天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

マリリンモンローは父性を感じるクラークゲーブルと最後の映画『荒馬と女』で共演したがお互いに遺作となる

2010-07-06 00:18:39 | 日記
今日の続編日記は、クラーク・ゲーブル(1901年2月1日~1960年11月16日)が最後に主演した映画『荒馬と女』(アメリカ1961年製作)のことです。
この映画はジョン・ヒューストン監督 アーサー・ミラー(当時のマリリン・モンローの夫)脚本の作品で、共演者はマリリン・モンローとモンゴメリー・クリフトの二人です。
この映画のクラーク・ゲーブルは、前作の『ナポリ湾』とはまるで違う、アメリカネバダ州のある町で暮らす初老のカウボーイを演じています。そして、マリリン・モンローはこの町に離婚のために来た傷心の女性を演じてします。さらに言うと、この男女の確執を巧みに織り込んだアーサー・ミラーの脚本を、美しいモノクロ映像に描き出したジョン・ヒューストン監督の代表的な人間ドラマです。
そして、マリリン・モンローは、クラーク・ゲイブルに強い父性を感じて、彼が父親だったらいいのにと、とても憧れて共演を熱望していた男優だったのです。だから、その演技もお互いに迫真に迫る演技でした。マリリン・モンローは、夫・アーサー・ミラーにはないクラーク・ゲイブルの男臭さに出会えて、とても幸せだったと私は思っています。添付した写真は、その満ち足りた雰囲気の二人です。
しかし、この映画には、何か重いムードが全体に潜んでいるような気が私にはします。この映画完成後、クラーク・ゲーブルとマリリン・モンローが相次いで亡くなってしまい、この作品がお互いの遺作になったからかもしれません。さらに数年後にはモンゴメリー・クリフトも後を追うように亡くなっています。
私が愛したマリリン・モンローは、最後まで自分に無いものを求め、いつも苦悩したとてもかわいそうな女優だったと、私は思っています。
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