高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

今が旬

2008-05-30 09:09:53 | まゆみのつぶやき室
これは何だと思いますか?





・・・・そうです。竹の子カッター

昨日、信濃町のお友達から旬の竹の子が届いた。
この辺りでは、細い姫竹と呼ばれる竹の子を味噌汁のように煮て食べる竹の子汁が有名だ。




竹の子の先をこのカッターに差し込んでシュ!シュ!っと皮に切れ目を入れむいて行く。



むき上がった竹の子はつやつやと輝くほど。
しかし、根の方や節を抜いて細かく切ってゆけば、食べる所はほんの少し。
この量を熊が出るような山でこんなに採って来てくれた、友達の旦那さんに





家によって、入れるものは違う。卵を入れる家もあれば、シンプルに竹の子だけの家もある。今日の我が家は豚肉とお豆腐、そしてサバの水煮缶。

竹の子の中に一緒に放り込む。
旬の物は、一気に大鍋で煮る。しかし、この大鍋も何のその。明日の朝には4人で食べ切っているだろう。


う~ん美味しそうに煮えてきた。





さぁ~  お一つどうぞ!




味わう事が出来ないので、目だけのおすそ分け


いかがでしたか?

食はすべて

2008-05-28 07:53:05 | まゆみのつぶやき室
アスパラにほうれん草、サニーレタスに春菊、春キャベツ・・・青野菜が豊富だ。



勿論毎日食卓は青物ばかり・・・・青虫になったよう。

さて、先日体操仲間14人で食事をしようという事になった。

前にも何度か利用している、量も味も雰囲気も悪くないイタリアンの店に決めた。

体操後と言う事もあり、程よい空腹感を抱え一番乗りでその店にゾロゾロと入ってゆく。
ランチ1500円には、サラダ、飲み物お変わり自由、主食と簡単なデザートが付く。
いつもは手が出ないほど満腹で、大満足の食事会である・・・・・はずだったが・・・。

店に入ると何か違う。

14人が座れる長テーブルに、すでに簡単な野菜サラダが個々に置かれている。
天井から吊るされたファンの下で、二人前4種類のパスタが湯気も失って置かれている。
それでも、気を取り直してこれから温かい物がじゃんじゃん出てくるんだろうと、おばさんたちは期待した。その後一人前3皿のピザが出ておしまい・・・え~
では、サラダで満たそうかと取りに行けば、「出ているだけで・・・」と言われる。全然満たされない14人のおばさんたちの堪忍袋の尾は切れた

シェフを呼んで、以前との量の違い、対応を問うも「自分が作っているのだから、前と同じ・・・の嘘」
怒ったおばさんたちは個々に大人気ないが攻めた。

確かに小麦粉やバターが無いのはわかるが、団体をないがしろにした対応には呆れた。中には「もう来ないからね!おばさんを怒らせると恐いんだから」の捨て台詞まで。しかし、店を後にした皆は同じ気持ちだったと思う。


そんな事があったと思えば、先日の結婚式でおばあちゃんが、忙しい朝にもかかわらず、赤飯を炊いて小さなおにぎりに丸め、菓子箱に入れて持っていった。
昼頃からの披露宴なので、こんな忙しい時に何も・・・と私は思った。

しかし、その赤飯のおむすびは、待ち時間の繋ぎに、相手の家族との話すきっかけになったり、朝飯を抜いてきている若者の空腹感を抑えたり、みんなの腹持ちと祝いの雰囲気を満たした。

帰ってから、「さすがだね!」と私が言うとおばあちゃんは返した。
「年の功・・・何を言っても食は全て」・・と。


食は人を変えてしまう。

時には怒りに変わったり、穏やかになったり。

最近、実感した出来事でした。










結婚式

2008-05-22 08:55:41 | まゆみのつぶやき室
晴天の18日息子が結婚しました。






小さな森の教会で30人ほどのこじんまりとした結婚式。
昨年秋、突然話があるとやってきた息子。籍だけ入れたいのだけれど・・・・・と。

え?・・・・寝耳に水だった。

しかし、二人の真っ直ぐ望むその目に嘘は無い・・・本気なのだと確信し、家族も前向きにならざるを得なかった。

湖畔にある教会は遅咲きの桜が満開で、新緑の木々から溢れんばかりの光がこぼれる。

5人ほどの丸テーブルは6席。

そして、暑いほどの野外のイベント会場で披露宴。





踊りの仲間達がその為だけにやってきて踊ってくれました。




幼馴みや悪友達も、裸で余興・・・・・・
場を盛り上げるのはやはり友達。


余興が終わり、閉めは両親にプレゼント・・・・子供の産まれた時の体重の何とかベア~と言う熊のぬいぐるみを抱きしめてぽろり・・・・


最後は息子の挨拶。
感極まって言葉が出ない。   一言 二言・・・搾り出すように挨拶をすると、何故かみんな


式を挙げて本当に良かったと思いました。
まだまだ、年も若く、頼りないけれど、世間に育てられ、家族に見守られ、これから地にしっかり足をつけて頑張って欲しいと願うばかりです。







働き者

2008-05-11 15:51:21 | まゆみのつぶやき室
多分、このブログを見てくれる方で、アスパラ農家・・・・の方はいないだろうな・・・と言う思い込みで、書こうと思う。

私の住む、長野県飯山市はアスパラの名産地で、全国一位とは言えないが、かなりの出荷をしている。

豪雪の雪溶け水を含んだ土はアスパラ栽培に適しているらしく、北海道と引けをとらない。


今月に入ってようやく、土からニョキニョキと顔を出し始めた。

天気の良い日には、朝晩二度取りをしないと間に合わないほど、伸びてしまうが、今年はどうした訳か、そんな日はあまり無い。

今日の朝切って来たアスパラは4箱しかない。





専用の機械で長さ太さを切って、切り揃える。




働き者の機会は太さを選別して下に落とし、100グラムずつ丸めるのに、やりやすくする。




ここまでは、私もお手伝い。

後は年寄りに任せて、一人お茶のみタイム




今年はこんな切りくずまで、アスパラジュースになるらしい・・・・。


アスパラは、今月いっぱい位取れればよい方だが、今年はとにかく温暖の差が激しいので不作である。

皆さんにおすそ分け・・・・と行きたいところだが、そんなこんなですいません。


毎日、アスパラの顔を見ていると、元気な時とそうで無い時の顔色もわかり、何と繊細なの・・・・と可愛くなる。

これから、野菜の苗植えや、田植えの時期になる。
年寄り任せだけど・・・

でも、草を取るのも時には楽しい。無心で手を動かせば、どんどん綺麗になるし。
気分転換にもなる。

こんな事を言えるのも、本気でやっていないからかも。

いつか、交替するからね。出来る範囲で《こころのさ・け・び・でした》


不思議な植物

2008-05-04 17:06:01 | まゆみのつぶやき室
5月のゴールデンウィークも真っ只中。

アスパラも出始めて、村の用事も何かとあるので、遠出は出来ないがこれを見逃す訳に行かない。



黄色のじゅうたんを引き詰めた菜の花を背に、千曲川がゆったりと流れる。
奥には斑尾山が望む。

毎年、少しずつ、地域などが参加し、規模も大きくなってきているが、今年はそんな菜の花公園の行き帰りに、千曲川を10人程の人を乗せて船頭さんが運んでくれる渡し船もお目見えした。ちなみに往復500円。


まだ、人も来ぬ連休前の夕方になる頃だったので、「私だけの物・・・」みたいに堪能できた。
菜種の臭いが香る。
菜の花の迷路も楽しんで、ひと時幸せ気分。

そして帰り道、道の駅に寄った。

ここは、地場産の花や野菜が豊富で安いので、いつも人の出入りが激しく活気がある。アスパラはまだ出始めなので、ガソリン並に高い。ぶらぶらしていると『あれ?・・・・なんだろう』

不思議な植物に出会う。

しばし、にらめっこ。長い髭を付けた黒い植物。
名前に『うらしま草』と書いてある。
いろんな角度から見つめていると、確かに浦島太郎が長い竿を担いで竜宮場にでもいくかに見える。




始めてみた、不思議な植物。
帰って調べてみた。

山地の湿地に生えるサトイモ科。

髭が伸び、つりをしているように見えるからついたうらしま草。
この植物は性転換する植物で、比較的小型の個体では雄性。
大型の個体では雌性。




・・・・・さて、900百円で買ってきたこの我が家のうらしま草には、どっちの名前をつけたらいいんだろう???・・・・・謎は増えるばかり。