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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

かでる de かなでる Foster Concert

2017-03-01 20:02:47 | ステージ & エンターテイメント
 Foster…、「育てる」という意味があるらしい。つまり、北海道警察音楽隊が中・高生年代の吹奏楽部を指導し、共演することで、中・高生の成長を助けるという意味のコンサートがあり、二つのブラスバンドの音を楽しんだ。 

                     

 またまた時間を経た話題である。2月19日(日)午後、かでるホールにて「かでる de かなでる Foster Concert」が開催された。
「かでる de かなでる」…、言葉遊びが愉しい。コンサート名には「 with 札幌市立札苗北中学校吹奏楽部」とあった。
 詳しくは分からないのだが、吹奏楽部の生徒の話から類推すると、市内の中・高校の吹奏楽部がFoster Concertに出演することを希望した中から、道警音楽隊が選定した学校の吹奏楽部がその年のFoster Concertに出演するという仕組みになっているようだ。
 今回は第6回ということだから、これまで六つの中・高校の吹奏楽部がステージに立っているということのようだ。

               

 コンサートはまず、札幌市立札苗北中学校吹奏楽部が単独で、A.ハチャトゥリアン作曲のスパルタクス組曲より「スパルタクスとフリーギアのアダージョ」など5曲を演奏した。3年生部員が引退した中、1・2年生部員だけでの演奏だったが、短い期間であったにもかかわらずまとまった演奏を聴かせてくれた。ただ、熟成するのはこれからかな?というステージだった。

 一方、道警音楽隊は、カラーガード隊を含めたステージドリル「ミュージック・パトロール2017」をコミックなパフォーマンスも交えて楽しいステージを繰り広げた。

 最後は、二つのブラスバンドの合同演奏だった。演奏された曲は、
  ①山田耕筰/吹奏楽のための交響曲山田
  ②Johann Strauss/TRITSCH-TRATSCH POLA
  ③酒井格/THE SEVENTH NIGTH OF JULY
  ④野田洋次郎/前前前世
  ⑤Bob Thiele/What A Wonderful World
  ⑥Rafael Hemandez/エル・クンバンチェロ
の6曲が演奏された。
 道警音楽隊と札苗北中吹奏楽部とは、このステージまで3度の指導、合同練習が行われたということだった。両バンド合わせて50名近くの奏者の演奏をぴったりと合わせるには少し時間が足りなかったようだが、意欲的(?)に選曲された演奏を聴かせていただいた。

                

 Foster Concert…、札苗北中吹奏楽部にとってはとても良い体験だったことが、部長の生徒へのインタビューから伝わってきた。
 道警音楽隊にとっても、こうした形で後輩たちの育成に寄与することはやりがいを感ずるときであると思われる。
 これからもこうしたFoster Concertが継続されていくことを願いたい。