虎隊士墓祭が行われる。弔霊義会理事長の祭文が読上げられ、
関係者と参加者による玉ぐしが捧げられる。

このあと、恒例の会津高等学校の剣舞委員会の生徒による白虎隊
剣舞の奉納が行われる。剣舞のとき、吟じられる漢詩「白虎隊」は、
明治十七年、私学日新館で教鞭を取られていた佐原盛純氏により
つくられ、飯盛山白虎隊墓前での十七回忌祭に初めて奉納された。

日新館では六科糾則の項令を定め、六科、六行、八則により文武の芸
未熟な者は、二男以下のものに養子を命ぜられるほど厳しいものであった。

墓前祭の剣舞は生徒二十名が白鉢巻に素足、剣道袴姿で墓前のみに一礼して
舞われる。凛として演じられる姿は見ていて気持ちが良い。

















ただ残念なのは、剣舞が終わり、幕末戊辰に思いを寄せていたら、
直ぐ、新撰組の格好をした数名の女性の剣舞のつもりか、踊りが始まった。
なにか厳粛な場に合わない感じがする。コスプレも嫌いではないが、
京都の黒谷会津藩墓地慰霊祭での場違感が思い出されてきた。

少年団結白虎隊 國歩艱難戍堡塞 大軍突如風雨來 殺氣慘憺白日晦
鼙鼓喧闐震百雷 巨砲連發僵屍堆 殊死衝陣怒髮堅 縱奮撃一面開
時不利兮戰且郤 身裹痍口含藥 腹背皆敵將安之 杖劍行攀丘崿
南望鶴城烟焰颺 痛哭呑涙且彷徨 社稷亡矣可以己 十有九士屠腹死
俯仰此事十七年 畫之文之世稍傳 忠烈赫赫如前日 圧倒田横麾下賢

コメント (3)
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