高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

ご報告!

2009-11-20 21:09:37 | まゆみのつぶやき室
11月17日,[徹子の部屋」出演の為、東京に向かった。

収録は午後2時からだったので、日帰りと決め出かけた。
今回は二度目の出演となるが、田舎の素人のおばさんが、何であの「徹子の部屋」に二度も出られるの?・・・・・という疑問の声が聞こえてきそうなのでお答えします。


8年前に出会った、今の人形展を回してくれている、プロデューサーは元NHKでバリバリの仕事をしていた。独立して、展示会を企画する人になったが、やはり元々マスコミにいた方・・・・・その力は大きく、二回目の今回も、7年間の人形展の実績や、来年地元に人形館がオープンする運びとなった事などを携え、交渉していたようだ。しかし、なかなか返事が来ず、あきらめていた時に「決まった!」と報告があり、今回の二度の出演に繋がった。



正直、二度目という事もあり、状況は一応把握しているので緊張は無かった。

それよりも、また、徹子さんに合える。話が出来る喜びのほうが大きかった。

お気に入りの「頑固ばあさんの家出」も再びリクエストにお答えして、徹子さんの前に飾り人形の話で殆ど終わった。

CM中も、二人だけの話が出来たし、「見たい!」と言っていた、閑ジャニ3人グループも早い者勝ちという感じで、スタジオ入りした。

徹子さんは、6年も前になるのに、よく覚えていて下さって、放送後、江戸東京博物館でやっていた人形展にどっと人が押し寄せてくれた事を喜んでくれた。

大先輩で、大女優さんなのに、気さくに私の腕に手を回し、写真を撮ってくれた。





3度目は、もう決して無いと思っているので、本当に良い思い出となった。
そして、一区切りとなる、来年に向け、最高の花道を飾ってくれたプロデューサーに感謝一杯である。


放送日は、12月17日に決定しました。


さて、もう一つ、12月7日大沢悠里さんのゆうゆうワイドに出演します。

これは聞く人は毎日という人もいるようだがラジオ番組です。

私の所は電波が通ら無くて、かすかにしか聞こえないので殆ど聞いた事が無いのですが、大層人気な番組と聞いています。


美味く喋れるかなぁ~・・・・初めては緊張する。勝手がわからないし・・・・。
でも、その時を、楽しみながら大事にしたいと思っています。



さて、来年お正月層々の、江戸東京博物館の展示ですが、年末に私は準備に行き、お正月はやはり主婦なので、家を開けられず、7日に一度顔を出そうと思っています。

なので、もし、おい気合いするなら7日会場に居ますのでお待ちしています。

今は、作品作ったり、打ち合わせしたり、菜っ葉洗ったり、テレビ出たり、忙しい毎日だけど、充実しています。

とってもありがたい、自分だね!  感謝



かけもち

2009-11-12 08:11:40 | まゆみのつぶやき室
11月5日、新幹線で東京駅に着き羽田空港に向かった。

本数が少ない岡山飛行場に着いたのは夕方近かった。そこからタクシーで岡山駅に向かい、伯備線で新見駅に到着した。

駅の裏側にある小高い山の峰に美術館はあった。



いつもなら、準備も終わっている時間だが、今回は二箇所の展示、閉館時間から準備を始めた。

飯山ととても雰囲気が似ていて、低い山並みが建物を包むように、やさしく取り囲む。紅葉真っ盛り。会場から一望できる見晴らしは、ほっと安心感を覚える。





会場はそう広くは無いので、展示数は130体ほど。しっくりと収まった。

準備を終え、ホテルで一泊。

目の前に大きな清流がある。

亀穴・・・・とか言ったかな?水量の少ない川で、流れる水に削られて出来た穴ぼこの石の断層、亀がいたらきっと喜ぶだろうし、魚つかまえをしたくなる・・・そんな絵になる断層に見とれながら初日を迎えた。


最近ではあまり行なわれないオープニングセレモニーに出させていただいた。




その中で、副市長さんの挨拶があった。

私の人形のファンであると言う奥様の事もあり「この作品展をここでやりたいと思っていたら、学芸員が、もうスケジュールに入っていますと。なかなか内の学芸員は見る目がある」と言って下さった。

私にとっては、何よりの言葉で、心底その言葉が嬉しかった。


朝早くから、この坂道を駆け上って来てくれたお客さん、遠くからわざわざ来てくれた知りあい・・・・本当にありがとう。


ここ、新見市は人口の割りに公共施設が充実していて、時間が空いたのでお勧めの文化ホールにおじゃました。
コンサート、演劇などするにはもってこいの、劇場スタイルのすばらしいホール。
一番驚いたのは見て!この緞帳だ





平山郁夫画伯の「絲綢之路天空」シルクロードの絵を再生したものだ。

すごい!迫り来る迫力に圧倒された。
平山画伯の絵の中でも、この絵が一番人気・・・と前に物販の人が言っていたっけ。機会があったら、一度ご覧あれです。

ギャラリートークでは、次々と質問が飛び交い、和気藹々の雰囲気の中で言葉のキャッチボールをし仕事を終えた。

さて、もう一つの展示会場は、浅田さんという学芸員の女性が一人で頑張って美術館を守っている鳥取県の日南市美術館である。

人口数千人という小さな村だが立派な明るい陽だまりのような美術館であった。




表は総ガラス張り

正面の野外にはこんなステージが向かいあって、音響効果が良いらしく、南こうせつさんなどが歌ったそうだ。

ホールや図書館なども併設されていて、喫茶からは焼きたてパンの香りが漂ってくる。

ここも、大きなジオラマを置けば、目一杯という感じもあるが、その分、真近かで見ていただける。
浅田さんはたくましかった。
子を産んで復帰したばかりと聞いているが、街の何処もかしこもポスターが張られ、コツコツと活動いていた事が伺われる。

人形を展示し、スポットを当てる時、なんと彼女は軍手にいつの間にか高い踏み台に乗って支持待ちをしていた。
回転が速いというか、テキパキと何でもこなしてしまうスーパーウーマンであると思った。
本当は聞くと、この浅田さんの人形に対する想いが強く、何年も前からラブコールを頂いていたそう。しかし、運営費や会場の広さなどもあり、実現しないまま、今回の二箇所同時の作品展が実現した。

こんな事まで書くと叱られそう・・・・・
どうか、浅田さんに見られませんように!


会場がオープンすると、あれ?新見であったお客さんがいる。
岡山、鳥取をまたぎ、またもや会場まで来てくださったお客さん。
こんな事は初めてだったので、嬉しい悲鳴であった。

さて、そんな浅田さんがお昼をご一緒に・・・・と連れて行かれた。
山道をどんどん、どんどん奥に入ってゆく。
我々は心配になった。・・・・・家らしきものが無いこんな奥深い所に食べ物やさんなんてあるのかと。・・・・・・には出会えそうだけど・・

しかし、目の前に何とも情緒たっぷりの建物があらわれた。





「ときわすれ   清水屋」 と書かれたおそばやさんである。
時を忘れて、ごゆっくり・・・・と言う意味だろうか。良い言葉だ。もらった

囲炉裏や階段箪笥、いたる所に古きよき物が置かれ客を迎えてくれる。


大きな民家をそのままお蕎麦屋さんにしたもので、周りも風情が合って目を奪う。







ここは、菖蒲公園だったようで、広い庭に四季折々の花が咲くようだ。
縁側に格子戸・・・・憧れの世界がここにはあった。





10割そばと、少し食べてしまったけれど、あたたかい野菜の煮物。建物ばかりではなく、味も裏切らない店であった。


今回、二箇所の会場で行ったり来たり・・・・でも全然疲れなかったのは、きっと関わってくれた方々の本気と真心のお陰だと思う。

ありがとう御座いましたそしてまだまだ宜しく!




季節の移り変わり

2009-11-04 09:54:23 | まゆみのつぶやき室



先日撮った、イチョウの木

銀杏が実を膨らませて、可愛くぶら下がっておりました。

所が、11月3日朝から初雪に見舞われ、冬到来かと思われた。でもまだ11月初旬・・・・・・・ちょっと早すぎる


千葉から来ていたご夫婦が、レンタカーを借りてきたが、この雪を心配して、車を置いて交通機関を使って移動しようかしら・・・・・と。


しかし、雪国にいる者にとっては、こんな雪「へ!」でもない。

昼間からの強い日差しにあっという間に解けてしまった。


それでも、冬の暮らしの準備は淡々と始まっている





たくわん大根も干しました。





干し柿も吊るしました。

注・・・・・みんなおばあちゃんが・・・・・へへへ・・


これから、樹木の雪囲いをしたり、野沢菜をつけたり・・・仕事は山ほどある。

その仕事を終えて、やっと年寄り達は炬燵に包まって、お茶を飲んだり、昼寝をしたり・・・・一年で一番ゆったりした時間を迎えられる。

そんな年月を幾度見てきただろうか。

4世代になった我が家も、色々あるが、戸惑いや気使いもしながら、何とか頑張っている。自分もそうだったように、徐々に徐々にで良いのかなと思う。

4~5歩、歩くようになった孫も一番偉そうな顔で家の中を徘徊している




そんな毎日で、私も仕事に明日から出かける。

今回は、岡山の新見美術館、鳥取の日南町美術館の二箇所で同時開催となります。

11月7日~12月6日まで

私も始めて3泊4日の仕事となる。

初日は会場にいますので、近くの方は是非おいでいただきたいと思います。

これでも、なかなか、田舎のオバちゃんから、作家先生に切り替わるのが大変なのよ

でも、楽しみにしていますよ!