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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

コンサドーレ3連敗 重症かも…

2019-04-06 19:31:59 | スポーツ & スポーツ観戦

 北海道コンサドーレ札幌は今日(6日)札幌ドームで大分と対戦し、1対2で敗れて3連敗となった。Jリーグ開幕当初こそ2勝1敗と順調なスタートを切ったかに見えたが、ここにきての3連敗は痛い。このところコンサの弱点が露呈している…。

        

 3月17日以来のホームでのコンサ戦だった。道東に住む友人からチケットを融通してもらったこともあって札幌ドームへ駆けつけた。このところ鹿島、名古屋と強豪に相次いで敗れていたので「今日こそは!」の思いも強かった。

 ところが試合開始早々、記録では2分となっているが、実際には2分経たないうちに先取点を献上してしまった。あまりにも早い失点に意気消沈するも、気を取り直して「必ず取り返してくれる」と信じながら戦況を見つめた。しかし、どうもかつて見せてくれた躍動感がコンサイレブンから感じられない。ボールをポゼッションするも、横パスばかりが目立つ試合運びに見えた。

       

       ※ 久しぶりに札幌ドームの全景を撮ってみました。

 そうするうちに前半26分、またまた大分に裏を取られて追加点を献上してしまった。

 失点した2点とも、大分が後方からロングフィードしたボールを、大分の攻撃陣が上手くボールを収めてシュートまでもっていくという形だった。1点目は福森が、2点目は菅が、いずれも振り切られる形で相手に置いて行かれた。素人の私から見ていても、「あゝ、危ないな」と思われたボールに対する寄せができていないように思われる。

 今日の試合もそうだったが、札幌の場合は失点する場面であまりにもあっさり点を献上しすぎるきらいがあるように思える。守備に粘りが感じられないのだ。

       

       ※ 相変わらずの熱狂的声援を続ける熱烈サポーターの皆さんです。

 この3試合は、3点、4点、2点と失点している。この点については私もシーズン前に危惧していた。今シーズンの補強が攻撃陣に偏り、守備陣の補強がまったくといってよいほど顧みられていなかったのだ。そのことが今大きな綻びとなって表れてきたような気がしてならない。

       

       ※ 遠路九州の大分から駆け付けた(?)大分サポーターの席です。

 さて、名監督の呼び声が高いミシャ監督はこの危機をいかに脱する策を講ずるのか、今後の戦いぶりを見守りたい。私としては、コンサの今の状態が重症でないことを願うばかりである。

       

       ※ 試合中は観戦に集中するためめったにカメラは持ちません。唯一、コンサのCKの際に撮った一枚です。

 負け試合ではどうしても欠点に目が向いてしまう。今日の試合では好調だった攻撃陣の武蔵、ロペスの二人が後方からのロングフィードに対して、トラップの技術がお粗末すぎる点が気になった。二人ともパスを受けて自分の足元にコントロールする技術に欠けている点が気になった。一朝一夕には修正できないことかもしれないが、攻撃陣は味方にお膳立てしてもらって得点をするばかりでなく、自ら相手守備陣を切り裂いて得点することも求められるはずだ。その点に意識を集中してほしいと願いたい。

       

       ※ 私がコンサのダンマクで最も気に入っているものです。

 なんだか情けない、愚痴ばかりの投稿となってしまったが、愛するチームだからこそ早急に立ち直ってほしい、という思いがこのような文章となってしまったことをお許し願いたい。捲土重来を期待して…。


ワンコインランチ紀行 45 油そば専門店 たおか 札幌駅北口店

2019-04-05 16:47:22 | ワンコインランチ紀行 

 ワンコインランチ紀行はこのところ順調である。順調というよりは、私にしては異常(?)なハイペースと言ってよい。本日までの実績は、今回のランパスが始まって17日を経過したのだが、なんと私は10店も訪れている!妻などは私の昼食を用意しないことを当然と思い始めたようだ。これは危ない!ちょっとペースを緩めなくては…。

          

  ふだんあまり口にしない油そばだが、なかなか美味しかった。食べ方も用意されている卓上調味料によって自分好みの味に調整できるのも新鮮だった。時にはこうした汁なしラーメンもありだなと思った一品だった。 

 「油そば専門店 たおか 札幌駅北口店」は碁盤の目状に広がる札幌において、札幌駅の北口にひろがるちょっと複雑な道路に面した一角にあった。店のスタッフに「店に来るまで苦労しました」と話すと「そうですね。ちょっと複雑ですからね」と同意してくれた。

               

               ※ 店外にメニューを大きく書いたものが掲示されていました。

 お店は事前に発券機で支払う方法で、そこには「ランチパスポート」のボタンが用意されていた。この店のランパスメニューは「油そば野菜盛 or チーズ盛」(通常価格700円)でどちらかをチョイスできるシステムだった。私はチーズがそれほど得意でないこともあり野菜盛をオーダーした。その際「大盛にしますか?普通盛にしますか?」とスタッフから問われた。迷っていると「女性でもけっこう大盛を召し上がりますよ」と暗に大盛を勧められたと感じたので大盛をお願いした。このエピソードのようにお店のスタッフはとても感じ良い印象だった。

          

          ※ 店内のカウンター席です。写真の向こう側にテーブル席があります。

 しばらくして「油そば野菜盛」の大盛がカウンター越しに渡された。私は目の前に掲示された「油そばの食し方」の要領に沿って、お酢を二回し、ラー油を三回し(回数は記憶が怪しい)して、さらにすりごまと、おろしニンニクをトッピングしたうえで、全体を大きく混ぜ合わせた。まず一口、口に含むとなかなか面白い味が口の中に広がった。汁がなく、麺が油でコーテイングされているからだろうか?濃厚さを感ずる味だった。そして酢をもう一度かけると、また味が変わった。これは面白い!

          

          ※ これが噂(?)の「油そば野菜盛」の大盛です。

 客層を見ると、若い方が多いようで、平日にもかかわらず次から次へとお客さんが入ってきた。

 大盛も満足の内に平らげ、席の前にあったアンケートに「大満足」の評価を書き入れスタッフに渡した。この味は忘れられそうにない。またいつか訪れてみようと思う。  

【油そば専門店 たおか 札幌駅北口店 データー】 

札幌市北区北7条西7丁目6-19

電  話  011-776-7021

営業時間  11:00~23:00

      (ランチパスポート可能時間11:00~14:30)

定休日   不定 

座席数   18席(カウンター席・テーブル席)

駐車場   無

入店日  ‘19/03/31

 


札幌ぶらり散歩 79 札幌飛行場跡が…

2019-04-04 17:41:25 | 札幌ぶらり散歩 & Other

 札幌市内に飛行場があったことは、いつか聞いたことがあった。しかし、その位置がどこにあったのかについてはまったく知らなかった。それがこのほどの“ぶらり散歩”で期せずしてその場に立つことができた。

  地下鉄北24条駅界隈を彷徨っていた時、北27条の通りを西8丁目あたりから東へ向かって歩いていた。その車道はかなり広い幅だった。(2車線?)ところがその車道の横に遊歩道が付いているのに気が付いた。よく見ると細い公園のようにも見える。そしてその遊歩道が道路を挟んでずーっと続いているのだ。途中には東屋があったり、ベンチが配されたりしていた。

          

 しばらく進むと、一人の老人がいたので話しかけた。「ここは公園なのでしょうか?」と。するとその方は「いや、公園ではなくて歩道でしょう」という回答だった。その時、その老人が「ここは昔飛行場だったからねぇ」と話された。そうか!飛行場の滑走路を道路に転用するとき幅が広かったので、その一部を遊歩道にして地域の住民の憩いの場を提供したのだな、と理解した。老人には「こうして憩う場がお宅に近くにあるっていいですねぇ」と語りかけると、老人は満足そうに微笑んでくれた。

          

 老人と別れ遊歩道の東側の終点のところまで行くと「北27条公園通り」と記された看板が設置されていた。その看板は「北区歴史と文化の八十八選」の一つに選ばれた理由が記されていた。それによると「ここは、旧札幌飛行場の防風緑地帯であったが、この跡地を道路用地として処分を受けた際、幅10メートル、長さ400メートルの防風緑地帯用地を残し、地域の人たちが戸外において気軽にふれあえる施設をということで、コミュニティ道路として昭和59年(1984年)に開園した。遊水広場や遊戯広場(4枚のモザイク)などがあり、子供たちや地域の人たちの憩いの場となっている」と記されていた。遊歩道は滑走路の跡ではなく、防風林の跡だったということだ。

           

 後日である。私は北24条通りをやはり東に向かってウォークしていた。西8丁目付近に差しかかったとき、なにやら周囲にはそぐわない古い門柱が目に入った。その門柱を子細に見てみると「札幌飛行場」という文字が認められた。近くにあった説明を読むと、門柱は旧札幌飛行場の正門だと記されていた。旧札幌飛行場は北24条から北27条に跨っていたということだから、けっこうな規模だったことが分かる。

  •            

 帰宅して旧札幌飛行場のことを少し調べてみた。すると、旧札幌飛行場は1927(昭和2)年に札幌タイムス社(現在の北海道新聞社の前身)が造成したということだ。その後、軍用に転用されて第二次世界大戦でも使用されたようだが、終戦とともに飛行場としての役目も終えたようだ。

 この投稿文を書いていて一つ思い出したことがあった。私のブログの昨年11月14日にも投稿しているが「90年前の札幌を伝えるフィルムを観る」のことである。そのフィルムの中で、札幌で遊覧飛行をしている様子が映っていた。おそらく札幌飛行場が開場して間もないころのフィルムだったと思われる。

 思わぬ歴史に出合えた「札幌ぶらり散歩」だった。


札幌ぶらり散歩 78 建物の壁が広告媒体に!?

2019-04-03 16:39:30 | 札幌ぶらり散歩 & Other

 この10日ほどの間に日をおきながら3日間地下鉄24条駅界隈を彷徨った。長距離ウォークのトレーニングを兼ねながら、いまだ未知の街を探訪し、興味ある物件を見つけてレポしようという試みだった。3日間合計で50キロ強歩いた。しかし、思惑は外れたようだ。以前歩いた円山地区や八軒地区のような興味ある物件にはなかなか出会わなかった。「へえ~!?」というような物件は皆無で、「あ~、あるある」的なものがほとんどだった。これから何回かに分けて、その「あるある」的物件についてレポすることにする。

  いゃ~、壁全体を宣伝媒体としているのはススキノ交差点のところくらいかと思っていたが、なんとなんと!北24条駅界隈にも似たような物件が数多くあったのだ! 

 地下鉄北24条駅で降り、地上に出たときいきなり大きな看板が目に飛び込んでくる。4階建てくらいの建物の壁いっぱいに居酒屋やレンタルDVDなどの店の看板が派手に描かれているのだ。他は?と見ると、それほど派手な看板は見当たらなかった。私は「あゝ、そこまで派手な宣伝をするところはそれほどないんだ」と思っていた。

          

 ところが後日!北24条駅からほど近い西5丁目・樽川通(旧電車通り)を歩いていた時だった。またまた壁いっぱいに店名や業種を描いた建物が次々と現れた。まるで広告合戦をしているかのように…。これには度肝を抜かれた。壁いっぱいの広告というとすすきの交差点のところが有名だが、それもその一帯だけである。むしろ北24条界隈の方がそうした看板は多いのではないだろうか?

          

          

           

 壁も建物も派手なことでは、某賃貸物件紹介業の派手な建物が有名だ。しかし、私にはどこか街から浮き上がっているようにも見えた。ところが北24条界隈の壁いっぱいの広告を目にしたときは、「これから日本の繁華街はますますこのような傾向になっていくのだろうか?」と少し憂鬱にもなってきた。

 私には街の景観に対する原体験がある。それはもう50年も前の話になるが、私は学生時代にヨーロッパ・中近東・アジアを彷徨って歩いた体験がある。その際、私はソ連から北欧、そして中欧へと順に巡って歩いた。その際にフィンランドやスウェーデン、ノルウェーなどの街を見たとき、繁華街においてビルなどに広告の類を一切目にしなかった。街全体が落ち着いた色合いで、カラフルな色はビルのウィンドーの中だけで、人々はそれらを眺めながら散策するウィンドーショッピングを楽しみにしているようだった。ドイツ、イギリスでも同様だった。少し変化が見えてきたかな?と思われたのはフランス、イタリアに入ってからだった。それとても日本のような派手な広告を目にすることはなかった。この時の体験が私の中では色濃く残っているのだ。

 なぜこれほどヨーロッパの街と日本の街では違うのだろうと思ったのだが、それはきっとアメリカの影響なのではと思われる。つまり、戦後において日本はあらゆる面においてアメリカナイズされる中で、街の景観もアメリカに似てきたのかな?と思われる。そしてそうした光景に私たち日本人は不感症になってしまっているのかな?と思ったりしている。

 日本は外国人から「街がきれいだ」と言われることが多いと聞く。はたして日本の看板などの広告媒体についてはどう思っているのだろうか?

          

          ※ 有名なすすきの交差点のところの壁の広告です。

 広告を出している業者に責任はない。法の範囲内で行っていることだろうから…。問題は街の景観をどう創っていくか、という立場の人たちがもっと議論を重ねてほしいと思うのだ。なにもかにも欧米を見習えなどと野暮なことを言うつもりはない。ただ、あの落ち着いた街の雰囲気というのは見習ってもいいような気がするのだが…。「ぶらり散歩」が思わぬところへ飛び火してしまった。


今年の清掃ボランティアスタート!

2019-04-02 17:08:49 | ボランティア

 路上に残った滑り止めの微砂利が重かった。冬の間に舞い散った枯葉が幾重にも重なって積もっていた。路上は文字通り冬アカと呼ぶのに相応しく、約6ヵ月ぶりの清掃活動はいつにも増して大変だった。

           

          ※ 清掃活動の様子です。先に路上の砂を掃き集めました。

 4月1日(月)、私たちにとって10年目の活動がスタートした!今年の清掃ボランティア活動はきりの良いところで4月1日をスタートの日とした。

 朝5時に目覚まし時計に起こされ、5時30分、これまでと同じように私は会員の方々が出てくる30分前に始動し、清掃用具などを準備し、清掃がスムーズに進むように下準備をして会員の方々が三々五々集まってくるのを待った。今回は結局7名の方の参加を得た。

          

          ※ このように冬の間に撒かれた微砂利が路上いっぱいに広がっていました。

 まずは路上に残った雪の上で滑らないように撒かれた微砂利の除去である。これがなかなか難儀である。微砂利は重く、掃くと砂ぼこりが舞い、効率が悪い。路上の何か所に集めて、後から業者が持ち去ってくれることを期待した。

          

          ※ その微砂利を写真のようにところどころに集めました。

 一方、枯葉の方は冬の間に特定の箇所に厚く積み重なっていた。積み重なった枯葉の下の方は濡れ落葉となっていて、とても掃きづらく、ボランティア袋に収納するとズシッと重かった。

 いつにも増して大変な活動となってしまったが、集めた枯葉はボランティア袋になんと18袋!大量のゴミとなった。時間も通常の倍くらい(約70分間)かかってしまった。

          

          ※ この大量のボランティア袋を見てください!枯葉だけでこれだけ集まりました!

 併せて、冬期間の雪害防止のためにクサツゲの葉を結わえていた棕櫚縄を解いてやった。

 参加した皆さんは、あまりの量のゴミや砂に驚いたようだったが、久しぶりの早朝の活動にどこか歓びの表情も垣間見えたように思われた。私もまた同様だった。

          

          ※ 活動を終えた後の路上です。半年ぶりにすっきりとした路上となりました。

 ところが!翌朝(つまり今朝)である。身体がバキバキといって、あちこちと筋肉痛だらけだった。やはり年齢は隠せない。その年齢を無理して隠しながら、今年も2週間に1度の割合で早朝の清掃活動に汗しようと思っている。


おバカな高校演劇対決2019

2019-04-01 19:05:17 | ステージ & エンターテイメント
  • ※ ブログ投稿の材料がだぶつき気味なので、本日はもう一度投稿することにしました。

 今回で確か私にとっては3度目となる「おバカな高校演劇対決」を観劇してきた。年度末に毎年開催されるこのイベントは私にとって楽しみなイベントとなってきた。若さ溢れる彼らの舞台に接することで元気をいただいたような気がしてくる。

                

 3月30日(土)午後、札幌市教育文化会館小ホールで今年も「おバカな高校演劇対決」が開催された。いただいたパンフによると、このイベントは今年で12年目だという。イベントは高校演劇にかける一人の教師の情熱によって支えられてきたらしい。その教師とは現在滝川高校の演劇部顧問を務める「にへいこういち」という教師である。今回はわずかな時間だったけれどにへい氏が舞台上で挨拶をされたので、初めてお顔を拝見することができた。

 さて、今回参加した高校は、根室高校、札幌藻岩高校、大阪精華高校、滝川高校・芦別高校連合チームの4団体だった。この中で、根室高校だけが初参加で他はこれまで何度か参加をしている高校だった。

 それぞれの演目は、

 ◇根室高校「すこーぴおん」

 ◇札幌藻岩高校「車は買いたいけどハンコが押せない」

 ◇大阪精華高校「チェーホフ、何それおいしいの?」

 ◇滝川・芦別連合チーム「レ・ミゼラブル 悲惨なのは私」

 根室高校は部員一人による独り芝居、藻岩高校は生徒による脚本での舞台、精華高校は相も変わらずのおバカさんぶりを発揮した舞台、連合チームはミュージカル仕立てと、それぞれが個性的な舞台を魅せてくれた。

 それぞれの舞台について語ることを今回は割愛するが、今回最も感動したのは滝川・芦別連合チームのミュージカル仕立ての「レ・ミゼラブル 悲惨なのは私」だった。高校生の恋愛を名作レ・ミゼラブル風の脚本(にへいこういち作)によって、立派なミュージカルになっていて完成度も高いものだった。

 根室高校30分、藻岩高校と精華高校が1時間、連合チームが1時間30分と合計4時間の舞台を堪能することができた「おバカな高校演劇対決2019」だった。すでに来年の開催も決定しているという。来年もまた楽しむことができたら、と今から楽しみである。


新元号は「令和」

2019-04-01 16:03:13 | その他

 新元号が「令和(れいわ)」に決定した。菅官房長官から発表があったときには、なぜかピンとこなかった。意外感があったからだ。しかし、時間の経過とともに「わりあいいいかも」と思い始めている。 

          

          ※ 官房長官の発表は予定より10分遅れて11時40分から始まった。

 やはりこの話題に触れないわけにはいかないだろう。メディアが大騒ぎをした新元号が本日決定した。私もメディアに踊らされて、朝からテレビにかじりついていた。発表予定とされていた11時30分より約10分遅れて菅官房長官から「新しい元号が『令和』に決定した」と発表した。発表された時には正直に言ってピンとこなかった。というのも、メディアがあれやこれやと騒がしく予想していた中には含まれていなかったからかもしれない。また「令和(れいわ)」の響きから、なんとなく固いイメージを抱いたからかもしれなかった。しかし、その出典や意味を伺ううちにそうした思いも薄れていくのを感じた。

          

          ※ 新元号の「令和」の文字を掲げる菅官房長官です。

 出典は日本最古の歌集「万葉集」の中に歌われた和歌に由来する言葉だとの説明があった。その和歌とは…、

 「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」

の中から二文字を取ったということだった。

 さらに「令和」の意味として、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味であるとの菅官房長官の言葉に「あゝ、きっとこの元号は国民に受け入れられる」との思いを強くした。

               

 今後さまざまな方面からの評論が姦しいと思うが、そのような評論も含めてきっと私たち国民の中に定着していくだろうと思う。私は「令和」の時代をどれだけ生きられるか分からないが、できれば健康で少なくともあと20年くらいは「令和」の時代を生きてみたいと思うのだが…。