高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

日韓交流展

2010-07-30 08:17:07 | まゆみのつぶやき室
あづぃ~~~!夏が続いている7月の終わり。

人形館がオープンして早、3ヶ月になるが、昨日も館にいると中国から来ているというお客さまを連れた女性が「私、もう5度目なの」と言って、次々といろんな方を連れてきてくださっている。

その中国の方は人形に心動かされた様子で、目をキラキラさせながら自分の気持ちを相手に伝えようと必死であった。
国が違っても、伝わる物は同じ。・・・・・そう実感した私でもある。

そんな中、以前、韓国のチェ、ミンさんと言う男性から電話があった。
彼は大阪大韓民国総領事館の韓国文化院の方で、韓国と日本を代表して二人の人形展を開催したいという趣旨を伝えてきた。

正直どうしたものかと渋った。

人形館がオープンしたばかりで、他でやる気持ちにはなれないでいた。

しかし、チェ、ミンさんのひたむきで、熱心で誠実そうなそのやり取りに心動かされ、また違う国の方とのコラボレーションは初めてなので、楽しみも湧き、お受けした。






9月15日~10月8日まで(日、祝日休み)
会場は  大阪文化院  ミリネギャラリー
入場料 無料

非営利団体の作品展なので、気軽に見ていただければと思う。

ジオラマや演出はほとんど無く、作品数も多くは無いが、人形そのものを静かに見ていただける空間になるだろう。

しかし、そうは言っても、何か作りたい

前々から興味があった、韓国の民族衣装。

王朝時代のものをずっと、韓国映画にハマっていた私でもあるので、作りたいなぁ~と気持ちはあるものの、やはり手がかかる。
そこで考えたのが、民族衣装を身にまとった子供達である。


9月までに何とか作ってお披露目できたらと思っている


大家族

2010-07-16 07:33:20 | まゆみのつぶやき室
我が家も息子家族と同居して、一年ほど経つが、4世代7人家族というのは、大家族の内に入ると思う。

大家族ともなれば、靴の数もすごい!
足は二本しかないのに、ドンだけ靴があるやら・・・・と家族にチクリと言われもしたが、確かに衝動買いしてしまう自分の物も場所を取っている事には違いない。

そうなると、今までの下駄箱には入りきらず、急遽、知り合いの大工さんに作ってもらった。







下駄箱の上は、ミニギャラリーと化している。


先日送っていただいた、北川さん(きたきたター坊さん)の奥さん手作りの着物。
五月さん(そうたのははさん)のまゆみ人形、竹井さん(章魚庵さん)の切り絵の人形館オブジェ。時々、いい香りの煙をあげる、峰子さん(峰猫さん)が下さったふくろうのお香たて。養命酒CMで登場した、私の人形たち。

とても、賑やか、華やかだ。多分、その内ギャラリーの作品も変わって行くだろう。

尋ねてくる方にも褒められた。

靴もどうにか収まったが、居間はおもちゃで溢れている。

しかし、子供の声が聞こえるのは賑やかでいい。


我が家にもう一人加わった家族を忘れてはならない








家族となったココも、一回り大きくなって食欲も旺盛。


「さぁ~  何をたべようかな!』首を伸ばして狙っています。








この日の一日

2010-07-02 06:55:19 | まゆみのつぶやき室
暦も7月を迎えた。

大雨注意報が出るほど、信州は天気が暗転いている。しかし、私の住む飯山市はそれ程の雨も無く、蒸し暑いだけ。

そんな7月1日は大忙しの一日であった。

スイカやホタルの人形を時期を逃さないように差し替えライトも調整。

人形館がオープンすると、メディア関係の方々がいらっしゃった。

そう!この日は5万人の来場者を記録する日でもあった。
各局の取材に応じ、その瞬間を待ちわびる間、NHKの文化口座のリメイク服の講師をしている穂高の大谷さんご一行が総勢45名到着。

人形館を一通り見ていただいた後、前にあるお蕎麦屋さんの二階を借りて、懇談をした。
大谷さんが作ってくれた、ファッショナブルなリメイク服を羽織り、皆の前で一回り。

パッチワークの利いた、それは凝った手のかかった洋服である。拍手が起きた。
手掛ける物は違えど、皆作り手。質問形式で、それに一つ一つ答えていった。

みんなの目は真剣で、30分程の懇談は、いい時間を過ごせたと思う。
彼女らは、その後小布施周りで帰られていった。
なかなか一人では来られないと言う女性もいて、こうしたツアーも、個人には無い楽しみ方もあると思った。

その後、館前には、今か、今かと待ちわびる取材の人達が痺れを切らして待っている。

副市長や局長も来られ、5万人目の来場者は埼玉に住むご夫婦であった。
突然の出来事に、戸惑ったようだったが、記念品を手渡し、荷物が急に増えたのでこの日宿泊すると言う宿まで送って行った。

局の方々は、5万人という数字をどう思いますか?・・・・・と質問された。

正直言うと、こんなに来て頂けるとは思わなかった。
でも、この数字に達する為に、観光局のスタッフが旅行会社に出向き、交渉したり、マスコミに情報を発信したり、沢山の下準備をして来てくれたこと。
入ったばかりの馴れない人形館スタッフ達が、どんな仕事にも前向きで、笑顔で対応してくれる事。

みんなを引っ張ってゆく井田支配人の責任感と統率力には20歳も下とは思えない確かさがあるが、ここまで来るにどれだけ隠れて泣いた事だろう・・・・・。

それでも、彼女らは主役は人形。私たちは黒子ですと語る。

主役の人形は黒子達に支えられ、今日も館で笑顔を振りまいている。