昼の長い北国札幌では、毎年夏に札幌市内全域の公共・分化施設、企業施設を一日だけ特別に開放して文化的催しや、施設見学、子どもの向けのプログラムなどを提供する「カルチャーナイト」が行われている。今年は一昨夜7月19日に開催された。私は自宅近くの知事公館を訪れ、歌唱を中心に楽しませてもらった。
札幌のカルチャーナイトは2003年にスタートし、今年で22年目だという。今年は85の施設が開放され、You Tubeで楽しむオンライン企画も同時に発信されたそうだ。
札幌に来て初めの頃は、あちこちと巡り歩いたものだが、一昨年くらいからは自宅から近いこと、プログラムが豊富なことから「北海道知事公館」で楽しませてもらうことにしている。
知事公館では公館の3つの部屋と、屋外の計4つの会場で時間を重ならないように工夫して実施されている。
今年のブログラムは以下の通りだった。
◆1階食堂
◇「夏だ!メロディーコンサート」by マードレマードレ
(15:30~16:10)
◇「クリスチャン・ミュージック・ショーケース」
by ジェネレーション・ボイス (16:50~17:30)
◇「夏は来たりぬ~中世・ルネサンス・バロックの英国音楽~」
by アンサンブル・ロビン (19:00~19:40)
◆2階応接室
◇「長唄の魅力」 by NPO法人 邦研 (16:10~16:50)
◇「命を守る風呂敷体験」 by 日本風呂敷文化協会 (18:00~18:40)
◇朗読「アッシャー家の崩壊」 by 間瞬 (19:50~20:30)
◆1階応接室
◇「絵本よみきかせ会」 by コープさっぽろ えほんがトドック
(17:30~18:20)
◇「北加伊道(ほっかいどう)カルタを楽しもう」 by ぷろぐれっしょん
(18:40~20:30)
◆屋外
◇「竹あかり1000本で知事公館を灯しましょう」
by 森の時間SNOW HOKKAIDO (17:00~20:00)
以上、実に多彩なプログラムだった。
私はこのうち、前半の「夏だ!メロディーコンサート」、「長唄の魅力」、「クリスチャン・ミュージック・ショーケース」の三つのプログラムだけ楽しませてもらって帰宅した。
「マードレ マードレ」は8人のお母さん方のコーラスグループだ。昨年は「全日本おかあさんコーラス全国大会」にも出場したという実力派グループである。グループのリーダーが平均年齢を明かしてくれた。それによると59.8歳だという。懐メロを中心に楽しませてもらった。
続いて「NPO法人 邦研」による「長唄」を聴かせてもらった。三味線4本、歌い手4人の計8名での出演で「時致」と「鶴亀」の2曲を披露されたが、私にはどうもその魅力を感得するだけの素養が欠けているようだった。
最後の「ジェネレーション・ボイス」はキリスト教普及のために各国から来日したボランティアの方々のコーラスだった。主に讃美歌を披露してくれたのだが、私には歌の意味も、歌の魅力もイマイチ理解することはできなかった…。
とここで私は知事公館を後にしたのだが、ブログ上だけで交友のある「札幌・円山生活日記」さんが、なんと私と入れ違いに知事公館を訪れたようだ。この後の様子については「札幌・円山生活日記」をご参照ください。こちらのブログは写真の技術が素晴らしく、見ていて楽しめます。ぜひお勧めします。