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天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『フル・モンティ』男が来てると舞台拒否したR・カーライルに息子W・スネイプは度胸決めてやってこい

2011-11-07 21:33:44 | 日記
今日の日記は、今久しぶりにお茶の間鑑賞しているイギリス映画『フル・モンティ』(1997年製作 ピーター・カッタネオ監督 ロバート・カーライル トム・ウィルキンソン主演)のことです。
私は、最近、年末のイギリス旅行の事前勉強を兼ねて、多くのイギリス映画やイギルス人を自分の日記で、皆さんに多く紹介してきました。
10月11日付日記では映画『パットン大戦車軍団』に登場した連合軍総司令官イギリス軍サー・バーナード・モンゴメリー大将(マイケル・ベイツ)を、8月27日付日記ではイギリス映画の007『ワールド・イズ・ノット・イナフ』を紹介しました。
私は、このモンゴメリー将軍の愛称が”モンティ (Monty)”で、この彼の愛称を題名にしたあるイギリス映画に、007映画『ワールド・イズ・ノット・イナフ』でとても存在感溢れる悪役を好演したイギリス人俳優ロバート・カーライルが主演していたことを、ふと思い出し、この映画『フル・モンティ(原題The Full Monty)』を、レンタル店から借りて、今久しぶりにお茶の間鑑賞しています。
原題の「フル・モンティ(full monty)」とは、「全裸」を意味する英語のスラングです。その言葉の由来は、何でも徹底的にやり遂げないと気が済まないモントゴメリー将軍の愛称(モンティ)からきたと言われています。
この映画は、イギリス北部の街シェフィールドで製鉄所が閉鎖されてしまい、失業した男たちが、生活のために男性ストリッパーを目指して悪戦苦闘する姿をユーモラスに描いたコメディです。
その男たち6人のリーダー格・ガズ(妻と別れて息子の親権問題で700ポンドの養育費が必要な失業中の中年男)で出演しているのが、ロバート・カーライルです。彼は、この映画の2年後には、007映画『ワールド・イズ・ノット・イナフ』の悪役に見事大抜擢されたイギリスの演技派俳優です。
そして、このロバート・カーライルの一人息子ネイサンに扮したウィリアム・スネイプが、父親思いのとてもかわいい自然な演技をして、この中年男たちが主役で女たちはあまり良く描かれていないこの映画に、何か”救いの愛”を与えているような気が、この映画を観て、私は深く感じました。ウィリアム・スネイプは、子供でありながら、男性ストリッパーを目指してレッスンする6人の男たちと一緒にいて、彼らの手助けをしています。
だから、映画の最後に登場する彼らのストリップショーの楽屋に、ガズの息子ネイサンもいます。リーダー格のガズ(ロバート・カーライル)は、楽屋から観客席を覗いてポスターには女性限定と書いているはずなのに、『野郎ども来ていやがる!クソ!』と言って、一人だけ舞台にあがるのを拒否します。
その出演拒否した父親ガズに、息子ウィリアム・スネイプは、『今になって何だよ!だらしないヤツは嫌いだ!パパが言い出したんだ!度胸を決めてーやってこいよ!』と言って、父親に発破を掛けます。
その言葉に、父親は『これが息子の言葉か?』と驚きますが、さらに息子は『行けよ!』をダメ押しをします。これを聞いた父親は手に持っていたウィスキーを飲み干して息子にキスをして、ようやく途中から舞台に加わります。
この場面は、とても父親と息子の親子愛が溢れた名シーンです。私は、このガズの息子役を好演したウィリアム・スネイプに助演男優賞をあげたくなりました。
そして、添付したシーンは、フル・モンティになる一歩手前のガズが用意した赤パンツ姿の男たちです。そして、私は今、この映画『フル・モンティ』を、現役の女性ストリッパーたちに、是非観てほしいと思っています。

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