インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

どの政党を応援すればいいのか? 共産党は…

2009-06-16 21:03:26 | 自己主張
 総選挙が近いのか、ポスターやプラカードが彼方此方で掲げられてある。ある家庭では、玄関に「公明党」のプラカードが置いてある。地方都市(福山)で家賃3万円要らない(とれない)アパートの前に、「共産党」支持のプラカードが置いてあり、「やはり貧乏人が共産主義を支持するのは理に適っているか」と思ったものだ。

 資産を持たない階層が、「己の才能・努力」以外で、今後よくなることを期待するには、宝くじを当てるか、政治改革(革命に近い)ぐらいしかないからである。

 かつて 蟹工船ブーム? 共産党の時代?! で、共産党政権誕生について考えてみたが、マルクスの理論では労働者階級が団結して、資本家からの搾取をなくす…となっているが、日本だけで共産党が誕生しても意味がないだろう(警戒されるだけ?)。中国はともかく、アメリカも、ヨーロッパも共産主義社会にならねば、世界経済システムから除け者にされ、石油や小麦など必要物資が日本からなくなるだろう。

 資本主義の方が、共産主義よりも、はるかに人間の生命力が発揮される。この間、NHK『通商国家の挫折』~綿と石油~で日本が発展していき、戦争に突入する過程を考えたが、「ああ、野麦峠」のように、労働者が無茶苦茶に酷使され、国家が豊かになったという事実がある。

 『蟹工船』では、小林多喜二がその有様をリアルに描写し、「カニを獲る労働者(さらに缶詰にする)を酷使している資本家(の手先)と闘おう! 労働者よ、団結せよ!!」という内容であった。しかしそれを許さない歴史的背景だったので、書いたがために惨殺されてしまった(見せしめか)。

 ただあの時、日本で共産主義が成立していたら、今のような豊かな国になってはいまい。むしろ北朝鮮みたいになっていたかもしれない(憶測)。

 共産主義は、自由を政府にゆだねるシステム。権力欲の強い人間が、組織のトップに立てば、危険な状態になってしまう。金より権力が強いと、人間の生命力は変な所に発揮されるのかもしれない。

 結局、資本主義の中での自由な競争世界(市場主義)が一番良いのだろうが、

 こうシャッター商店街だらけになって、イオンなどが赤字とかいうと、一体競争で勝っているのは誰なのだろうか?と思いたくなる(外国か?ハゲタカか?)。

 出版世界も最大手の講談社とか赤字だし…。そもそも日本国政府自体が… 

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