食の宝庫と言われる北海道である。旬の道産食材を活かして楽しい食生活を発信し続ける自称「どさんこ食材ハンター」こと木村光江さんの楽しいお話を聴いた。
昨日、24日(水)午前は定期的に受講している社会福祉総合センター主催の「わたしの生き方セミナー」の今年度第2回目の講座だった。
講座内容は「旬の道産食材で元気いっぱい! 簡単・美味しい!レシピ」と題してどさんこ食材ハンター “みーやん” こと木村光江さんが講師を担当した。木村さんはHBCラジオの「朝刊さくらい」の毎週木曜日のレギュラーとして道産食材の旬の情報を発信している方だそうだ。そのせいもあるのだろう、明るく爽やかな口調が講座全体を楽しいものにしてくれた。
※ 講師を務めた"みーやん"こと木村光江さんです。
木村さんは石狩市在住の方のようで、当初は石狩市を中心に農家さんと連携してさまざまな食の情報を発信していたという。しかし、ラジオ番組を通じて(?)その名声が道内に広がるとともに、栗山町、豊浦町、平取町とその活躍は道内全域に広がりつつあるようだ。その中で紹介された料理のいくつかをレポしてみることにする。
まずは栗山町で生産されている「新生姜」が紹介された。もともとは北海道で生姜は生産されていなかったようだが、最近は生産が可能となり「新生姜」の入手が可能になったという。(生姜といえば私たちが知っているのは我々が知っているのは「ひね生姜」と言われる茶色したものであるが、「新生姜」は「ひね生姜」になる前の若い生姜のことだという)その「新生姜」を利用した「しゃぶしゃぶ」や「佃煮」が絶品だという。北海道は気温が低いのでハウス栽培で「新生姜」の収穫は秋となり、店頭に並ぶのは10月だそうだ。
続いて豊浦町で生産されている「本わさび」が面白いという。ねらいは「葉わさびの醤油漬け」だという。
平取町のトマトジュース(「ニシパの恋人」)はすでに道民の中ではメジャーな存在である(我が家でも毎朝飲用している)が、木村さんも超オススメの一品だと紹介された。
講義の後半「春は山菜でデトックス」と題して、山菜特有の苦みで体を目覚めさせる効用があると強調されたが、その中で紹介されたのが「シドケ」(正式名はモミジガサ)という私にとっては初耳の山菜だった。「シドケ」はアクの強さも最強で、クセがたまらなく美味しいそうだ。
※ 木村さんが会場に持ち込んだ「シドケ」です。
最後に「ぬか漬け」に効用を説かれた。乳酸菌が豊富な腸活に有用であるという。動物性のヨーグルトと、植物性の「ぬか漬け」を取り入れることによってより効果的に腸内環境を整えましょう!と強調された。
講義のメインではなかったが、木村さんはアルファ化米を使用した長期保存食を紹介してくれた。「もしも」の時のために水やお湯で食用可能な「安心米9食セット」を用意しておくべきではないか、と話され講義を終えた。
※ 会場に展示されたアルファ化米の数々です。
明るくパワフルに活躍する “みーやん” こと木村光江さんののますますの活躍を祈りたい。