高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

草津よいとこ

2009-06-30 07:33:39 | まゆみのつぶやき室
歌いま~す

草津  よいと~こ~いちど~わぁ~おいで~{ヨッコイショ)っと。

今日は歌から入りました。

6月も週末の日曜日、我が村では有志達が立ち上げた「温泉に行こう会」の日帰り旅行日だった。

目指すはしょっぱなで歌った草津

21人ほどのご一行は好天気にも恵まれ、マイクロバスで旅たった。

志賀高原を抜ける志賀草津ルート

積雪を切り分けて、壁になったこのルートは有名であるが、何年ぶりだろう・・・・




曲がりくねった道路は志賀のスキー場を次々と抜けて、白根山へ到着。

下界は蒸して、暑かったが、ここでは半袖ではいられない寒さだ!

でも、せっかく来たのだから登ってみよう。
遠い記憶では30年ほど前に来た様な・・・・・?


噴火口までは20分程であったが、今は少し遠回りになっていて、展望台は以前より離れていた。

石畳の坂道は結構きつく、杖を持ってきて正解。
それでも、可愛い山野草が迎えてくれたり




頂上近くには積み石もありました。
私も記念に一つ置いてっと





「てっぺん」に着くと、「あ~  これだぁ~この光景だぁ~・・」としばし瞬きもせず見入ってしまった。




少し、緑かかった乳白色の噴火口。

ずっと、頭の中に残っていた光景にふたたび合えた・・・・・っていう感じでした。


白根を降りるともう草津も目の前。

日帰りとはいえど、大きなホテルでプールのような温泉に入り食事。

ひと休みして、草津の町に繰り出した。




お!さすが温泉街

温泉饅頭の試食販売の声が飛ぶ。
お茶まで路上でサービスするおばさん。商売熱心だ!


自分の中での草津はもっと古い、しなびたイメージであったが、何々・・・近代的で、おしゃれ。店を回っていても、刺激され、欲しくなったり、入ってみたくなったりする。

途中でひと休み



ゆっくり暖めた温泉卵をつるり・・・・うまかった。

温泉街の中信にある、湯畑に着いた





イオウの臭いに包まれながら、残り少ない時間の中で最後は定番の湯もみショー。





ほろ酔いの、ご一行仲間は飛び入りして湯をバシャバシャ。
ヒンシュクをかっておりました。








山形酒田市・・・・・・ふたたび

2009-06-15 15:19:33 | まゆみのつぶやき室
13日、二度目となる、酒田市立美術館での作品展の為、出向いた。


庄内空港を降りると、海風で傾いた松林を通り過ぎ、30分足らずで会場に着いた。
始めてきた時も思ったが、酒田市と言う街は、何てフラットで広大で、のびのびしているのだろうと感じたが、土地もここに暮らす人達も、この自然そのもの、大らかな感じがする。

今まで、色々な美術館、博物館でやらせていただいているが、こんなに広く、贅沢な庭に囲まれた空間は無い。





綺麗に刈られた芝庭は、まばゆく、先の方に見える二つ並んだ白いオブジェの向こうには、庄内平野や鳥海山や町並み等が見える。
これが、一つの建物の敷地だよ!すごい・・・・・。


美術館は横に長く、ガラス張りになっていて、外と内に仕切りが無いような一体感がある。




この美術館の面白い所は、展示室が3箇所に分かれているということ。
準備には振り回されるが、一箇所を見ると、次の展示室まで移動する時に、この広い芝庭を横目に一息。置かれた椅子に腰掛けたりして、ゆっくり次へと進む。

第二会場を見たら、スロープを少し下がったオープンスペースをぐるりと回る感じで第三会場が終わり、奥のビデオ室へと繋がる。

なかなか面白い設計になっているので、会期は長いし、違う時でも一度訪れて欲しい、お勧めのスポットです。
常設展のブロンズも絵もとても素敵でした。


初日、朝9時オープンすると、次から次と入ってきてくれる人の波。
見てくれる人の表情がにこやかで、嬉しさが伝わってくる。
ギャラリートークでも、自分を取り囲むように多くの人が足を止め、聞き入ってくれて、それは嬉しかった。

そして、この日を待ちわびて居てくれた、二年前の人形展を通して、このブログで知り合った仲間がやってきて写真を撮りました。





まん中の赤いジャージーのぶくさん。小柄で可愛い奥さんのり~さん。
私とぶくさんの間にいるのは、さくらんぼ娘(元?)さん。これを機に、絆を深めたいと前日ぶく家に一泊した閑ジャニ(伊藤さん)と、横に居るのは療法士の佐藤さん。写真を撮ってくれたのは、福祉センターの本間さん。

皆でお昼を食べた後、庭で野立てのような、お茶会が始まった。
伊藤さんがたててくれた冷たいお抹茶のおいしかった事。
少しの時間だったけど、気持ち良かったね!ありがとう。

3時からのサイン会を終え、飛行機に乗るには、まだ時間があったので、行きたい所があった。


そう、あの「おくりびと」のロケで、募集広告を見てやってきたNKエージェント。





ここは、昔 割烹小幡と言う店だったらしく、その洋館部分を使ったらしい。
中での撮影はセットだったらしいが、見物用に再現されていた。



急な階段を上がった3階は観葉植物でいっぱいだった社長室。
失礼して、座らせていただいた。


このシーンがとても印象にあったので、大満足。

今回は仕事ながら、楽しめました。

後ろ髪惹かれる思いで帰ってきた酒田。

私もみたび、訪れたくなりました。










二人の母

2009-06-08 21:47:32 | まゆみのつぶやき室
あまり、家族の事は書きたくなかったが、ブログは日記。

書きたいものを書こうと思う。

私の実家の母は、くも膜下出血で28年寝たきりでいる。
半身不随。言語障害で、会話は出来ない。
父も、脳の病気で二人寝たきりの生活だったが、他界している。

そんな母は、兄夫婦がずっと面倒を見ているが、去年、長年の寝たきりの生活の中で、内蔵がかなり弱っていて、熱を出しお医者さんからもわからない・・・・と言われた。
ショックで、涙が止まらなかった。
それでも、母は命を一日一日大事にしている。
言葉が出ないので、痛みも苦しさもわからない。

わかるのは、体が教えてくれるサインだけ。
今の所落ち着いているし、大丈夫。母の生命力にかけるだけしかない。
今日、母に会いに行ってほっとした。

しばらく逢いにいけなかったので、心配だった。
義姉さんとも、ゆっくり話せた。

自分の家庭で、逃げ出したい、この家庭を捨てたい・・・・と思ったこともあるようだ。しかし、障害を持って生まれた子を亡くし、長い闘病生活を支えているのに、この母が居て、亡くなった子供がいて,[私は強くなれた。逃げ出さない選択が出来る自分になれた」と言った。
・・・・・・・・なんとも・・・・・言葉にならない。
すごい義姉だ!
感謝の言葉も無かった。


もう一人の母は、今同居している主人の母。
ブログとやらに、お母さん、書くなや・・・・と言っていたけれど、もう親戚等にも知られているので、書いちゃうね!

腎臓が良くなくて、もうかれこれ2ヶ月以上の入院生活をしている。

二度ほど外泊をしてきたものの、体力が落ち、色白になった。
規制されてる食事制限と、ベットでの生活。
あの、元気で人一倍働いていたおばあちゃんがここには居ない。

しかし、前向きである。
いつも笑って、人の話しを聞くし、落ち込んだ様子を見せないところが偉いと思う。二ヶ月以上も入院していれば、つらいし、患者さんの中にはいろんな人がいる。さみしさも、つらさも、不安も心配も全て抱え込んで入院生活をしているのだ。

私には真似できないよ!


どうしてこんなに、母は強いのか。

二人の母に学ぶ日々です。

やっと一息

2009-06-05 09:46:22 | まゆみのつぶやき室
いつも、沢山の方が覗いてくれているブログだが、今、人形の作り手としての顔は無い。

もっぱら、お百姓おばさんをしているので、そんな事しか書けない。
でも、唯一出荷しているアスパラはそろそろ止めにしようという事で、やっと一息つけた感じだ。

しかし、お百姓の仕事に終わりも、ここまでも無かった。

次から次と容赦なく出てくる草との葛藤。

害虫との闘い。植えたばかりのナスの苗が、ねずみに食われ、おじいちゃんは頭を抱えている。

それでも、二人で植えた苗は、確実に生長して実をつけ始めた。




今朝、きゅうりを一本だけ収穫し、切って味噌をつけて食べました。
・・・・・・やっぱり採れたては言葉にならない・・・・・うまい!



ナスも、可憐な花をつけて、実をつけ始めている。



トマトもこんな黄色い花が咲くんだね・・・・・。

何年この家に来てから居るのかと言われそうだ。

大根一つでも買っていた家から嫁いだ者にとっては、百姓は、年寄り達がやってくれる物だった。こんな風にトマトの花を興味持って見た事も無かった。

いろいろやってみれば、勉強になるし、収穫の楽しさ、喜びを与えてくれる。




ピーマンもこんな白い花が咲き、もうちょっとで食べごろ


しかし、うっかりしていると
こんな事もある
たべ切れず、畑にほっておいた、キャベツが爆発


                  


白菜だと思っていた、
野菜を育んでいたら、いつの間にか
まん中から芽を出し、花が咲いてしまった

         

今はまだ、涼しくて心地良く、体は疲れても、イヤにならない自分であるが、
これから、夏地獄をどう乗り切ろう・・・・・か。

そろそろ人形も作りたいしな・・・・。

もうじき、山形、酒田での二度目の作品展となる。
仕事ながら、ぶくさんたちにも会えるし、体休めとなりそうだ。