インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

できると信じる

2011-04-26 06:18:30 | カスタネダ『呪術の実践』 !
  夢の中で自分の手が見られるのか?という問題について、クリアされた方から励まし(?)のアドバイスを頂き、我が輩は今、挑戦しているところである。これを見ている方も、「そんなことができるのだったら…」と興味を持っているかもしれない。アドバイスによると、とにかく「内的対話(自問自答する意識のこと)を止めることが最重要」とのことだ。つまり、こうやってグダグダ考えながらキーボードを叩いているようでは、「夢見な精神状態」には程遠いわけで、そんな間があれば、内的沈黙を維持するために、瞑想というか、座禅でもして無の境地にもって行くよう努力すべきか(しかし…)。

 視線を頻繁に動かしているのを、第三者に目撃されたら、かなりである。眼球を動かしすぎると目が疲れ、乾燥してくる。「眠そうですね」とか言われるし、それは夢見がしたいわけだから、本当なら働かずに眠っていたいのである(何という怠け者だ!)。首を動かすことでも、視点を動かせるわけであるから、大都会に出た田舎者のようにキョロキョロする。脳細胞は確実に刺激を受けており、何かしら脳が活性化してきたような気がする。ただ運転中とかはこんなことをしていたらヤバイような…(しかし一番効果があるような…)

 それにしても、内的対話を止め続けるということは、どっかの山奥か洞穴に何か月もずっと一人でこもっているようなものであるからして、条件的に非常に難しいと思われる。まず家族と一緒に生活するのはだめで(喋ったり気を使う)、仕事に行くのもだめで、もちろん、ネットでブログを更新するのもあり得ない。やはり(あの呪術の世界は)古代人の世界であり、現代では到底発見されえない。

 しかし長い年月さんは、「夢の中で手を見た」だけでなく「非有機的存在」も見られたようで、どんな条件下であれ、絶え間ない努力で到達できるのかもしれない(天性も大きいような気もするが)。「人間はどんなことでもできる!」という強い信念で(狂気のような)、我々が今知覚しているのとは別の世界へトリップできるのか。酒を飲んで意識が変わるのも面白いが、それは余りにも底が浅く、不安定で、はかない。

 とにかく世界が(特に日本が)不安定になってきており、原発事故とかで人間の理性が揺らいでいる。そういう時こそ、古代人の知恵が必要なのかもしれない(ぐだぐだ妄想しているようでは、その知恵も全然引っ張って来れないわけだが…)。

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