天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『男たちの挽歌』チョウユンファはティロンへの男の友情でホステス嬢のお尻を触りながら予備拳銃を隠す

2010-07-31 12:29:02 | 日記
今日の続編日記も、映画『男たちの挽歌』(香港1986年製作 ジョン・ウー監督 ティ・ロン(狄龍)レスリー・チャン(張國榮)チョウ・ユンファ(周潤發)主演)のことです。
映画では、香港ヤクザの幹部ホーのティ・ロン(狄龍)が台湾にヤクザとの偽札商談に出かける前に、彼の舎弟マークのチョウ・ユンファ(周潤發)とそしてその組ではまだ若いシンと一緒にナイトクラブで酒を飲むシーンが登場します。その彼ら組では若いシンに、極道の体験を諭すマークのとても印象深い言葉を、映画より以下に抜粋します。
『組の幹部への道は厳しいぞ!拳銃で脅迫されたことは?ないだろ?12年前のことだ ホーと初めてインドネシアに行った クラブで現地のボスと会食だ そこで俺が失言した すぐ頭を銃で狙われ 一気飲みを強制された あまりの怖さにチビッたよ!ホーが俺の代わりに飲んでくれた すると今度4挺も銃を突きつられた 何を飲まされたか? 小便だよ 小便を飲んだ!これが極道なんだ 俺は生まれて初めて あの時泣いた 二度と恥辱を受けまいと誓った!』
この極道ヤクザの心境を若輩者に吐露するマークは、若き日のチョウ・ユンファの迫真の名演技です。私も仕事で1984年にジャカルタに出かけたことも有り、とても心に残ったことを、今回映画を鑑賞して再び思い出しました。
そしてマークは、その商談先の台湾でヤクザの裏切りで負傷し地元警察に逮捕されたホーの新聞記事を、香港で読みます。マークは、その裏切った台湾ヤクザに復讐を決意し、そのヤクザらが会食するレストランに出向きます。添付した写真は、その秘めたる志・朋友を思う男らしいチョウ・ユンファの姿です。
その後、この映画でも特筆すべき名銃撃シーンが展開します。中でも、チョウ・ユンファがホステス嬢のお尻を触りながら、自分の予備拳銃を隠すスローモーション映像が、私にはとても印象的です。
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