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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

PMF Connects LIVE! in クリエイティブスタジオ

2021-03-29 15:02:35 | ステージ & エンターテイメント

 今季(今年度)最後のPMFのConnects LIVEだった。私が鑑賞するのはこれで8回目だったが、その中でも最も落ち着いて、心地良く聴くことができたConnects LIVEだった。演奏者も、会場も、とても良い雰囲気の中でのライブだった。

      

 3月27日(土)夜、札幌市民交流プラザ3階のクリエイティブスタジオで今季最後のConnects LIVEが開催された。今回はPMF修了生4名による弦楽四重奏だった。出演者は第一ヴァイオリン:川村拓也、第二ヴァイオリン:太田ゆみえ、ヴィオラ:太田かなえ、チェロ:中島杏子の4氏だった。

 演奏されたのは次の5曲だった。

 ◇モーツァルト/セレナード第13番 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」から第1楽章

 ◇J.シュトラウスⅡ/ワルツ「春の声」作品410

  ◇J.シュトラウスⅡ/喜歌劇「こうもり」序曲

 ◇ハイドン/弦楽四重奏曲 ニ長調 作品64第5番「ひばり」から第1楽章

  ◇ピアソラ/「オブリビオン(忘却)、「アヴェ・マリア」

 ◇チック・コリア/スペイン

 ◇モーツァルト/弦楽四重奏曲 第14番 ト長調K.387「春」から第1楽章

       

 私が今回のLIVEが最も心地良いと感じた理由は、第一に4人の演奏の調和がとても取れていた、ということを挙げたい。4人はいずれもがプロとして演奏活動を行っている方のようだが、第一ヴァイオリンの川村氏はなんと医師をしながら、演奏活動もされているという二足の草鞋を履いている方だそうだ。弦楽四重奏では、第一ヴァイオリンが主となるメロディーを担当するのだが、川村氏の演奏技術は卓越したものだった。特に2曲目の「こうもり」では超絶技巧を見事に披露された。

 第2の理由として、選曲のバランスが取れていたことである。クラシック曲を中心としながら、タンゴやジャズの曲も折り込み、さらには季節を意識した「春」に関わる曲も加えるなど、行く届いた配慮が見られた。

 そして第3にはMCを担当された川村氏の語りが爽やかで、しつこくなく適度な曲紹介にとどめたことも好感が持てた。

 会場のクリエイティブスタジオも、会場全体が暗転して演奏者だけにスポットが当たるような形での演奏会だったため演奏に集中できたのも良かった。

 私は先述したように8回ものConnects LIVEに参加することができ、大いに楽しませてもらった。今年7月から始まるPMF2011のコンサートにもできるだけ参加し、楽しませてもらいたいと思っている。



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