高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

挑戦

2011-06-23 08:24:44 | まゆみのつぶやき室
久しぶりに、根を詰めて創作する毎日である。

年に二度、3月と9月の末に入れ替える人形館の新作創りに没頭している。

今回は、動乱の戦国時代に生きた、地元信州の武将、真田幸村と十勇士に挑戦。
十勇士には猿飛び佐助や霧隠才蔵、根津甚八や三好清海入道といった大男の坊さんもいる。
個性豊かな十勇士を作りたくなった。






本来の爺さん、婆さんから離れていくね・・・・・などと言われもするが、何の何の創りたいものを創っていけばいい・・・・と心に決めている。
正直言って歴史的な事は良く解らない。
が、今まで多くの方に人形に使って!と言われ頂いた大切な着物や帯の一部分でも人形の衣装になって、それを見つけてくれたら、また嬉し。そんな気持ちで、今回は自分の中では布遊びしたいのだ。

しかし、数え切れない資料はあるにしても、以前上田で買い求めたポスターと、信濃毎日新聞社から出ている「ぼくらは真田十勇士」の本の中に書かれている特長を参考にしながらの作業と自分の持つイメージなので、上手く出来たかはわからない。

そんな根を詰める日々、19日は野沢のM旅館さんの誘いで、再び竹の子狩りに出かけた。

奥深い山をどんどん入ってゆく。

笹薮をどんどん下って行くと、太くて大きな竹の子が。
今年は一度、山に入っているので、恐さもつらさも無く、ただ欲だけがうごめく。

12人程のお仲間はいつの間にか下山?いや登るのだから上山していたが、私だけが、車のクラクションにも気づかず、取り捲っていた。・・・・ハハハ主婦は欲深いのだ

たくさんの根曲がり竹を胸に抱いて、この日沢山の収穫を得た。

その後旅館の奥さん達のはからいで、竹の子ずくしを頂く。
隣りにいる、料理研究家の横山たか子さんや出版でお世話になった山口さんと料理の話をしながら盛り上がる。

目の前には放送作家の加瀬さんもいる。
チャンスとばかり加瀬さんに聞いた
「今、十勇士を創っているんだけど、あれって、実在したの?それとも架空の人物?」

すると加瀬さんはにこやかに答えた。

「それに近い人物はいたかもしれないけど、架空の所もあるかもしれないね・・・・?」と言った気がする。

その内、どんどん加瀬さんの記念日協会の話しにつながり、隣に群馬から来たと言うお客さんもご一緒だったので、群馬名産のこんにゃく記念日とか下仁田ネギ記念日も登録されているなどと、楽しいお話も聞けた。

M旅館さんの皆さん、お世話になりました。
とても楽しい休日になりました

かえるの子守唄

2011-06-04 07:05:47 | まゆみのつぶやき室
6月に入り、田んぼには水が張り、田植えもほぼ終わっている。

そうなると、いっせいにカエルの合唱がはじまる。
青カエルの高い声や牛カエルの低い声。時々かじかカエルの声もする。

そんなカエルの鳴き声も馴れてしまえば子守唄になる。

そんな梅雨時、パートをしていた頃に伺っていたお店の奥さんと出会い、一度頂いた事のある「こごみ」が美味しかった事を告げると、その奥さんの親戚の奥さんと共に3人でこごみを採りに行く事になった。

オバちゃん3人は大きなリュックやナイロンの米袋と紐を背負って山へ山へと入って行った。流れる川が透けて見えるような橋をこわごわ渡る私。しかし、親戚の奥さんの家は、なめこ栽培をこの山でしていると言い、さすがわが山と言った感じで体力はあるわ、足は強いわで頼もしい。
こごみは少し時期が遅く、大分開いてはいたが、蓋を開ければ大きなナイロン袋に一杯。
お陰さまで、沢山の人におすそ分けできました。楽しかったぁ~お世話になりました


その後、今度は前々から約束していた地元IネットのKさんとお父さん(山のオヤジさん)と旦那と4人で竹の子を採りに行った。軽トラの荷台にゆられ、目的地に・・・・。高台から見た田んぼの水面がキラキラしている。風が心地いい。木々の木漏れ日がまぶしい。
ここは、Kさんの家の山(私有地)だと言う。

竹の子と言ってもこの辺りで食すのは根曲がり竹。
長く細い竹の子である。サバの缶詰や豆腐等を入れて、味噌汁で頂く物が一般的だが、旬のものは格別である。


竹の子の自生する竹やぶに入るのは大変だが、見つけたときの嬉しさはたまらない。
竹やぶに入りしばらくするとKちゃんが叫んだ。
「まゆみさ~ん!見てみて・・・」・・・・・・・・・うわ!

思わず私も叫んでた!「おとうさ~ん、見てみて!」見てみて連鎖は続く。


すごい!こんなの初めて。

竹の子が採って下さいと言っているではないか。

山を歩けば、わらびやウドも収穫でき楽しすぎる。

お陰さまで、近間の親戚にもおすそ分け出来、その日の夕餉は大鍋に一杯の竹の子汁を堪能しました。
いい時間を下さって本当にありがとう。来年もよろしく


そして、昨年竹の子採りに野沢のM旅館さんに誘われて連れて行って頂いたが、今年も声をかけて頂いている。標高の高い野沢は一月遅れとなるが、それも楽しみ。よろしくお願い致します。お世話になります


飯山に嫁いで30年近くになるが、こんなに山とお友達になれたのは、今年が初めてかもしれない。

それもこれも、声をかけてくださる方々のお陰。
感謝してます