高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

良寛さん

2017-10-23 16:17:13 | まゆみのつぶやき室

最近、月に一度しか更新していないブログだが、今回は二度。

見せたい人形があったからだ。

小高い場所のレトロ感たっぷりの栃尾美術館での作品展が中盤となり、先日入れ替えをした。

入れ替えたのは良寛さんだけだが今回は二作品作り上げた。

 

 

最初の方は旅から帰った良寛さんに、無邪気に子供たちが抱き着いて、遊ぼうとねだっている光景

 

次の作品は、無邪気に子供たちと手まりをしながら、時間も忘れ無心に遊ぶ良寛さんと子供たち。

 

こんな言葉が残っている「子供とは真があり、仮は無し」と

いつも、展示会をやらせていただく場所にちなんだ作品をなるべく一つは作りたいと思っているが、今回は新潟にゆかりがある人、そして私は何と言っても、地位や欲、そして寺を持たない世捨て人のようなお坊さんに惹かれる。だるまもその一つ。

本や資料を見てみると、残されている良寛さんの顔はもっと研ぎ澄まされ、静寂が似合う人と言った感じであるが、どちらかと言うと最初の、「もさっ!」とした感じの良寛さんが自分は好きである。こんな風に自分の良寛像を作り上げられるのも人形だからこそかもしれない。

おかげさまで、栃尾美術館には沢山の方が来てくださっている

長岡の方々の市民性なのだろうか、いつも思うのは熱い人たちが多い。

きっと、以前の展示会を見て頂いたリピーターの方も来てくださっているに違いない。

ありがとう!

今回、良寛さんを通して思った

私ももっと,真ある子供と無心に遊べる大人になりたい。

「孫たちに「鬼!」って呼ばれてるしな。

 

 


神無月

2017-10-10 07:32:41 | まゆみのつぶやき室

 

 

ふわふわと浮かぶひつじ雲

何ともやわらかく、やさしく人々を包む秋の雲だ。

年と共に空を見上げる事が多くなった。

朝起きて、今日の天気を確かめ澄んだ空気にあたり、空を見上げ季節を確かめ、明日の天気を予測したり、月夜に酔いしれ、しばし時を楽しめる自分になった。

こんな時間がいつまでも続けばいいなぁ~と思うが、自然は平等。見上げればいいのだ!

さて、暦もいよいよ10月。私のカレンダーは猫たちのひなたぼっこ。猫の作品も増やして行きたいと思っていますよ。

 

展示替えも終え、今回は長岡市、栃尾美術館での作品展のため、ゆかりのある良寛さんの作品を二つ作りました。

全く違う感じですが、それも、途中で入れ替えて、人形館と美術館とでお見せしていこうかと思っています。

また、ブログでも両方お見せできたらと思っています。

小道具の伊藤孝さんが、以前作ってくれた小物をあさっていたら、こんなものが出て来たので作りました

 

 

  「わしらのストレッチ」です

 

今更、筋力つけてもと思いますが、何とも楽しげで可愛い。

最近思うのは、こんな風な笑顔が見られない。表情がおとなしくなったなと思います。

私の中では、そんな思いもあって、再び出会いたい思いもあって作っています

 

今回の入れ替えでは、その他に「良寛さん、私と僕の宝物」が新作で出ています

来年の3月入れ替えには、大物を出せればと思っています

お楽しみに!