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『L.A. ギャング ストーリー』

2013-05-20 20:53:13 | 映画(あ行)
               正義のために、法を犯せ。


『L.A. ギャング ストーリー』
監督・・・ルーベン・フライシャー
出演・・・ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン、ニック・ノルティ、エマ・ストーン、ロバート・パトリック、マイケル・ペーニャ、ジョヴァンニ・リビシ、アンソニー・マッキー 他

                   【解説】
ロサンゼルスで暗躍した実在のギャング、ミッキー・コーエンと、街の平和を取り戻そうと立ち上がった市警との壮絶な抗争を描いたクライム・アクション。ポール・リーバーマンによる実録ルポを基に、『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー監督がメガホンを取る。オスカー俳優ショーン・ペンが伝説のギャング王にふんし、彼との戦いに挑む男たちに『ミルク』のジョシュ・ブローリン、『ドライヴ』のライアン・ゴズリングら実力派が顔をそろえる。
                  【STORY】
1949年ロサンゼルス、ギャング王ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)はドラッグや銃器売買、売春などで得た金で街を牛耳っていた。警察や政治家も意のままに操るコーエンに誰も歯向かえずにいたが、街の平和を取り戻すべく6人の男たちが立ち上がる。ロサンゼルス市警のジョン・オマラ(ジョシュ・ブローリン)とジェリー・ウーターズ(ライアン・ゴズリング)らのチームは、身分を隠し闇社会に戦いを挑んでいく。



ウソのような本当のお話?
と~~っても面白かった!!この時代の格好って素敵だよね~。男性がみんな帽子姿でカッコいい。ジョニーが演じたジョン・デリンジャーの時代かな?と思ったら、もう少しだけ後でした。
あちらは1933年、こちらはそれよりちょっと後・・・
一応、ジャンルとしてはハードボイルドなのでしょうか~?
「パブリック・・・」はとても緊迫してて笑えなかったけど、こちらは暗黒街のお話なのに所々に笑いが散りばめられていて~楽しかった。


ちょっと素人くさい(ギャングとしては素人か~)頼りない計画とかでハラハラさせるんだけど~面白かった!!
キャストもいいし・・・なんといってもライアン・ゴズっちでしょう。
カッコいい役だよね~~~。警察でも一匹狼的な・・・タバコの吸い方、ライターの扱い・・・本当に素敵♪
彼が素敵に見えるようになったのは「ドライヴ」からなので~。きっと若い頃よりいいカンジに歳を重ねているのかな・・・。


ジョシュ・ブローリンは生真面目な役が似合う~。
彼を見ると、思い出す人がいるんだけど、それが誰か分からなくていつもはがゆい・・・若い頃の三船敏郎かなぁ???
最初彼にオファーがあったのはギャング王のミッキーの方だったそうですが、ジョシュさん自らが推薦したという友人のショーン・ペン。
彼のキレ方がよかった!!小柄な人って、大きな力相手に敵意を燃やすことが多い。冒頭の身体引き裂き~からその“恐ろしさ”が表現されててとっても良かったです~。
ああいうのが続いたらどうしようかと思ったけど。
ショーン・ペンの存在感がさすが~。 


ジョヴァンニ・リビシは最初から●●フラグが~~と思ってたら・・・
こういう家庭的な人が一番最初にやられたりするのが常。。。
最近、印象的な役が多い彼ですね。


マイケル・ペーニャやアンソニー・マッキー・・・彼らもよかったです。
この映画ってお馴染みの顔ぶれが多くて、ともすれば顔の見分けがつかなくなりそうなジャンルだけど(苦笑)分かりやすかった!


そうそう
エマ・ストーンはキレイだった~♪
彼女は役柄によって金髪だったり、赤毛だったり、黒髪だったり~どの髪色も似合う女優さんだなぁと思っていて・・・
今回の女優になる夢が破れた哀しい女性が似合ってた。
なんでミッキーは彼女を礼儀作法の先生なんて設定にしたんだろう?とは思ったけど、指導されておとなしく言うこときくミッキー・コーエンとは思えないけど。
逆ギレされて殺されそう・・・


それにしても大事なメンバーを選んだのが、ジョン・オマラの妻。素人の彼女が一番鋭いって面白い~~~。
彼女のあのシーン・・・ドキドキしちゃった。

私はドドドドドっていう乾いた銃の音が嫌いで、戦争ものやギャングものでも、あの音で寒くなったり気分が悪くなったりするんだけど
この映画ではあまりそういう嫌な気持ちにならなかったのが不思議。
最初にも書いたけど、本当にクスッとするところとかあってちゃんと気が抜けるっていうのがいいね。



マリー的お気に入り度 ・・・★8個+半以上~。