最近、月に一度しか更新していないブログだが、今回は二度。
見せたい人形があったからだ。
小高い場所のレトロ感たっぷりの栃尾美術館での作品展が中盤となり、先日入れ替えをした。
入れ替えたのは良寛さんだけだが今回は二作品作り上げた。
最初の方は旅から帰った良寛さんに、無邪気に子供たちが抱き着いて、遊ぼうとねだっている光景
次の作品は、無邪気に子供たちと手まりをしながら、時間も忘れ無心に遊ぶ良寛さんと子供たち。
こんな言葉が残っている「子供とは真があり、仮は無し」と
いつも、展示会をやらせていただく場所にちなんだ作品をなるべく一つは作りたいと思っているが、今回は新潟にゆかりがある人、そして私は何と言っても、地位や欲、そして寺を持たない世捨て人のようなお坊さんに惹かれる。だるまもその一つ。
本や資料を見てみると、残されている良寛さんの顔はもっと研ぎ澄まされ、静寂が似合う人と言った感じであるが、どちらかと言うと最初の、「もさっ!」とした感じの良寛さんが自分は好きである。こんな風に自分の良寛像を作り上げられるのも人形だからこそかもしれない。
おかげさまで、栃尾美術館には沢山の方が来てくださっている
長岡の方々の市民性なのだろうか、いつも思うのは熱い人たちが多い。
きっと、以前の展示会を見て頂いたリピーターの方も来てくださっているに違いない。
ありがとう!
今回、良寛さんを通して思った
私ももっと,真ある子供と無心に遊べる大人になりたい。
「孫たちに「鬼!」って呼ばれてるしな。