今日の日記は、映画『カサブランカ』(1943年製作 マイケル・カーティズ監督 ハンフリー・ボガート イングリッド・バーグマン主演)で、ハンフリー・ボガートが語った珠玉の言葉(その2)のことです。
この映画のラストで、ハンフリー・ボガートは、愛するイングリッド・バーグマンとその夫である反ナチ運動のリーダー(ポール・ヘンリード)に、アメリカへ亡命ができるドゴール将軍がサインしたビザ(転出査証)二枚を渡し、リスボン行の旅客機に乗せてあげます。添付した写真は、その飛行場でのハンフリー・ボガート(左)とイングリッド・バーグマン(右)です。そして、ボガートを残し夫婦だけで脱出することを渋るバーグマンに、ボガートは次の有名な別れの言葉をかけます。その二人の別離の会話を英文共、以下に引用・掲載します。
・ボガート:Maybe not todey, maybe not tomorrow, but soon, and for the rest of your life(今日はしないかもしれない、明日もしないかもしれない、でもすぐに、そして、一生、後悔し続けることになる!)
・バーグマン:But what about us?(でも私たちは?)
・ボガート:We'll always have Paris. We didn't have, we'd-we'd lost it, until you came to Casablanca. We got it back last night.(僕たちにはいつもパリの想い出がある!君がカサブランカへ来るまでは失われていたが、僕たちは昨夜、それを取り戻したんだ!)
このボガートの言葉”We'll always have Paris”は、アメリカ映画協会(AFI)名セリフベスト100(2005年選定)の第43位にランクインしています。
私は最も有名なキザな言葉”Here's looking at you, kid.”(君の瞳に乾杯:第5位)よりも、ボガートが真摯な男心を愛するバーグマンに率直かつ端的に表現した”always have” Parisが大好きです。
また、この映画を観て粋な男女の会話を聞くことで、生きた英会話の勉強にもなります。だから、今日の会見で、英語の不適切な表現をした蓮舫節電啓発担当大臣にも、再度この映画を鑑賞することを私はお勧めます。
何故なら、蓮舫節電啓発担当相は、22日午前の記者会見で、東電原発事故の賠償で電気料金引き上げによる財源確保について、『料金をどのようにしていくのか、節電との”インセンティブ(注:やる気を起こさせるような刺激)”という形で示すのが筋ではないか?』と語っています。
この”インセンティブ”という言葉は、プラス思考の意味がある表現です。何故、料金引き上げという強いマイナス思考が”インセンティブ”との表現になるのか?私には甚だ疑問です。ここの文章で使用するなら、料金を高くして節電効果を期待する”ペナルティー”の言葉が相応しいです。
しかし、彼女は、5日には値上げの節電効果について『平時であれば電力需給の抑制に一定の効果は一般的に出るが、こういう事態において節電あるいは通勤通学の不便も我慢していただいている。』と述べて、安易な値上げはすべきでないとの見解でした。
彼女には、私が言及した”七つの大罪”の1番目の項目『論理一貫性の欠如』を、ただ正直に表現したのかもしれません。でも、まったく論理の一貫性が欠如した見解でも、正しい日本語の表現が必要です。間違った表現をしていれば、もう誰からも相手にされなくなります。
だから、使われている英語表現がとても参考になるこの映画『カサブランカ』を、蓮舫節電啓発担当相には、じっくりと鑑賞し自己研鑽してほしいと私は思っています。
この映画のラストで、ハンフリー・ボガートは、愛するイングリッド・バーグマンとその夫である反ナチ運動のリーダー(ポール・ヘンリード)に、アメリカへ亡命ができるドゴール将軍がサインしたビザ(転出査証)二枚を渡し、リスボン行の旅客機に乗せてあげます。添付した写真は、その飛行場でのハンフリー・ボガート(左)とイングリッド・バーグマン(右)です。そして、ボガートを残し夫婦だけで脱出することを渋るバーグマンに、ボガートは次の有名な別れの言葉をかけます。その二人の別離の会話を英文共、以下に引用・掲載します。
・ボガート:Maybe not todey, maybe not tomorrow, but soon, and for the rest of your life(今日はしないかもしれない、明日もしないかもしれない、でもすぐに、そして、一生、後悔し続けることになる!)
・バーグマン:But what about us?(でも私たちは?)
・ボガート:We'll always have Paris. We didn't have, we'd-we'd lost it, until you came to Casablanca. We got it back last night.(僕たちにはいつもパリの想い出がある!君がカサブランカへ来るまでは失われていたが、僕たちは昨夜、それを取り戻したんだ!)
このボガートの言葉”We'll always have Paris”は、アメリカ映画協会(AFI)名セリフベスト100(2005年選定)の第43位にランクインしています。
私は最も有名なキザな言葉”Here's looking at you, kid.”(君の瞳に乾杯:第5位)よりも、ボガートが真摯な男心を愛するバーグマンに率直かつ端的に表現した”always have” Parisが大好きです。
また、この映画を観て粋な男女の会話を聞くことで、生きた英会話の勉強にもなります。だから、今日の会見で、英語の不適切な表現をした蓮舫節電啓発担当大臣にも、再度この映画を鑑賞することを私はお勧めます。
何故なら、蓮舫節電啓発担当相は、22日午前の記者会見で、東電原発事故の賠償で電気料金引き上げによる財源確保について、『料金をどのようにしていくのか、節電との”インセンティブ(注:やる気を起こさせるような刺激)”という形で示すのが筋ではないか?』と語っています。
この”インセンティブ”という言葉は、プラス思考の意味がある表現です。何故、料金引き上げという強いマイナス思考が”インセンティブ”との表現になるのか?私には甚だ疑問です。ここの文章で使用するなら、料金を高くして節電効果を期待する”ペナルティー”の言葉が相応しいです。
しかし、彼女は、5日には値上げの節電効果について『平時であれば電力需給の抑制に一定の効果は一般的に出るが、こういう事態において節電あるいは通勤通学の不便も我慢していただいている。』と述べて、安易な値上げはすべきでないとの見解でした。
彼女には、私が言及した”七つの大罪”の1番目の項目『論理一貫性の欠如』を、ただ正直に表現したのかもしれません。でも、まったく論理の一貫性が欠如した見解でも、正しい日本語の表現が必要です。間違った表現をしていれば、もう誰からも相手にされなくなります。
だから、使われている英語表現がとても参考になるこの映画『カサブランカ』を、蓮舫節電啓発担当相には、じっくりと鑑賞し自己研鑽してほしいと私は思っています。