高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

島唄

2006-04-24 09:26:29 | まゆみのつぶやき室
23日日曜日。
週一で通っているストレッチ体操の発表会の日だ!

この日は飯山市民芸術祭の日で、朝からそれぞれの団体、グループ、個人などがステージ発表したり、また展示などをして、日ごろの成果を見てもらう日になっている。

普段、座りっぱなしで人形を作っているので、腰が痛く通い始めたストレッチだったが、この一年に一回の発表では音楽に合わせ、創作ダンスをする。
今年は「島唄」に合わせてのダンス。先生の指導で、40人ほどのどちらかと言うとおばさんたちが、赤と黄色のTシャツを着て、頭には沖縄ふうの長いはちまき。
かっこうは、バッチリ決まった。
でも何度も練習したせいか、島唄に合わせ綺麗に揃って踊れた気がする。途中、音楽が早くなり、マラカスやタンバリン、また鈴やペットボトルに小豆などが入った物を各自で持ち、それは賑やかだった。
今回嬉しかったのは、ひろとくんという20歳の少しハンディのある青年が一緒に参加してくれた事だ。
お母さんが「とっても楽しそうだから・・・」と言っていたのが印象的だったが、
ひろとくんといると、素直でこちらまで純粋になれる気がした。

こんな時間も大切にしたいと思った。
そして、一つの事に向かって練習し、やり終えた後のみんなの笑顔は何か忘れていた遠い昔の事を思い出しさわやかだった。

一日郵便局長さん

2006-04-22 23:21:01 | まゆみのつぶやき室
記念すべき○○歳の誕生日は忘れられていた。家族皆でケーキを囲んでお祝いをしたのは、遠い昔?かな
そんな所に旦那が私の好きなフルーティな白ワインを抱えて帰ってきた。だけど、
他の家ってどうなんだろう?
子供が大きくなっても変わらず、皆でお祝いするのかなぁ~
ちょっと寂しい記念日でした。

その三日後21日は一日郵便局長の日。
めかしこんで、車で着くと「こちらへ」とお出迎え。ちょっと嬉しい。局長室に案内され桜茶でもてなしをされた。

恒例のたすきを掛け、局長から一日局長の任務をいただき、式典へと出向いた。
式辞、一日局長訓示{難無く喋れた}来賓祝辞、そして、団体表彰や、勤続や優秀な方々の授賞式、記念撮影などを行い式は終わった。

その後、局内を案内してもらい、見たことの無い郵便物の流れなどを知り、人の手と、機械の合理さと少し不思議な感覚だった。
でも、あれだけの郵便物が集まる場所。もっとごちゃごちゃしているのかとおもいきや、ござっぱりとして、仕事がしやすそうな局内であった。
その後、一階に下がり、局の窓口ロビーで記念の苗木をお客さんに配った。綺麗なお花をもらって、嬉しくない人はいない。
皆嬉しそうに手を出してくる。
私は少なくなってくる苗木を横目で追いながら「一個ちょうだい!」欲張りおばさんになっていた。

その後、局長室に戻り、あの革張りの黒い大きな椅子に座らせてもらう。横で気さくな局長が「昨日磨いといたから」と。・・・すまん私の為に・・・
そして、そこで仕事の真似事をして、郵便川柳の受賞者3人に賞状を渡した。

最初はいやだ!と駄々をこねてた私でしたが、やって見ると楽しくて、また皆さんが気を使ってくれて、優越感を頂いた一日でした。

   ありがとうございました
   皆さん素敵な方々ばかりでした。

カメラばあちゃん

2006-04-17 09:04:01 | まゆみのつぶやき室
坂田御夫婦が15日やってきた。何処にも寄らず岐阜から真っ直ぐに来たのだと言ったので宿に送るには早い。家の周りの散策開始。坂田夫妻は採りきれないほど芽を出したふきのとうを積んだり、よもぎの新芽、のびろ、あさつきなど、今ある山菜を喜んでスーパーのナイロン袋一杯に入れた。

それから、温泉の露天に入り、民家の宿で一緒に飲んだ。民家の夫婦、大宮から来た御夫婦、皆笑顔が絶えない。坂田さん夫婦も大満足のようだった。

そして、16日、私は増山さんをしのぶ会に名古屋に出かけた。
長野からの中央線は3時間程かかるが、私はどうもこの振り子電車が苦手だ!
汽車に酔うというのは、これだけかもしれない。

会場に着いた。この会は増山さんに関わった同じ徳山村出身の人、マスコミにもたくさん登場した人なので、マスコミ関係の方々、市長さん、映画監督などさまざまな人のお別れの宴であった。ダムで地図から無くなる村をピッカリコニカ{猫でも取れるらしい}と言うカメラで故郷の宝を撮り続けたおばあちゃん。

会場には、増山屋と言う民宿をやっていたので、帳簿や写真、語りを吹き込んだCDなど、グッツがたくさん置かれていたが、司会の人が高橋さんメッセージを・・・
と呼ばれたとき、私は声が震え言葉にならなかった。
それは、肩越しに掛かっていた増山さんの洋服を見たからだ。最後にあったとき、まさにあのズボン、シャツにグレーのベスト、そして白い日よけが付いたボーシを深々とかぶり、飛ばないようにゴムが付いていたと思うがその姿が可愛くて、そこに増山さんが居る様であった。

一緒にホテルに泊まっても、朝食バイキングも食べず、昨日の残り物のコンビニおにぎりを上手そうに頬ばっていたおばあちゃん。今私の人形を欲しがってくれる人がたくさんいるのに、おばあちゃんのそっくり人形を「あげる」と言うのに「いらん!」と返したおばあちゃん。
そして、逢うたび「あんたなぁ~  えらいよ!いいなぁ~」と言って手を握ってくれたおばあちゃんがいた。
今ここで増山さんが居たなら私にどんな事を言ってくれるのだろう・・・

「あんたなぁ~  少し世間に知られてきてもうぬぼれるんじゃないよ!
いいもん創って、故郷の宝見せていっておくれ!」と言ってくれる気がする。

前日、15日は増山さんの誕生日。89歳になる。
おばあちゃんおめでとう。また逢えるよね・・・

今回このしのぶ会を立ち上げてくださった、中村さん、野部さん、ありがとう御座いました。
                      合掌

坂田さん

2006-04-15 09:40:51 | まゆみのつぶやき室
記念切手の打合せが終わり、何とか印刷にこぎつけそうだ。
自分で言うのもなんだけど、とてもいい。今月末頃出来そうです。
また、紹介しますね。

と言う所で、これから家事をするのだが、今日は息子さん夫婦がいる、岐阜高山のお祭を見て、上田の無言館、三水のサンクゼールワイナリーに寄って前にも書いた大切な知人の一人、坂田御夫婦がおいでになる。

午後3時頃というので、その前に掃除をしたり・・・  ニラせんべい{ニラを刻んで、溶いた小麦粉に味噌を入れてゴマ油で薄くやいた物}でも作ろうかな!
毎日掃除をする癖が無いので、人が来てやっと少し綺麗になると言う我が家。
坂田さんたちが来たら、今盛んなふきのとうでも裏山で取って、に入り民家の宿にご案内しよう。
今日は坂田御夫婦とまゆみさんに逢いたい・・と言う、まだお逢いした事が無いご夫婦がその宿に泊まられるそうだ。きっと、仲良しになる・・・そんな宿だ。

私も夕飯の支度をしたら、旦那を連れてそこに一杯飲みに出かける。
昔ここで暮らしたおばさんたちも、都会で暮らしていると、とても恋しくなって時々用も無く電話をしてきて田舎の様子を聞いているが、その気持ちも解るなぁ~

きっと、ここでの田舎暮らしは、私も長野市から嫁いできた身なので、新鮮で素晴らしい物がいっぱいに感じるのだろう。もちろん、人形もここでの暮らしがあったから。

さあ、そしたらやるか!!!

4月は忙しい

2006-04-10 09:44:03 | まゆみのつぶやき室
私事で恐縮ですが、4月はたくさんの出来事がある。

先週放送された、TSBのゆうがたGetお陰様で、いい感じの放送になりました。
でも、放送を見るたび{やせなきゃ!}と実感してしまう私。いやいや人形がメインだった。

そして、今月21日郵政公社の一日局長を頼まれた。たすきをかけて、偉そうな方々の前でしゃべらなければならない。受けたものの憂鬱だ!しかし、この話がくる前から進めているオリジナル記念切手{80円の10枚入り}が素敵なカバー付きで今月から発売になる予定なんです。私は結構手紙が好きで、必ずふるさと切手を使っている程、なのでとても嬉しい出来事だ。

それに、「もう来なくていい・・・」と言う感じの18日誕生日。西暦をばらしているから年もわかってしまいますが、でも、素敵な女性にこれからなって行くかどうかの境かもしれませんね。

そして、新しい田舎の春に逢いに友達がたくさん遊びに来てくれる。
なぁ~んにも無い所だが、これから山菜がなってくる。菜の花も見ごろになるだろう。皆と何して遊ぼうか・・・楽しみだなぁ~

そして、もう一つ、毎週やっている、ストレッチ体操の発表会がある。
照れるけど、

そして、もう一つ、大切な増山さん{一緒に写真展示をしてくれていた徳山村出身の元気なおばあちゃん}のお別れ会に16日行ってきます。

そんな事で、これから一つ一つこれらの出来事を書いていきます。

    増山さんのご冥福とありがたい出来事の数々に合掌

我が家のおじいちゃん、おばあちゃん

2006-04-07 09:26:50 | まゆみのつぶやき室
春になると嬉しい反面、鼻炎持ちの私にはつらい季節でもある。

年寄り人形がトレードマークなのに、我が家のおじいちゃん、おばあちゃんの事をあまり書いた事が無い。ということで・・・

おじいちゃん{75歳}おばあちゃん{68歳}すでに6人の孫ではなくひ孫がいる。長年勤めた会社を辞め、今は農業に専念している。
二人が作る、春アスパラは特に上手い!

そして、とにかく子煩悩だ。末っ子の長男が生まれるのを期に同居が始まったのだが、特に長男に対して目じりが下がる。
小さい頃スーパーに買い物に行けば両手にお菓子、口の中がまっかになるようなものもしばしば。
おばあちゃんは、乳飲み子だった我が子によくたくあんをしゃぶらせていた。
若い頃の私は「こんな物かなぁ~」と思っていた。
しかし、それが度重なると、責任無しのかわいがり・・・と思う事もしばしば。
お迎えと言う作品も
雨が降ると、そわそわしだし、「ぬれて帰ってくれば、今度は忘れない」という母の声も素通りし、いつの間にか消えていたおじいちゃん。

赤子がなじんだ丸い背も、お宝と言ってあぐらの中に子を入れて晩酌をする姿。
やっぱり、あの人形達は身近な物から出来ているんだなぁ~と思う。

しかし、同居というのはお互いそう楽なものではない。
良く、20年以上もやってきたなぁ~と思う。
これからも、葛藤は続くのだろうね。

でも自分の人形達がきっと、先行くみちしるべになってエネルギーを与えてくれるにちがいない。




春の雪パート2

2006-04-02 21:54:21 | まゆみのつぶやき室
泣き尽したのか、それとも、次から次へと来る来客の対応に悲しみを忘れようとしているのか・・・19歳の母親は毅然としていた。笑みさえ浮かべるその瞳の奥のせつなさは、見えない。

息子にとっても、同じ年の死はショックであったと思う。
通夜に、葬儀に、行くと言って出て行ったが、「しっかりお別れをして、そして彼が残したメッセージをしっかり受け止めて・・・」と言う気持ちを抱いた。
私が前に書いた葬式と言うのは残酷だ!悲しんでいる暇も無い・・・と言ったことを友達に言った。
でも友達はたんたんと、それでいいのだと。悲しみに打ちひしがれて落ち込むより、故人に関わった人が次々と別れに来て、家族だけでない、皆でのお別れの時間があって、家族はその落ち込みから救われるのだと。
確かにそうかもしれない。
後々、そういう悲しみが襲ってきても、その悲しみを現実として受け止める時間を与えてくれるのが、お葬式なのかもしれないと思った。

4月2日
今日もどんよりとした小雨であった。
空までもが、若くして亡くした命に泣いているようであった



春の雪

2006-04-01 09:02:28 | まゆみのつぶやき室
3月30,31日は春の雪が降った。
スタットレスを脱いでしまった車で、買出しに行けるかな?・・・と思っていたが、春の雪は瞬く間に消え去ってしまった。
「気まぐれ日記」をブログに変え、少し慣れたせいもあって返信する余裕もできてきた。
家族を送り出し、家事をする前にコーヒーを飲みながらパソコンを開くのが楽しい最近である。

メッセージを頂いた方たち皆さんに返信できませんが、私が一日の楽しみで開いて見ていること、ご了承くださいね。

さて、昨日はとても悲しい出来事があった。19歳の息子の同級生だった子が交通事故であっけなく亡くなってしまった。
「あっけない・・・」本当にそうだ。
親にしたら、この19年間が泡のように消えてしまうのだから。やらなければならないお葬式と言う物も、残酷だと思う。
悲しんでいる暇もなく、人に気を使って家族は切り盛りしなくてはならないのだから。
免許を取って、丁度慣れて来た一年目。
家の息子も以前友達を横に乗せ、横転し側溝にはまったことがある。
大事にはいたらなかったが、運が良かっただけ。
どうか、若いドライバーさんは、注意に注意を重ねた運転をして欲しい。

春の雪は死を持って教訓を教えてくれた。