高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

鎌倉~大分

2008-04-28 10:33:12 | まゆみのつぶやき室
23日、前日まで創作していた七福神を送り出し、新緑の北鎌倉駅を降りた。

何度来てもいい所だ・・・・。

駅前にある古陶美術館は古い民家3件分を再生して作ったという、こだわりの館で、どっしりとした門構えを通り抜けると、四季の花々が迎えてくれる中庭を囲むように、骨董と日本家屋を堪能しながら、作品を見ることが出来る。

きしむ二階も、慣れてしまえば、味わい深い。
6月1日までなので、鎌倉散策のついでにお立ち寄り下さい。

そんな鎌倉展を機会に、以前、滋賀びんてまりの館長さんが『大分、豊後高田は絶対、この人形のイメージなんだよ』と強く言われたので機会があったら行きたいとタイミングを待っていた。そして今回思い切って行ってみる事にした。

一泊、暇なおじさん事{いとうや}さんにお世話になり、次の日合流した主人と大分に飛んだ。

空港に着くと預けておいた荷を取りに行くと、大笑い

なんなんだぁ~

ジョークの空港を後にしレンタカーで発車!
大分と言えば、湯布院。
御三家と呼ばれる温泉宿は勿論予約できなかったが、町から程近い宿に泊まった。

地元に美術館という話が進んでいるので、「どうして、湯布院は人をあんなに呼ぶのか・・・その魅力を探りたい」・・・とそんな下心もあったのだ。

先が二山になっているのが、由布岳(由布山}
やさしく、見守っている神様のような山である。



これは、湯布院の町おこしに力を注いだと言う3大旅館の一つ「玉の湯」さん。
宿泊は出来なかったが、全てこんな感じですばらしい景観の旅館ばかりだ。
これは、来たくなるはずだ・・・・。

木々と水と、風・・・・どれも必要だと思った。
駅から続く店並も楽しく、日曜日は原宿のような人混みであった。


湯布院も良かったが、やはり、一番の目的でもあった豊後高田はおもしろかった。

昭和の時代を切り取ったイベントや人工的に作られた町並みは良く見るが、ここは古い町並みを今もなお生活しながら、演出している。

人の来ない辺鄙な所だからこそ、逆手に考えて、なら一層古さを見せよう・・・が当ってしまったようだ。
勿論仕掛け人は居たと思うが、その町の人の前向きさがいい。一生懸命さがいい。



駐車場の前には博物館があって、昭和の懐かしいおもちゃやポスター、車などが所狭しと並ぶ。

おや!紙芝居のおじさんも居るぞ。

100円で水あめと型抜きガムもくれた。

町並みを歩いていると



そうだったぁ~
今の子供たちにはこの味わかるわけ無いよな。
でも意外と私は好きでした。

折角だから、ここでお昼



懐かしの給食をいただきましたぁ~。
鯨の竜田揚げに揚げパン。ミルメイクのコーヒー味も牛乳に入れて飲んだよ!


小さな町の昭和の時代に沢山触れて、食べて、見て、満足しましタァ~。

そんなこんなで、ちょっと早いゴールデンタイムを満喫して参りました。


七福神

2008-04-23 07:18:07 | まゆみのつぶやき室


町で見かけた托鉢するお坊さん。

小京都とも呼ばれる、この飯山は沢山の寺が点在し、寺巡りコースがある。そして飯山仏壇は有名で、店を連ねる雁木通りは夜になると黄色い明かりが灯り、風情があって好きな空間でもある。

何故か、この寺めぐりは七福神めぐりとも呼ばれ、一度、挑戦したい作品でもあった。


一度目はもう何十年も前

見よう見まねで、どういう神様か・・・何を持っているのか・・・何も解らず形にした。ころころした可愛い七福神が出来た。
これは、譲って欲しいという方がいて、お譲りした。

二度目は8年ほど前

一度挑戦していたので、作り出したら早かった。
一つ一つの神様の意味合いも頭に入れて、ワイルドに出来上がった。
これは、市に飾っていただこうと、プレゼントした。


三度目は昨年


正月も来るし、縁起のいい物で新年を飾りたい・・・・と作り出したが、7体は結構大変。顔とボディだけ作って、気が乗らずほったらかし。
しかし、今回昨年お世話になった鎌倉古陶美術館の二度目の作品展が近づき、何とか新作を・・・と奮起した。




今回はちょこっと遊び心を加えて、味のある七福神にした・・・・・・つもり。


写真があまり上手くないので、お暇な方は本物に会いに来て下さい。

では、これから鎌倉にいってきまぁ~す!



追伸

今回も、手が廻らない私のお助けをしてくれた暇なおじさん事伊藤さん。

鹿、琵琶、寿老人の巻物・・・・・など、作ってくれてありがとう

長寿の心得

2008-04-09 07:32:59 | まゆみのつぶやき室
桜満開の便りが届く今日この頃。
この辺りでは、やっと、残り雪も消え、ふきのとうが咲き乱れる



ちょっと、裏山を一回りして取ってきました。
もう花も開き、香りもあまりしないけど、さっと、湯通しした湯の中に半日ほどつけて置き、薄味で煮付けるとこれがまた美味しい一品になる。

四季の豊かなこの日本で生まれて本当に良かったと思う。

先日、仕事で移動の際、読んでいた本の中に「長寿の心得」なる物があった。

「還暦」「米寿」は知っている言葉だが、それ以外となれば、意外とわからない。

添えられたコメントも面白かったので、メモしました。


「還暦」   六十才でお迎えの来た時は 只今留守と云え


「古稀」   七十才でお迎えの来た時は まだまだ早いと云え


「喜寿」   七十七才でお迎えの来た時は  せくな老薬此れからよと云え


「傘寿」   八十才でお迎えの来た時は   なんのまだまだ役に立つと云え


「米寿」   八十八才でお迎えの来た時は  もう少しお米を食べてからと云え


「卒寿」   九十才でお迎えの来た時は   そう急がずともよいと云え


「白寿」   九十九才でお迎えの来た時は   頃を見てこちらからボツボツ行
       くと云え



   気は長く    こころはまるく  腹たてず  口をつつしめば
          命  ながらえる




それぞれの、人生旅列車があり、停車駅がある。

たどって来た、駅を振り返ったり、これから向かう駅を思い描いたり

   いい旅だったと言える人生を送りたい

人間ドック

2008-04-04 09:38:26 | まゆみのつぶやき室
今まで、検診というものをまともに受けた事がなかった。

市での検査を予約するも、日程が合わなかったり、忘れてしまったり。
今年はあまり良い運勢ではないと、占いでも出ていて、人生も折り返し地点、
一度しっかりドックに入って隅々まで見てもらおうと、予約をしたのが一月であった。それがやっと、先日一泊二日で検査を終えた。

正直、病院を選んだのは、MRIという脳の検査が出来るかどうかで決めた。
両親が二人とも脳の病気をしているので、遺伝的なものもあるような気がして、それが一番の今回の目的でもあった。

頭に器具を付け、首を固定され、40分程、カチャン カチャンという音の中で目を閉じていた。結果が心配だ・・・・

朝から何も食べずに居たが、空腹感も無く次から次に検査をしていく。
目、鼻、口、胃、腸、子宮、心臓、糖尿・・・・身長、体重まで計って、背が2センチも伸びていた


検査を終えやっと夕飯の時刻になった。
そこで出会った検査仲間と、病院の食事所で会食。
何と、白ワインまで付けてくれて、初めて出会う仲間たちと自己紹介などして、穏やかな時間を費やした。
中には、ご夫婦でいらっしゃった奥様が「温泉でも一緒に行くならいいのに、何で病院ばかりなの・・・」なんて冗談を言ったりしていたが、二人でドックに入れる幸せも噛み締めているかのようである。


ホテルのような病室に泊まり次の日も朝7時20分から検査は続いた。

どうも、甲状腺にしこりが二つあるようだ。
悪性では無いと言っていたが、再検査となった。
その後バリュームを飲んで、あっち向いたりこっち向いたり・・・・・
気持ちの悪さについ、目の前にいる検査員を睨めつけた。全然見てなかった。



そんな二日間の検査を終え、後は結果待ち。

先生に呼ばれ、一つ一つ丁寧に説明を受ける。

3つ程、再検査になったが、それ程重大ではなさそうだ。
しかし、その内の一つがやはり脳。

もう一度、大事になる前にしっかり見てもらいます。
最後に先生が言った。

知能検査に対しての結果・・・・・・貴方は80代だよ