北海道コンサドーレ札幌は今日(6日)札幌ドームで大分と対戦し、1対2で敗れて3連敗となった。Jリーグ開幕当初こそ2勝1敗と順調なスタートを切ったかに見えたが、ここにきての3連敗は痛い。このところコンサの弱点が露呈している…。
3月17日以来のホームでのコンサ戦だった。道東に住む友人からチケットを融通してもらったこともあって札幌ドームへ駆けつけた。このところ鹿島、名古屋と強豪に相次いで敗れていたので「今日こそは!」の思いも強かった。
ところが試合開始早々、記録では2分となっているが、実際には2分経たないうちに先取点を献上してしまった。あまりにも早い失点に意気消沈するも、気を取り直して「必ず取り返してくれる」と信じながら戦況を見つめた。しかし、どうもかつて見せてくれた躍動感がコンサイレブンから感じられない。ボールをポゼッションするも、横パスばかりが目立つ試合運びに見えた。
※ 久しぶりに札幌ドームの全景を撮ってみました。
そうするうちに前半26分、またまた大分に裏を取られて追加点を献上してしまった。
失点した2点とも、大分が後方からロングフィードしたボールを、大分の攻撃陣が上手くボールを収めてシュートまでもっていくという形だった。1点目は福森が、2点目は菅が、いずれも振り切られる形で相手に置いて行かれた。素人の私から見ていても、「あゝ、危ないな」と思われたボールに対する寄せができていないように思われる。
今日の試合もそうだったが、札幌の場合は失点する場面であまりにもあっさり点を献上しすぎるきらいがあるように思える。守備に粘りが感じられないのだ。
※ 相変わらずの熱狂的声援を続ける熱烈サポーターの皆さんです。
この3試合は、3点、4点、2点と失点している。この点については私もシーズン前に危惧していた。今シーズンの補強が攻撃陣に偏り、守備陣の補強がまったくといってよいほど顧みられていなかったのだ。そのことが今大きな綻びとなって表れてきたような気がしてならない。
※ 遠路九州の大分から駆け付けた(?)大分サポーターの席です。
さて、名監督の呼び声が高いミシャ監督はこの危機をいかに脱する策を講ずるのか、今後の戦いぶりを見守りたい。私としては、コンサの今の状態が重症でないことを願うばかりである。
※ 試合中は観戦に集中するためめったにカメラは持ちません。唯一、コンサのCKの際に撮った一枚です。
負け試合ではどうしても欠点に目が向いてしまう。今日の試合では好調だった攻撃陣の武蔵、ロペスの二人が後方からのロングフィードに対して、トラップの技術がお粗末すぎる点が気になった。二人ともパスを受けて自分の足元にコントロールする技術に欠けている点が気になった。一朝一夕には修正できないことかもしれないが、攻撃陣は味方にお膳立てしてもらって得点をするばかりでなく、自ら相手守備陣を切り裂いて得点することも求められるはずだ。その点に意識を集中してほしいと願いたい。
※ 私がコンサのダンマクで最も気に入っているものです。
なんだか情けない、愚痴ばかりの投稿となってしまったが、愛するチームだからこそ早急に立ち直ってほしい、という思いがこのような文章となってしまったことをお許し願いたい。捲土重来を期待して…。