高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

千葉から三度の仙台へ

2010-01-30 19:45:43 | まゆみのつぶやき室
27日、キャプションを書いてくれている千葉のグランパ伊藤さんの店の15周年記念という事でお祝いに駆けつけた。

千葉市川駅で、乗り越し料金を払ったものの、改札を出るとあれ?やけにバックが軽い。
バックを開くと「あ!お財布が無い」・・・・あせった!

お財布にはクレジットカードやキャッシュカード、はたまた健康保険証までみんな入っているので、青ざめたが、オロオロしてもしょうがない。とにかく駅の落し物に聞いてみたり、駐在所にも行って紛失届けを出したりもした。ほんの数分・・・・届いているはずも無かった。薄情な世の中・・・・・

お財布が無ければ、ジュース一本買えない・・・・。
とにかく出きる事と言ったら、キャッシュカードを止める事。銀行に電話をして止めてもらった。
がっくり肩を落とし呆然として、荷物の入ったボストンバックを何気に開いた。

あれ!・・・・・ここにあったじゃん。
見つかってほっとした物の、止めてしまったキャッシュカード。銀行に出向いてまた手続きをしないと復活しないという。
それでも、見つかった喜びには変えられない・・・そんな事が絶えない今日この頃の私であるが、その後グランパでは伊藤さんがこれまで支えられてきたというご縁の深い20人足らずの人の前で、思いのこもった挨拶をして、琵琶の演奏会の後、懇親会の席に出向いた。

その後、旦那も合流して向かった先は、我が家から程近い、松之山出身のオーナーの店「まつむらさん」
この日、グランパは相田みつをギャラリーもやっているので、伊藤さんの配慮もあってか、息子の一人さんの席の横に座らせていただき、私はお酒も入っていたせいか舌もすべらか。
生前「相田みつをさんにとっての傑作は?」と問う質問に相田さんはこう答えたという「自分にとって一番の傑作は息子の一人だ」というエピソードを聞きながら、大人の人に向かって失礼だが、幼子のような何とも言えない、やさしい癒される横顔を眺めた。

気使いともてなしを沢山受けながら、市川で一泊し、翌日早朝、仙台に向かった。


仙台は3度(みたび)の展示会となるが、今回は老舗の遠藤百貨店が時を経てリニューアルし「エンドー イービーンズ」とシャレた名前になっての会場である。

プロデューサーの畑田氏はこのエンドーチェーンの人達とは昔からの深い繋がりがあるという。
元専務である遠藤さんとは、エピソード満載の長い海外旅行を共にしたり、大きなイベントを企画、実行した同士でもあるという。


いい時代の、思い切りを実行してきた彼らは、懐かしく、嬉しそうに語り合い、話しは尽きなかった。


その日、TVや新聞社をまわり準備を終えて、向かった先は何と松島。

松島に島を持つという専務の接待で、この日の私は女王様のようであった。

一人で泊まるにはもったいないツインの広い部屋。

テーブルには春らしい可愛い花のプレゼント。
しばらくすると、ウエルカムフルーツまでが届けられた。

こんな接待は初めてだったので、驚きとため息と・・・・同時にバンザイとだった。

こんなもてなしを受けると、7年間の長い巡回展も後3回で終わる寂しさで胸が詰まってくる。

・・・・と言いながら、頑張ってきた自分へのご褒美として、部屋にマッサージまで呼んでしまった。

マッサージ師は40代前後くらいの、弱視だという女性であった。
この部屋で一人でいるのがもったいなくて、15分ほどの短い時間ではあったが、私は彼女と一緒にフルーツをつまみながら、人生を語り合った。

その後カチカチになった体を揉み解してもらいながら、心も体も癒された気分で心地よく眠りに着いた。



朝早く目覚めると、夕べは気が付かなかったが、大窓の目の前は絶景であった。





目の前の海の向こうにゆっくりゆっくり・・・朝日が登ってゆく

・・・・・ひとりでに涙があふれてきた・・・・・


生きていること・・・・・ただそれだけで、こんなにすばらしいお日様に出会えるんだね・・・














大雪の飯山から大阪へ

2010-01-22 12:08:51 | まゆみのつぶやき室
にっちもさっちも行かない大雪の飯山。

一日中、雪かたづけに追われる人々。一メートルをとうに越す重たい雪に、悪戦苦闘の日々だ。




こんな急な屋根にも乗って、雪を下ろし、下で構えているトラックに乗せて捨てに行く。
その手間隙は雪国の人でなければわからないかもしれない。




屋根から落ちた雪や、道を開く為に寄せた雪は、大きな建物の半分も隠してしまう。

昨年は殆ど雪の無い冬であったが、今年の飯山雪祭り(2月13日、14日)では素材は溢れんばかり。きっと賑やかになるだろう。

そんな大雪の飯山を後にして、20日、初の大阪近鉄百貨店での作品展に出向いた。

今回は初めての真夜中の準備。

店が閉店して、展示台を作り、ジオラマをセッティングした後、自分の出番となる。

夜中の11時~1時頃を覚悟していたが、毎週変わる展示物の準備に手馴れた関係者の手の早い事





若さもあってか、出番は10時頃にやってきた。
12時頃には、準備も終えて明日に備えた。

さて、そうなると、昼間はフリ~

初めての折角の大阪なのだから、町を歩いてみたい・・・・
家を少し早めに出て、1時半頃着いた私はHPを管理してくれている渡辺さんと待ち合わせた。




いつもにこやかな渡辺さんは以前お会いした事のある、かわいい奥様と共に道頓堀に案内してくれ、あれ?・・・無くなったんじゃないの?と思っていた食い倒れ太郎の前で3人で写真をパチリ・・・・買いませんでしたが、一枚1000円でも売っていた。さすが商いの大阪だ!


しかし、大阪というか道頓堀はすごい!
看板の文字には赤を貴重としたインパクト抜群の店が所狭しと立ち並ぶ





こういうのも大阪らしい



あまりにも田舎のおばさんには刺激が強すぎて、案内役の渡辺さんを、写真に収める為に、何度足止めしただろう・・・・ごめんね!

道頓堀では念願だった、本場のお好み焼きをリクエスト。
ふわふわっとした、長芋のお好み焼きや太麺の焼きそばは最高であった。

その後、法善寺では、苔むした水掛け不動にお参りし、通天閣に向かった



通天閣に向かう商店通リは、これがまた面白かった。
道頓堀とは違い、昭和のにおいを感じる古い開けっぴろげの商店が並ぶ。

立ち飲みの店や、くしかつ屋が多かったが、こんな懐かしの店も所々に残っていた。





一回100えんのスマートボール店。
なっつかしぃ~   思わず覗き込んでしまった。
手動式パチンコのような物だが、滅多にお目にかかれない物だと思う。
しかも現役。お客さんも入っていました。

この商店通リでは、スマートボールだけでなく、囲碁や将棋を指す店もある。



ガラス張りなので、中は丸見え。
沢山の人が、真剣勝負していた。

到着した通天閣ではタワーに登り、大阪の町並みを一望して、ビリケンさんの足をさすって、3時間ほどの楽しい大阪観光は終えた。

渡辺さん夫妻の気使いと、楽しませたいという気持ちを沢山頂いて、本当に楽しませて頂きました。知りあいが居て良かった!

「この町は、一日居ても見切れない楽しさがある」・・・もう少し深く知りたい。・・・そんな風に思いました。


ありがとう!
ご縁に感謝




右も左も

2010-01-14 07:00:44 | まゆみのつぶやき室
7日に出かけた両国駅

駅前には力士の手形の台に乗ったブロンズ像
最近、ブロンズに魅かれ、つい見入ってしまう。

五感を感じる、動きのあるブロンズ像が特に好きである。




駅を出ると目の前は国技館・・・・華やかな幟も並ぶ
一月場所も近い





東京の人には見慣れている光景かもしれないが、私にとっては新鮮そのもの。

7日は大雪の中を必死な思いで朝早く家を出て、江戸東京博物館に向かった。







6年ぶりに見る江戸東京博物館は、ドンと構え相変わらずの迫力である。
再びこの場所で出来る喜び。7年目の巡回展も後わずかで一区切りとなる寂しさ。
複雑な心境でもあるが、会場で目にした長い行列は、これまでの活動を後押ししてくれる自信にも繋がった。


思い出せば、8年ほど前

私は殆ど地元から出た事が無く、右も左もわからない箱入りむすめ・・・もとい・・・箱入りおばさんであった。

東京駅に着いたとたん、人の波に飲まれ流されて歩いてしまったり、どっちへ行ったらいいのか、何に乗ったらいいのかさえわからない。

地下鉄という物も、乗ったことが無かった。


しかし、人形と歩いた全国巡回展で、世間知らずも解消され、路線図さえあれば何処にでも行けるようになったし、先日は駅で不安そうにウロウロしているおばちゃんに道案内までしてしまったへへへ


7年間の全国巡回展では、そればかりでなく、出会いも多く人形が繋げてくれたご縁は計り知れない。

互いの住む場所を行き来したりする人達や、こうしてブログで知り合った人達とも文字だけでなく実際会って交流も深まってゆく。不思議な事だ。

こうなると、ブログの世界ほど、不思議で楽しい物は無いと思う


今回お江戸・・・・・という事で、きちんと約束した訳では無かったが、こんなに集まってくれました








後ろの、お休み仲間も集合して、ハイポーズ!


写真を提供してくれたる~い~かあさん、細かい作業を手助けしてくれた峰猫さん
ありがとう御座いました

これからも、こういう輪がもっともっと広がるように、



お詫びとお礼

2010-01-09 07:46:36 | まゆみのつぶやき室
2日から開催されている、江戸東京博物館での人形展であるが、7日顔を出しました。

9時にオープンするやいなや、ゾクゾクと会場に向かって来てくれるお客様達。

瞬く間に、長い行列となった。

今回はデパートなどの会場とは違い、教育をされた職員さんが立ち会う状況ではなく、素人のスタッフ達が対応したので、その言動や対応の悪さに、随分お叱りも受けましたし、私もお客様達と会話や写真なども撮りながら、少しでも気休めになればと対応しておりました。

楽しみに人形に会いに来てくれたのに、帰られたお客様も多く、本当に申し訳無い事をしました。

ここで深くお詫び申し上げます


それでも、救われたのは長い時間待ち、出口で「待ったかいがあった!」と言って下さった方も居たり、出直して何度も足を運んでくれた方もいた。


スタッフ達とも反省会をし、思った事をそれぞれ言いあった。


マスコミで取り上げて頂き、その反響のすごさと恐さも感じた今回の展示会ですが、やはり幸せ者だなぁ~とつくづく実感しております。


4月にオープンする人形館では、ゆっくりと楽しんで頂けるよう、努力したいと思っています。


             深謝!


                     高橋まゆみ拝


新年明けましておめでとう!

2010-01-03 10:54:50 | まゆみのつぶやき室
2010年の幕開けです。



と言っても、もう3日ですね。

信州、飯山は大雪に見舞われています。
シンシンと降り募る雪・・・・何処まで降るんだろう・・・いささか不安になってきています。
今年、開館する、人形館の大屋根も心配である。


おじいちゃんは朝からブルをフル回転。

私はと言うと、2日から始まっている、江戸東京博物館での展示には行かず、家で次々訪れる客のもてなしに大忙しの2日間であった。

親戚の子供達はお年玉をあてに来るし、それぞれの、子供達や彼氏、彼女も来て、いつに無く賑やかであった。

自分なりに決め事があって、百姓はあまり手を出さないが、家事一般(特に料理)は率先してやらねば、嫁として箔が付かない気がしている。


なので、マスコミの影響もあって、すごい人が来てくれているにも関わらず、江戸博へ顔も出さずにごめんなさい!


でも7日には一度顔を出すつもりでいます。


今年は4月24日に地元に人形館がオープンするという一大イベントがあるが、

今までの活動を自信と励みに
これからの活動をひたむきに  精進したいと思っています。


今年も   宜しく  お願い致します