白神山地の旅を目前に控え緩み切った体に“喝!”を入れようと久しぶりに紅葉が始まっているであろう藻岩山登山に向かった。しかし、思惑は外れ全体としては緑がまだまだ多かった。中に黄葉、紅葉が混じった深秋の藻岩山だった。
白神山地の旅はトレッキング中心の旅である。中でも「白神岳」登山は、今の私にとってはかなりの困難が予想される登山である。それなのに最近の私は緩み切った毎日を過ごしている。それではならじと自らの体に少しムチを入れてみようと思った。(今さらあがいてみても効果は薄いのだが)
本日、市内近郊にある「手稲山」山頂では冠雪を見たとのニュースがあった。手稲山ほど標高のない藻岩山でも秋は進み、紅葉真っ盛りと予想して出かけたのだが、案に相違して黄葉や紅葉している樹は少なく、むしろ緑が多くを占めるまだら模様の藻岩山だった。その要因はどうやら常緑樹が多数を占めている林相にあるのかもしれない。ということで期待は削がれたが、それでも何枚かのピンボケ写真はものにすることができた。それを羅列させていただくことにする。
※ 登山口では色付いた葉が見られたので期待して山頂を目指したのだが…。
※ 山腹のスキーリフト跡地のところでも疎らな黄葉が…。
※ 藻岩山にはこれといった山頂標識はない。三角点標石がその代わりをしている。
※ 山頂から藤野、簾舞方面ほ望む。
※ 札幌市内を望むが、山頂近くの木々もご覧のような感じでした。
※ 札幌市の中心地方面を写したのだが、雲の切れ間から一部の建物だけ光っています。
さて、目的の自身の体にムチを入れるということについてだが、ともかくゆっくりゆっくり歩を進めることを心がけた。記録が残っている7年前は登りに1時間かかっている。そこを今日は1時間20分かけて登った。下山も同様である7年前は40分だったところを1時間かかった。このようにゆっくりゆっくりを心掛けたことで体の負担はずいぶん軽減されたように思われた。今の私にはこのことが肝心なのかもしれない。
ただし、今日の場合は行動時間が2時間20分だったが、「白神岳」は標準時間で往復9時間である。う~ん。はたしてどうなるか?一応、粘れるだけ粘ってみようと思っているが…。