銭函駅をS&Gとするコースは銭函市街地の外縁をなぞるようなコースだった。銭函駅は石狩湾岸にあるが、コースは凹凸に富み、最も標高の高い地点は132mとけっこうハードな11.5kmだった。
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※ マップの右上、赤いスタンプの証明を駅員からいただきました。
本日、午前思い立ってJRで銭函に向かった。
実はヘルシーウォーキングには二つのスタイルがある。一つは私がこれまで参加していた「イベントウォーク」と、もう一つ「いつでもウォーク」というのがある。
「イベントウォーク」は、土・日・祝日に開催され、S&G地点にはJR担当者がいていろいろとお世話してくれ、コース上には進行方向を示す掲示も完備されている。年間に25回程度開催される。
一方「いつでもウォーク」は、文字どおり曜日に関わらずにいつでもウォーキングに取り組むことができる。こちらは全道各地の駅をS&Gとして30コースが設定されていて、自己申告によって駅などで参加証明をいただければ1ポイントを獲得できるという仕組みである。
私は本日初めて「いつでもウォーク」に取り組んでみたということである。
今朝、私はJRで銭函まで移動し、9時15分に銭函駅をスタートした。コースマップはJRのホームページからプリントアウトしたものを手にスタートした。
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※ 銭函駅のホームで見た「銭函」と書かれた金庫に似せた函。
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※ 銭函駅を正面から撮りました。
ところが私は最初から躓いた。マップはかなり詳細に表記されているのだが、どうしても最初はマップと現地の様子が私の中では一致しないのだ。本日もスタート直後で自分のコース選定に自信が持てず行ったり来たりかなり逡巡した。自分のマップ読みに自信が持てなく、道行く人に尋ねてようやく進む方向を決めるありさまだった。
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※ JR函館本線の踏切を渡ってコースに出ます。
スタートしてしばらくは銭函の住宅街を進んだのだが、私の第一印象は銭函の集落は意外に広いなぁという印象だった。写真には収められなかったが、北海道小樽高等支援学校、北海道高等ろう学校と二つの道立学校も銭函にあることを初めて知った。
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※ コース途上には「かもめ保育園」があり園児たちが遊んでいました。
コースは石狩湾の眺望が効くところに導かれた。場所によっては小樽方面まで望める眺めだった。
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※ 石狩湾を望んだところです。
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※ 少し見る角度を変えると、小樽の方が望めます。
石狩湾の眺望から離れ、やがてコースは国道5号線沿いをしばらく進むことになる。
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※ 国道5号線は多くの車が走っていました。
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※ ONZEとは、以前は最も早くオープンするスキー場として有名でした。
私も何度かオープン初日に滑りに来ました。
しばらく進むと、国道を離れ桂岡地区へと導かれる。ここの上り道の斜度が凄かった。まるで登山を強要されるような感じで上り続けた。上り道の途中に今は閉鎖してしまったが旧北海道薬科大学(現北海道科学大学桂岡キャンパス)の門が閉鎖されていた。
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※ 写真で斜度の凄さが分かっていただけますか?
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※ 途中で札樽自動車道を跨いでさらに高いところを目ざします。
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※ 旧北海道薬科大学に至る校門です。現在は移転に伴い閉鎖されていました。
上り続けた坂道の最高到達地点に「桂岡小学校」の校舎があった。その校舎の横には「標高132m」の標識が立てられていた。
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※ 最も標高が高いところに桂岡小学校の校舎がありました。
桂岡小学校からは来たときとは反対に急な下り道となった。その途中にあったのが小樽市八区八景の一つにも選ばれている「十万坪線の桂並木」である。“十万坪” という地名は珍名さん的だが、桂岡地区はもともと “十万坪” という地名だったということのようだ。この通りの桂の並木か見事だった。
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※ 十万坪線に立ち並ぶ見事な桂の並木です。
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※ 帰りは札樽自動車道の下を潜る道でした。
コースはまた国道5号線を暫く進むことを強いられる。この頃になると気温がかなり上がり、背中に汗を感じ、のどの渇きを覚えた。
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※ 国道5号線沿いに銭函小学校、中学校が建っていました。
国道を離れるとコースは海岸沿いに導かれる。途中には道内の海水浴場としては有名な「銭函海水浴場」の横を通って駅前通りをゴールに向かった。
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※ 銭函海水浴場は海岸を掃除してオーブンに備えていました。
冒頭に触れたが、銭函地区は意外に広く、住宅も想像以上に多い印象だった。今や札幌のベットタウンの役割も担っているということだが、それでも過疎化は進展しているのだろうか?駅前通りに繁華街の面影はなく、閑散とした感じは否めなかった。
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※ 銭函駅前通はご覧のように閑散としていました。やはり過疎化の影響でしょうか?
しかし、初めての街を歩くのはけっこう興味深いものである。これからもイベントウォークを中心に、時にはいつでもウォークを織り込みながらヘルシーウォーキングを楽しもうと思っている。