10月18日、福島、喜多方美術館をめざし、朝5時過ぎに出発した。
今回は人形館支配人の井田さんと観光局道の駅課長の岡本さん、そして私の女3人での車の長旅であった。
喜多方はしっとり落ち着いた静かな町の印象で、あちらこちらに喜多方ラーメンののぼり旗が揺らめいていた。
こちらの人は朝からラーメンを食べる人がいるそうで、通称朝ラ~…と言うらしい。
運転は二人に任せ、私は呑気に後ろ座席でうとうと・・・・・・・。
9時半頃目的地に到着
洋風な蔵作りで会場は二つに分かれているちょっと変わった作りである。
館の前には懐かしいお菓子や玩具を並べたお土産屋さんがある
会場に着くと手分して、人形館スタッフが丁寧に包んでくれた人形を紐解き並べて行った。
第一会場の入り口には、小道具の伊藤さんが作ってくれた大衆食堂の喜多方バージョンが並べられ、看板、メニュー、おかず(鰊の山椒煮やいか人参など)地元の人が見れば、受けること間違いない展示がされた。
展示は夕方までかかり、仕事を終えた3人は地元の温泉宿で一泊
人形館がオープンしてから県外で初めてとなる展示会。
関係者も初めてなので蓋を開けてみないとわからない。
初日を迎えた
地元新聞にも記事を載せて頂いた事もあって、オープン前にはお客様が長い列を作ってくれていた。
会場に入ってくるお客様はまるで知り合いのように、人形館に行ったわよ!前に郡山で見てまた会いに来た。近くでやってくれて嬉しい。とそれぞれに嬉しい言葉をくれた。
館のスタッフ達も人の多さに戸惑っていたが、一回のギャラリートークを3回にしたり、サイン会をしたりで、忙しい一日が終わった。
その日私たちは山形米沢に向かった。
折角なので、以前全国を回っていた時、お世話になった印象深い米沢博物館への挨拶と営業を兼ねた来訪であった。
博物館の学芸員さんも変わらずいてくれたので、話もスムーズ。
館内を見せて頂き、その後前にお尋ねした、刺し子の遠藤さんの所へも顔を出した。
暖かく、丁寧な手仕事は変わらず、いつか人形館でも展示してほしいと願った。
久々の2泊の旅は、仕事がらみの気晴らし旅であり、充実した旅でもあった。
人との関係を大事に築いていればこそ・・・・・・・そんな思いでした。