高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

暑中お見舞い申し上げます

2008-07-31 08:29:41 | まゆみのつぶやき室
この時期、ブログ仲間等から、温かみのある手書きのハガキが送られる。

みんな、マメだなぁ~と関心しながら、もらいっぱなしの私
結構、ハガキに込める事を考える、書く{印刷する}ポストに出す・・・・って、エネルギーの要ることなのに・・・・・・みんな偉い!ありがとう御座いました。


そして、この場を借りて皆さんに、『暑中お見舞い申し上げます』

こんな時期は、庭に出ると花だか、野菜だか、何だか解らないほど元気な草、草、草・・・・・・・。

農家が多いこの辺りは、きゅうりやナス、トマトが豊作で、出荷しても赤字になるほど値が安いと生産農家は嘆く。

家で消費するにも限界がある。

農業を営んでいない人には羨ましい限りかもしれないが、正直、それで食べている人達にとっては、働いて流した汗が収入に繋がらない厳しさを突きつけられる暑い夏なのだ。


我が家は、アスパラ以外はほとんど自家用だが、年寄り達は本当に良く働く。
朝から晩までせっせ、せっせと。

夕飯時のおじいちゃんの一杯に口つける時の、嬉しそうな顔は、この一杯のために一日苦労して働いている・・・と言う顔でもある。


夕方、涼しくなると、私も家周りの草を刈ったり、野菜を収穫したりする。

夕べは見て!





一メートルもある冬瓜を一つ抱いて来ました。

黒いのはカブトムシじゃないよ!大きさを見る為にナスを載せました。


そう、冬瓜です。

今、大きな冬瓜がゴロゴロしているよ!

食べるだけ横に切って、中の種と皮をむいて一口大に切る。
透明になるまで、茹でたら、醤油、砂糖、酒、シーチキン等で味付けし、カラクリ粉でとろみをつけた冬瓜のシーチキン煮




茹でて、さっぱりわさび醤油で食べてもグゥ~


最初は、この冬瓜ともにらみ合いをしていたけれど、今ではこんな風にやっつける事もできるようになりました。


採れ過ぎる・・・・・なんてバチが当たるね。
天の恵みに感謝!感謝!



北九州市立美術館へ

2008-07-21 11:10:23 | まゆみのつぶやき室
17日、19日から始まる北九州市立美術館での作品展の準備の為、羽田から福岡に飛んだ。

何度も乗せて頂いた飛行機だが、こんなに空の上から綺麗に富士山が見えたのは記憶に無い。





さすが、日本一の山である。

堂々と、雲をつき抜け、「我 ここにあり」である。


福岡空港に着き、汽車と直結しているので乗り換えながら、北九州市 小倉駅に着いた。初めての所となるとつい、おばさんの目は、土産物に目が行く。
「今回の土産は、早いが明太子」と決め、会場に向かう。

駅から数分、リバーウォークと言う大きな総合ビルの中に美術館はあった。
商店街から、NHK放送局、新聞社なども入っていて、迷いそうであった。

そのビルに足を踏み入れたとたん、目に入ったのは大きな看板。




身長の倍以上のパネルが飾られていた。
今回パネルのモデルになったのは『つり』の作品。
おじいさんと、孫のにこやかな笑顔が引き立つ。

ここ、北九州市立美術館は本館、分館と分かれていて、見晴らしのいい、山の上の本館では『ミレイ』展が催されていた。
見させていただいたが、すばらしい名画の数々である。
鳥肌が立つような、具象的な絵と説明に感動しきり、ゴッホが刺激を受けたというのもうなずける巨匠の作品であった。

本館では、常設展、伝統工芸展など、さまざまな催し物も開催されていて、いい時間を頂けた。

そして、この日19日から始まる小倉祇園太鼓の前夜祭で、街のあちこちで太鼓の音が鳴り響く。
若者グループが踊りながら叩く。親子のグループが度胸試しのように、子供に叩かせる。ご年配のグループの色気と貫禄が打ち鳴らす。
本番は見れないが、これでも充分、雰囲気を味わえた。







今回は予備日が一日あったので、会場の前にある小倉城を見る事も出来た。


19日初日、テープカットなどをして、広い二会場に置かれた人形達はお客さんを迎えた。

30分もあれば来るのよ・・・・と下関から来てくれた知りあいや、萩から家族みんなで来てくれた、モデルにもなった陽さん。
会えて嬉しかった。

今回は、二泊出来たので、街の散策、文化の出会い、知りあい、友達との再会など、盛りだくさんの、仕事とはいえ、手術後のご褒美の旅でした。

ぶらっと

2008-07-12 18:07:44 | まゆみのつぶやき室
昨日、最後の診察に出かけ、OKが出た。

そんな事で気分も良く、今日はぶらっと国道117号線を車で走って、お気に入りの温泉にでも行こうという事になった。

が、この時期一度は見たい、見事に咲くアジサイ寺に行った。

戸狩にある高原院のあじさいは、少しずつ自然に増えていった感じで、しっとりと寺を覆い、守る感じで咲き乱れる。


階段の脇で見つけた大きなボールのようなあじさい




白いアジサイも可憐だ!



階段を半分ほど上ると、遠慮気味にお地蔵さんが迎えてくれた



あじさいと、おじぞうさんがこの時期、場所取りをしているように見える。


人も少なくゆっくりと散策して、お参りをしてさぁ~行くぞぉ~



青々とした稲の田んぼを横目に見ながらこういう所に暮らしているのに、地区が違えば感慨深さも違う。



この青い田んぼの向こうに、トタン屋根の民家がぽつんぽつんと並んでいる。








こんな光景をしばらく行くと・・・・・・出たなぁ~妖怪・・・ではなくて・・・・・





そう、この辺りでは、道沿いで農産物を売るほったて小屋が多い。


あまり可愛くなかったが、「よってかし{寄っていって頂戴}」の看板犬が情けない感じで私を呼ぶではないか。「ひまだから よってかし!」と。

えんどう豆100円2袋、味はわからない大根一本50円でお買い上げぇ~。


そこを出て、またしばらく行くと、

なんだと思いますか?

これは、たばこの花・・・なんです。
花の下の大きな葉っぱを積んで乾燥させ出荷するそう。
たばこの花って、始めて見たけどピンクで綺麗なんだなぁ~




その後、寄り道はしたが、目的の温泉に着いた。

何故か、いつもと違って空いていたのでゆっくり温泉につかり、ミストサウナを浴びて、ゆっくりした。近くには名水100選にも選ばれた水飲み場があり、龍が窪の沸き水をたらふく飲んで、汲んで、家に帰ってまいりました。



水も、温泉も沢山行ったけど、個人的にここはお勧めですよ!




ただいま!

2008-07-02 18:27:52 | まゆみのつぶやき室
4月のブログに書いた、人間ドックの話し。


実はその時、MRI,CTなどの頭の検査をして見つかったのです。
脳動脈瘤が。4ミリ程のさほど大きな物ではなかったけれど、場所的に破裂したらあぶない・…と言われた。

正直、父も母も脳の病気で寝たきりになっている姿をずっと見てきて、遺伝的な要素もありと言われているので慎重になった。


全ての神経をつかさどる脳
小さな血管を傷つけても、機能が失われる事もあるという。

未破裂だけど、知った以上やらない訳に行かない。
そんな「迷いも無い判断」で手術を18日受けた。
本当言うと、「迷いも無い」・・・・と言いながら、複数のお医者さんの見解や信頼を確信したくて「セカンドオピニオン」という患者が先生を選ぶシステムを使わさせていただいた。

手術日はもう「まな板の鯉」と家族に言われ、手術室に入るといつの間にか記憶が遠のく。

どのくらい時がたったのだろう?・・・・・。後で聞けば6時間近い。

「おかあさ~ん!おかあさ~ん!」と一瞬の目覚めに主人の声がする。

どんな状態なのか、何もわからない。

だけど声が出る。手足が動く。前と何も変わらない・・・あ~   良かった!

次の日、鏡を見るとおでこから左耳にかけて皮膚を開きホチキスで止めた後がくっきり。フランケンのようなサイボーグ。

痛みは我慢できたが、顔が腫れぼったいし、喋れない。
なのに、「内蔵じゃないから・・・」と一週間で退院。

そんなおでこに止められたホチキスも、外来で今日やっとはずれ、腫れも引け、復活。


プライベートな事だけど無事に済んだし、見守ってくださった方々や、自分のこれからの為に、きちんと報告するべきと思いました。

26年前のお産以来の入院だけど、
52歳のこの年、きっとそんな機会を持てたのは、沢山の出会いの中で、自分を突き動かしてくれたのだと思います。


最後に

あれ?「せんせ~いホチキス一個取り忘れてるんですけれど・・・・