当初、今夜はコンサドーレの対栃木戦を観戦する予定でした。
ところが職場の方から数日前に「CSの初戦のチケットが無駄になるので行かないか」というお誘いがありました。
ここはJ1昇格が消えたコンサドーレ戦より、CSの方に心が動いてしまいました。
ということでチケットを譲っていただき本夕、札幌ドームに向かいました。
※ ほぼ満員に膨れ上がった札幌ドームは熱気ムンムンでした。
ところが…。
譲っていただいたチケットの券種が「レフト外野指定席」というものでした。
これはテレビ放送によく登場する熱烈応援団が陣取るところです。
案の定、周りはレプリカユニフォームに身を固め、両手にバット型のメガホンを持った人ばかりです。私は完全に浮いた状態でした。
※ 今日は日ハムの攻撃時には球場内がピンク色に染まりました。
日ハムが守備のときはまだ座って観戦できるからいいのですが、攻撃時になると座ってはいられません。周りが全員立つのですから当然私も立たねばなりません。
そして例のように選手毎に応援グッズを変え、応援の歌やフリも変わります。とてもついて行けません。ただただ周りを眺め苦笑するばかりでした。
※ 田中賢介選手の応援グッズを手にするファンです。
※ こちらはご存知の森本稀哲選手の応援グッズです。
それでも私は外野で野球観戦をする人がよくするようにラジオの実況中継を聞きながら、私なりに久しぶり野球観戦を楽しんでいました。
※ 投手の交代時に外野の三人が近づき何やら話し合っています。
試合は日ハムが1点先取したものの、その後は楽天が常にリードする展開で、9回表を終えた時点で4対8と試合の帰趨が見えた状態でした。
帰りの地下鉄の混雑を考え、私は席を立ちました。
9回裏の実況中継を聞きながら出口へと急いだのですが、どうも日ハムが粘りを見せているようなのです。球場内のモニターテレビを見てみると1点返して、さらには走者が塁上を埋めています。
「これはもしかして何かが起こるかもしれない。その時を見逃しては観戦にきた値がない」と思い、急いで引き返しました。
すると日ハムファンが願っていた奇蹟のような逆転劇が目前で起こりました!
バッターボックスのスレッジが強打したボールが大きな弧を描き、日ハムファンで埋まったレフトスタンドに吸い込まれたのです。
逆転満塁サヨナラホームランという劇的な逆転勝利です!
その瞬間を目撃できて本当に良かったです!!
周りにいた誰彼となくハイタッチをして日ハムの勝利を喜び合いました!!!
※ 劇的な逆転勝利を喜び合うレフト外野席のファンです。
※ 何とか21日中に投稿することができました。ホッ。
本当は熱烈応援団の様子をちょっとシニカルに描いてみようかなと思っていたのですが、劇的な逆転勝利にそんな思いもぶっ飛んでしまいました。