インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

5月9日 …第1章 マジカルパス①

2007-05-09 00:48:19 | カスタネダ『呪術の実践』 !
第1章 マジカルパス①

意図を準備するシリーズを、ふざけ半分?で写真を参考に少し体を真似てみた。
エネルギーをすりつぶる。かきたてる…。

あん?

まだ認識が甘いようだ。

カスタネダの本を冒頭から熟読する。

次のようなことが書かれている。

マジカルパスの発見→ 古代の呪術師たちが高められた意識の忘我状態にあるときに経験した、並々ならぬ幸福感がその始まりだった。彼らはぞくぞくするほど素晴らしい大きな活力を感じたものだから、目覚めているときに、どうにかしてそれを再現しようと勤めたのだそうだ。

その幸福感が生じる時は、自分たちが決まって何か特殊な体の動きをしていることが分かった。高められた意識状態にあるとき、体が無意識のうちにある動きをする。その動きこそが、肉体と精神の異常なまでの充実感の原因なのだ、そう悟った…。

高められた意識の中で、それらの動きは自然の生じるのであり、しかもそれらの動きの効果を導く力が存在するのであって、彼らの意思はそこには介在していないのだ。

ドン・ファンの説明によると、見る者の目には、宇宙は無数のエネルギー場からなっており、そのエネルギー場はあらゆる方向へ伸びる輝く繊維として見えるのだという。これら繊維は人間という「輝く球体」の中で交差している。

ドン・ファンいわく、
「マジカルパスは普通では説明できない効果をもたらす。それらの動きは肉体運動でも単なる姿勢でもない。そうではなくて、最高の存在状態へ到達するための試みなのだ。その動きの不思議さは、動きを実践するものが経験する微妙な変化にある」

「それは肉体および精神状態にもたらされるほんの束の間のもの、一種の輝き、目に映る一条の光なのだよ。この微妙な変化は『精霊の接触』なのだ。その動きを実践するものは、使われていない生命力と絆を取り戻すことが出来る、そう言っても良いだろう…

 …これを実践することによって、呪術師は知覚レベルにおいて、世界を名状しがたい仕方で感知できる別の存在状態へ移されるからだ。それゆえに、これは体操として行うのではなく、力を招き寄せる方法として実践しなければいかんのだ」

 いったいどんな境地に達するのだ??


 このマジカルパスを実践すると、「社会化の仮面」が剥ぎ取られるらしい。
社会化の仮面は、我々がこの世で身につける虚飾。誰もが必死で守ろうとしている。
我々の行為は全てつながっている。鎖がある。似たもの同士でひとくくりにしたり、目的別に分類したりする。

呪術師が変わっているのは、これらの鎖が、事物は神の言葉のように永劫不変だという人間の考えと関係していることを「見る」ことが出来るということ。


なかなか難しいことが書いてある。

インディオ、眠くなってきた。
本日の学習はここまで。 


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