
人形館がオープンをして16日が過ぎた。
毎日沢山のいろんな方々がおいでになる。
少しほろ酔い気分のツァー客。めったに出ない年寄りを伴う家族連れ。子供達。ハンディを持った車椅子の方も多い。
じっくりと人形を前にして、ご年配の男性が泣いている。もう3度目なのという県外者。
館を出るときにほとんどが「また来るよ!」と言って頭を下げてゆく。
こんなにも、愛される人形たちに出会わせてくれた幸せを噛み締める毎日である。
そんな中、盲目の女性が連れを伴って来てくれた。
記憶では、前にも一度名古屋方面から来ていただいた気がする。
最初は戸惑った。・・・・・・・見えない女性がどうやって見るのだろう?・・・という単純な疑問である。
会場はその日も混雑をしていた。
しかし、二人はしっかりと腕を絡め合い、一つ一つの作品の前で見ている。
連れ添っている女性は、人形に添えられた言葉を読み、そして人形の説明を丁寧にしている。盲目の女性はうなずきながら自分のペースで眺めて行った。
私は「はっ

見える自分の中の価値観で相手を見ていたことに・・・・・・。
彼女は見ることが出来なくても、体で感じているのだ。人のつぶやきを耳で読み取り、心の目で見ているに違いないと思った。
特別扱いをして「どうぞ!触っても構いませんから・・・」と言ってしまった自分が恥ずかしく思えた。
付き添いの人は言った
遠いけど、彼女が連れて行って欲しいと願ったと。
柱に寄り添い二人は身動きせず数分じっと何やらしている。
すると、盲目の女性は私にこれを手渡した

そして彼女は「無事 カエル」と一言つぶやいた。
緑色に金の口をした、可愛いかえるの折り紙であるが、実にこれが目の細工も細かく数分で作った物と思えない。
・・・・・・この人形館は、私の自慢である。・・・・・・・
静かに見入る館もあれば、こうして家族(人形たち)に会いに来て、それぞれの想いを吐き出してゆける空気を持っているところだから。
その日はこんな笑顔の素敵なおじいさんにも会いました

ヘヘヘ・・・・・・・もらいました

ところで、リピーターの為に展示替えはどの位の間隔でなさるのですか?(まだ具体的に考えていないのかも知れませんが)
そろそろ落ち着いたら、次の事も考えないといけませんね!
でも、どうなんだろう?あの人形に会いたい!
という人も多いだろうし・・・
美術館に依っては、この作品の展示期間はいつからいつまでですとホームページで知らせている所も有るので、人気のある代表作(どれも人気が有りそうですが)は人形館のホームページに展示期間を載せるのもいいかも知れません。
(今回の展示作品)
「一緒に帰ろう」「母の手」「頑固婆さんの家出」「駅」・・・
のように
また、見たい作品のリクエストポストみたいなのを作って、置いてみるとか、感想ノートに書いて貰うとか、まゆみさんがいない時でも、お客様とのコミュニケーションを繋ぐ、方法も考えたらいかがでしょうか?
まあ私の場合はほとんど見ているので、いつ行っても構わないのですが
心が素直なんですね・・・と言う事は・・・私の心は・・・?
私は毎日はげあたま・・・・ハキハキと元気で明るく楽しく真面目に・・・・笑顔・笑顔!
だけど、はげ頭にはなりたくない!・・・笑顔もほしいが毛もほしい!・・・贅沢か?
その時の先生の心情、その盲目の方の心情を思い、読みながら何故か涙が出て来ました。
素敵な出会いですね。それも先生がお作りになる人形が引き寄せるのでしょうが、もっと突詰めると先生ご自身が持っておられる、なにかよくわかりませんが、なにかがあらゆる人々を引き寄せ感動させるのだらうと思います。
人に教えられて出来ることではありません。
大事にしてください。
いい顔のオジサンですね。人の良さ、優しさが滲み出てますね。人間40歳までは親からもらった顔、それを過ぎたら自分の顔、責任を持てと言われます。私などとてもとても程遠い話ですが、努力だけはしたいと思っております。
(今更遅い!・・ごもっとも、ごもっとも!)
お元気でご活躍、本当にうれしいです。
ジーンとしました。
ついつい硬くなってしまう頭です。
まゆみさんの心に反映された出来ごとが
素直に、そのまま書かれるので
その場に一緒にいたような気持ちになってしまうんです~。
きたきたター坊さんのお言葉。
あうんも40歳はとうに過ぎてます。
顔に責任かあ。。。
ズーン。。。。
いくら 不安定でも 、自分でも嫌になりました。
今日で 43歳! 顔のつくりには 自信が全く無いのですが 責任をもって 行動したいと思います。
閑ジャニさんと 同意見で 私も いつ入れ替えるのか ちょっと気になっておりました。
HPにでも 告知されると ありがたい
作品集でしか見ていないのですが、陽さんの言葉が添えられたこの一枚。いたわり、とか慈しみとか、お二人が共に歩んでこられた数十年が表情に込められているようで、いつまでもいつまでも見入ってしまいます。
翻って、我が身を思う時、私は果たしてこのような優しい表情を夫に向けていただろうか?いつも、ツンケン、カリカリだったのではないか?と反省しきりです。
このおふたりのような顔で老後が送れたら、と願うも、夫が先に永遠に旅立ってしまった私にとっては、見果てぬ夢ではありますが。
いつか人形館で会えますように!
その期間本当に色々な出会いがあったことでしょう。
大勢の方に感動を与えられる、まゆみさんの人形言葉でうまく言い表す事が出来ませんが、とにかく心のひだにビンビン来るのです。
目の不自由な方も感動され帰られたとか、このブログを読みまゆみさんは素晴らしいお仕事をなされていると、思います。
これからも大勢の方が人形館に足を運ばれるでしょう。
また楽しい出会いおおいに、たのしんでください。
これからは、飯山地方でお年寄りの方達も農作業忙しくなる事でしよう。
人形のモデルが沢山目に入るとおもいます。
また感動する人形期待しています。
私の友達に「耳」の聞こえない方がいます。
連絡は FAXだったり メールだったりで、「電話」という手段を避けていました。
でも 先日あちらから電話を貰いました。
家族が通訳しながら、初めて電話で話しました。最後に彼女が「電話で声が聞けて 良かったわ。」って言ったんです。
私も 本当に嬉しかったんですが 今まで電話しなかったことを とても後悔しました。
次男のこともそうですが、「障害」があって初めてわかること、見えることがありますよね。何が大事なことで、当たり前の出来事が本当はとっても幸せだとか・・・。
勉強になりました。
美術館・・・いろいろ行きましたけど、「もう一回でいいかなぁ~」っていう所もありました。高橋まゆみ人形館は「また行きたい。会いたい。」って思う所です。
自分が頑張ったご褒美には 人形館に連れてって って感じなくらい 力をもらえる場所です。 ありがとうございます
ピアノも弾くし、点字の楽譜を読みながらすらすら歌うし…
指揮者の呼吸や指揮棒が風を切る気配で、歌うのだそうです。
「見える」とはどういう事なのか、私もよく教えられます。
おじいさん、とってもいいお顔ですね。
健常者でも 懸命に生きてる人がいる
老若男女 懸命に生きてる人は美しい
早く人形館に行ってみたいです。