天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『デュエリスト決闘者』Kキャラダインに語る友の言葉”階級変われば軍紀違反で不可能”を親衛隊首魁に

2012-07-15 10:21:43 | 日記
今日の日記は、今久しぶりにDVD鑑賞して映画『デュエリスト 決闘者』(1977年製作 リドリー・スコット監督  キース・キャラダイン ハーヴェイ・カイテル主演)のことです。添付した写真は、DVD表紙を飾る決闘する二人や映画の名シーンです。左側がハーヴェイ・カイテルで、右側がキース・キャラダインです。
この映画は、名匠リドリー・スコット監督の初期作品(1979年製作の大ヒットした『エイリアン』前)です。彼はこの作品で、カンヌ国際映画祭の新人監督賞を受賞して映画作家としての力量を高く認められました。
イギリス人作家ジョゼフ・コンラッドの小説を原作(実話をモチーフ)として、フランス・ナポレオン軍のある二人の将校、フェロー中尉(ハーヴェイ・カイテル)とデュベール中尉(キース・キャラダイン)の15年にも渡る”決闘”を描いた、その映像がとても美しく近代の西欧における軍人精神が良く判る映画です。
その映画の中で、私がとても印象に残ったシーンがあります。以下に、それをこの映画から皆さんに紹介します。
フェロー中尉(ハーヴェイ・カイテル)と初めて決闘したデュベール中尉(キース・キャラダイン)が、その決闘後、親友である同僚の医師将校(トム・コンティ)の治療を受けます。その親友医師は、デュベール中尉に
『軍人は分からんよ!一体何を考えてるのかな?しかし、”雄ネコ”同士なら、医者など差し向けない (軟膏を差し出して)顔に塗っとけ!』
当時の軍人同士の私闘(医師が語った”雄ネコ”同士)なら、フランス軍中枢にある軍律査問会は、医師を派遣しなかったのです。その名誉を懸けた『決闘』の場合だけ医師を派遣したのです。さらに、フランス軍の内部規律で『決闘』のなる条件3項目を、同僚医師将校がデュベール中尉に語っています。
『彼は君を殺す気だ!無分別な男は、なりふり構わん!考えてみたよ!まず任地が違えば決闘は不可能だ!次に2人の階級が変われば軍紀違反になる!三つ目に国が戦争状態になれば国の戦いが優先する!結局、離れてることだな!彼より前を進め!皇帝を信じて!』
この親友将校(トム・コンティ)が、デュベール中尉(キース・キャラダイン)に忠告した名誉を懸けた”決闘”を回避する条件『2人の階級が変われば軍紀違反』は、相手方のフェロー中尉(ハーヴェイ・カイテル)の階級も、ほとんど同時に上がってしまい、全くその方策は実現しませんでした。
しかし、当時の規律を尊ぶ軍人精神は、私の理想とする”真の男”の条件である『男は素手で喧嘩する(お互いに、対等の立場で)』に相通じる処が大いにあります。私は、このシーンを観て、とても感銘を受けました。
さらに、宿怨の敵・独善的応援教義を信奉する某踊り子嬢親衛隊首魁が、ストリップ客ネット掲示板で、私に対して語った
『○劇来たら、顔が変形するまでぶん殴る。△▼さんの許可は取ってある。』
の悪しき雑言を、ふと私は思い出しました。
だから、この”真の男の戦い”を描いた映画『デュエリスト 決闘者』を、某踊り子嬢親衛隊首魁にも、是非鑑賞してほしいです。そして、彼が、この映画を衷心より深く鑑賞したら、こんな悪しき雑言を吐けません。
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