高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

人形館

2008-02-28 21:26:05 | まゆみのつぶやき室
今日、地元新聞の記事で、私の人形館が飯山に建設される・・・・と言う記事が出ました。

昨年、市議会でお話が出て、市長さんの「前向きに検討する」と言う答弁は、正直人事であった。

地元にいつか根着かせたい・・・・という思いは強かったが、こんなに早く話が出るとは思わなかった。
しかし、私は本当に運がいいというか、タイミング的にも、今の全国巡業は、二年後が一区切りである。そんな時に丁度こういう話が現実的になろうとしている。

昨年はまず、場所を何処にするかと言う問題で関係者と美術館を見たり、場所探しをした。

私の中でずっと思い描いていたのは、川の流れ、山の景色の移り変わり、そして風や開放的な空気、出来れば、目の前の田んぼで人形達のようなおじいさん、おばあさんが働く姿を、そのまま見せたい・・・・。それこそがここでやる意味がある。
そんな風に思い込んでいた。

しかし、現実的には景観の良い所に限って、何メートルもの雪が降り積もり、何ヶ月も閉ざされる。
それに銜えて、除雪費用や、設備投資に余分な費用が費やされてしまう。

人の税金を使ってそこまで押し通せる自信もない。


まだ、これから・・・・・ではあるが、人の意見を聞いたり、沢山思い悩んで、気持ちよくその日が来る事を祈りたい。

今日、初めてここで本心を書けて、ほっとしています


ありんこさん

2008-02-21 09:18:34 | まゆみのつぶやき室
かつて、まだ手仕事に関わる前、本屋で可愛い一冊の本を見つけた。
かわいらしさと、アイデアと、夢がいっぱい詰まったフエルト素材の小さな人形達の本である。

大高輝美さんの本であった。

針をチクチク動かして、縫う作業は得意でなかったが、安い生地を買い自分でデザインした形を生み出す事が楽しくて、年子の女の子供達にはどれだけお手製の服を着せたかわからない。


そんな時に出会ったのが始めて手にする人形の本であった。
真似てどんどん作った。・・・・・・・おもしろい!
物作りの楽しさは、この本の出会いで広がった。

それから何年も経って、今は仕事にまでさせていただいているが、静岡での人形展会場でサイン会をしていた。
相手の名前を書き入れていたが、そこに「大高輝美です・・・」と。

あれ?あ~   えぇ~~・・・・・驚いた!
そしてとても嬉しかった。
大高さんが作り出す作品そのもの。
私より少しお姉さんだと思うが、ふんわりとした穏やかな、笑顔のかわいい女性であった。

この出会いがご縁で、彼女のブログを覗いたり、たまにコメントを頂いたりするが、あの時のまま、かわいらしい夢の物作りは終わるどころか、昔より意欲的に且つ、溢れんばかりのアイデアを惜しげもなく披露している。

続ける事の大切さと、忘れがちな作る事の楽しさを、いつも教えてくれる彼女のブログです。


大高輝美のありんこのありのまんま

雪国の二月

2008-02-12 08:59:00 | まゆみのつぶやき室
雪国の二月と言えば、一年で一番寒く、雪の多い時である。

この9.10.11日は3連休の人も多いと思うが地元飯山でも、雪の祭典が続いた。長野市内では長野オリンピック冬季大会10周年記念式典が行われたり、国体の開催式が終わり、さまざまな競技が始まっている。

そんな連休の最終日、東京からお客さんが来た。
朝一番の汽車でやってきたお客さんは、コメントでもお馴染み、暇なおじさん{伊藤夫妻}る~い~母さん{寺内さん}の3人だ。

前日も、バスケや舞台で夜遅かったという3人ではあるが、朝一番の新幹線でやって来るフットワークのよさ。

9時半頃に着いたお客さんと漬物とお茶で一息入れたあと、おもむろに下準備してあった具材を机に並べ、昼用の「笹寿司」の講習会?
これは、手があると早いので、無理やり手伝わせた。

笹の上に次々、ご飯、玉子焼き、ぜんまいの炒め物、紅しょうが、胡桃をのせて、籠いっぱいになった笹寿司に重しを乗せてさぁ~準備OK。出かけるヨォ~



行った先は、かまくら祭り

綺麗に並べられた形の揃ったかまくら。中には箱を裏返した椅子と、小さなテーブル。そのテーブルの真ん中はくり抜かれ練炭が炊かれていた。「誰々様・・・ご予約済」などと入り口に張り出されていたので、ここで、ろうそくの明かりを灯しながら、餅を焼いたり、鍋をしたりするんだろうなと思った。





しばし、童心に返った気分で次に行った先は、飯山雪祭り。
地区の勇士が何日もかけて作った雪像が並ぶ。
しかし、雪不足の雪像は暖かな日差しを浴びて、丸みを帯びて黒ずんでいる物もあった。

これらのイベントは9.10.の二日間だったので、11日は人出も少なく、すでに片付けていた。

雪を堪能してもらった所で、我が家に着き、食べ頃になった笹寿司や芋の煮っ転がしなど田舎料理をつつきながら、ブログ仲間の話で盛り上がった。

その後、3人は本日の目的でもある善光寺の 灯明まつりを見る為に、2両のJR飯山線に乗って長野に向かった。
いい一日になったかな!




恐るべし成沢家

2008-02-01 09:39:49 | まゆみのつぶやき室
一月のカレンダーをめくった今日は、朝からシンシンと雪が降り続いている。
屋根の上には50センチ程の積雪が音もなく降り重なっていた。

まだ、明け切らぬうちから、遠くでブルトーザーの音がする。

早朝出勤する人もいる為、道路までの家周りの雪を飛ばしてくれるのも、豪雪地帯ならではの特権だ。中途半端な積雪地帯であると、道に輪立ちが出来、タイヤを取られ車の腰が振られてとても恐い。

そんな雪の日は出かけるのもおっくうになるが、情報を得て、主人の帰りに読売新聞を買ってきてもらった。


短歌会のプリンス未来君の弟、自由君が「心に残る医療」体験記コンクールで最優秀賞になり、顔写真と作文が載っていた。受賞者一覧の中には、双子の弟、希望君も優秀賞で名を連ねていた。


自由くんは障害を持つ兄ちゃんの荷物を持ったりする「兄ちゃん係り」介護の仕事に携わる忙しいお母さんの手助けは希望君の「お母さん係り」

以前、未来君著「一等賞の旗」を読んだが、この中には短歌との出会い、病気との葛藤、家族愛等さまざまな場面が出てきたが、読み終えると胸がいっぱいになった。しかし、幼い弟達の気持ちまではわからなかった。

今回の自由君の作文を読んで、子供ながら、兄ちゃんの悲しみや強さを感じ取って、一緒に悔しい想いもし、尊敬する兄ちゃんの手助けを心に決めていることが、読み取れた。
強さとあたたかさ・・・そして家族のあり方
成沢家には教えられる事ばかり。
そして

同郷にこんなすばらしい家族が居る事を誇りに思う。


神様は時に試練を与えるけれど、乗り越えられない試練は与えないという。