高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

年の瀬

2010-12-27 08:22:30 | まゆみのつぶやき室
うっすら雪化粧した飯山。

まだまだ足らない雪だろうが、遠くから眺めるとスキー場は真っ白。

人形館にも、正月飾りのしめ縄や門松が用意されている。
年の瀬に一年の速さを実感する。

そんな年末の特別番組が目白押しの中、楽しみにしていた番組があった。
勿論、地元長野で開催されている、全日本フィギャー選手権(真央ちゃんの復活)も見逃せないが、朝日放送のMー1グランプリ2010である。

今までそんなに見た事は無かったが、今回は先日取材で我が家に来てくれたハライチの二人を見る為でもあった。



彼らは、とても真面目で、何処にでもいるお兄ちゃんと言う感じで、彼ら見たさに興奮して居座っていた親戚の子供達とも気軽に会話してくれたり、サインをくれたり・・・・。

その時も、もう始まっていると言うM-1にかける気持ちは強い物があったが、残念ながら最後までは行かなかった。

それでも、4千なんぼの挑戦者の中のベスト7というのはすごすぎる。

これで最後と言うM-1だが、目的を持って、挑戦する中で得るものは大きいと思った。

これからも、TVのこちらで応援するので、頑張って欲しいと思う。

さて、私はと言うと、今は人形のメンテナンスをしています。
28日には、TVを飾った人形たちと言う事で、少し入れ替えもします。

月に一度教えていただいている、着付け教室にも先日行って参りました。




どうざんしょ!



来年は、飯山雪祭りの審査員を頼まれていたり、一日地元警察署長(本当はそんな器ではない)けど受けているので、また忙しくなりそうだ。

しかし、今年の一年の人形館は市民の方々に支えられてきたような物。
お返しのつもりでやらさせて頂きます。

さぁ~   汚い我が家のお掃除
何処から手をつけよう・・・・・・・か。

物がありすぎるんだよね!(ブツブツ・・・・)

今年一年、気まぐれ日記にお付き合い頂き、また沢山のコメントに笑わせていただいたり、深く考えさせられたり致しました。

どうぞ、また来年もお付き合い下さいませ。

   穏やかな  年越しを お祈りいたします

                         2010年 12月末

                             高橋まゆみ拝

親孝行

2010-12-16 08:50:04 | まゆみのつぶやき室

30年近く寝たきりの母は人形展を見たことがなかった。

毎年カレンダーをベットの近くに飾り、月が変わると催促してめくってもらうのを楽しみにしている母だった。

展示をする為に人形は出来上がるとすぐ、展示会場に行くため、母のところにも、自分の家にもほとんど置いていた事が無かった。

そんな母に人形展を見せたくて、ずっと介護をしてくれている兄嫁に頼んだ。

一度ゆっくり自分の人形たちを母に見せたい。

兄嫁は、この時期に来て、寒さと体調を心配したが、ヘルパーさんに頼んで連れて来てくれる約束をした。


寝たきりの母の足は棒のようで、右手はねじれたように固まっている。それでも

小雪まじりの寒い日であったが、母はやって来てくれた。

入口を入ると無表情だった母は写真を見るなり興奮して涙を浮かべた。

静かな音楽が流れる中で、一つ一つゆっくりゆっくり、置かれた人形を眺めながら、言葉にならない母の表情に、しっかりと先に旅立った両親や父を重ねているようであった。



本当に・・・嬉しそうで、うめき声のような声で語りかけたり、涙は拭いても拭いても止まらないでいた。




『母の手』『赤い万華鏡』『さよならの時間』は貴方がくれた私へのおくりもの。
元気だった頃の母に甘えたい。寂しくて仕方が無い・・・・・とずっと思いながらここまで来たけれど、たとえ寝たきりであろうと、こんなにも素敵なプレゼントをくれた母が私にはいる。

会場のDVDもしっかり見ながら、いい時間を過ごさせてあげたと想う。
やっと自分でも本当の親孝行が出来た気がする。


会場に置かれた感想ノートを開いてみた。

こんな言葉が残されていた

『3度目で、ようやく母を連れて来られました。
 視力もおとろえ、足腰も弱くなった母は、高橋さんの作る「母」の人形そのものになっていました。説明を加えようとする私。声が詰まってくるのを感じて、思わず遠のいていました。
 「ありがとう お母さん」

 あなたの様に、多くを望まずに生きて行くから・・・・・』


弾けんばかりの忘年会

2010-12-15 07:09:25 | まゆみのつぶやき室
14日、近間の温泉で人形館の忘年会が行なわれた。

20代~50代後半の12人の仲間たち。

パートさんがほとんどなので、午前と午後に別れ、常備人形館に携わるのは5~6人。
その5~6人で、良く16万人の人を受け入れてくれたものだと驚く。

時々顔を出す私も、忙しくて声をかけられない殺気さえも感じる時もあった。
オープン1年目で、まだまだ至らない所もあると思うが、今年の一年は後に続く為の試練と教訓の年でもあったと思う。

そんな女性ばかりの忘年会は、とても楽しく、弾けた。

近い温泉宿でもなかなか行く機会がないスタッフたちはまず温泉に。

硫黄の匂いが漂う大きなお風呂にみんなで入り、体を温めた。
湯上りのビールで乾杯し、今までの想いを一人一人語った。

人形館に入る前の自分と入ってからの自分を重ね何故かみんな涙もろく、もらい泣きが続く。
それぞれに、一人一人が抱えてきた想い。そして同士のように、ここまで支えあってきた仲間達への感謝。

その時その時想う気持ちは変われども、きっと一生付き合える仲間になって行くだろうと確信した。

ムードメーカーの観光局碓井ちゃんも加わって、一年の忙しさを吹き飛ばす勢いでみんな弾けた。

ビンゴあり、踊りあり・・・・こんなに芸達者がいたのね

その後、地元から来ているスタッフに案内されて街を一周。
シーズンオフのこの時期は閑散としていて、心地よい夜風を感じながら再び宿に帰り着く。

9時から入れ替わると言う違った風呂に再びみんなで入り、少ない時間ながら充実した時間であった。

仕事や家庭から解放された彼女たちの弾け飛んだ笑顔は、これまでの達成感にも思えた。


また、お知らせです

2010-12-06 21:25:22 | まゆみのつぶやき室
12月に入り、一年の流れの早さを感じています。

人形館は、お陰さまで15万人を越え、今だ沢山のお客さんが遠くから、また家族や親戚や友達などと足を運んでくれています。一人でそっと会いに来てくれる方もいる。

オープンして初めての年で、ご迷惑をおかけした事もあろうかと思いますが、スタッフ達は一生懸命でした。

さて、そんな12月から人形館の開館が10時からと冬時間になりました。
閉館は4時ですが、3時30分が最終入場となるので、時間を間違えないようにお願い致します。

田舎の冬は昼が短い。そして沢山の雪が積もり、家に帰ることも大変な飯山の冬。
そんな状況もあり、12月~3月はこの冬時間で参りますので宜しくお願い致します。

また、休館日は水曜日。旗日の日は翌日休館となりますので、折角来ていただいたのに、締まっていた・・・と言うとがっくり来てしまうので、パンフレットには書いてありますが、再度ここでお知らせします。

もう一つお知らせですが、日本テレビで先日取材に参りました。

「DON!]というお昼の番組の中のコーナーに私が出演します。

22日頃と聞いていたのですが、何やら、早まったようであさっての8日、放送になるようです。

時間がある方はご覧下さい。

22日に放送になります・・・・なんて伝えてしまったお客さんには申し訳なく思います。


そんな事で、お知らせでした