田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スポーツ!北海道 お話と歌の集い

2019-06-10 20:13:58 | 講演・講義・フォーラム等

 渡辺守成氏が国際オリンピック委員会(IOC)の委員であり、国際体操連盟の会長という要職に就いていることを初めて知った。その渡辺氏のお話と、トワ・エ・モアのミニコンサートを楽しんだ9日(日)の午後だった。 

 6月9日(日)午後、北海道新聞社が主催する「スポーツ!北海道 お話と歌の集い」が道新ホールで開催され、入場券を入手できたので参加した。

 イベントのメインは国際オリンピック委員会(IOC)の委員であり、国際体操連盟の会長という要職にある渡辺守成氏「オリンピックの現状と改革の行方 2030年札幌招致を視野に入れて~」と題する講演にあった。

             

             ※ ウェブ上から拝借した渡辺守成氏です。

 私はスポーツ界のことについてはかなりチェックしているつもりだが、渡辺守成氏が国際体操連盟の会長であり、かつIOCの委員という要職に就いているということは全く知らなかった。というのも、渡辺氏が体操選手として現役時代に特別実績を残した選手ではなかったこと、さらには日本体操協会の役員人事などには特に関心を持たなかったからだ。(調べてみると、渡辺氏は2000年に日本協会の常務理事、2009年からは専務理事に選出された経歴があった)

 渡辺氏も自身の知名度が低いことは自覚されていたのか、講演のはじめはご自身の来し方を紹介するものだった。渡辺氏は学生時代(東海大学)に2年間ブルガリアに体操に関して留学を体験している。このときブルガリアの新体操と出合い、帰国して新体操の普及に努めたそうだ。当時のジャスコ(現在のイオン)に入社し、新体操チームを作り指導者として活躍するとともに、日本体操協会の運営にも携わってこられたようだ。

          

          ※ IOCにおいて発言するご自身の写真を背に講演する渡辺氏(右端)です。

 しかし、数ある国際競技連盟の会長に就任している日本人は渡辺氏只一人であるし、IOC委員ももう一人の竹田恒和氏の辞任が決定的といわれているからこちらも只一人の日本人ということになるVIPである。世界的にはIOC委員というと貴族や王族たちが多い中、渡辺氏はサラリーマン(現在もイオンの社員だという)という異色の存在だそうだ。

 渡辺氏はIOC委員就任とともに、東京オリンピックの組織委員会理事にも就任されたそうだが、その立場からお話された。それによると、東京オリンピック・パラリンピックはけっしてバラ色の見通しとはいえない現状のようで、数々の課題を抱えながら準備が進められているようである。渡辺氏はその状況を第二次世界大戦の「ダンケルクの戦い」になぞらえた。つまり課題に対して正面からばかり解決を図るのではなく、別な角度からの発想も取り入れながら課題解決を図っていくことが大事であり、日本人は必ず課題を克服できると渡辺氏は語ったと、私は受け止めた。

 渡辺氏のお話で興味深かったことは、東京オリンピックで初めて採用される「スケートボード」、「サーフィン」、「スポーツクライミング」などアーバンスポーツが隆盛であると表現されたことだ。これらアーバンスポーツと称されるスポーツに取り組む人たちは、競技を“楽しんでいる”ことが特徴だとした。そして今後ますますアーバンスポーツがオリンピックに進出してくるだろうと予想された。

 そして最後に、21世紀の産業革命はスポーツから」と力説された。スポーツ界に身を置く方の発言としてその理念は理解できるが、産業革命となると「果たして?」という思いも私の中には残ったのだが…。いずれにしても、IOC委員として、国際体操連盟会長として、世界100数十ヵ国を飛び回り、日本にいることが少ないという日常を過ごす渡辺氏の今後の世界的な活躍に期待したいと思う。

          

          ※ ご存じ、いつまでも爽やかな歌声を届けてくれるトア・エ・モアの二人です。

 イベントの最後は、トワ・エ・モアの二人のミニコンサートだった。彼らはコンビ結成50年を迎えたという。変わらぬ爽やかな歌声はいつ聴いても素晴らしい!ご存知「虹と雪のバラード」、「地球は回るよ」、「誰もいない海」、「翼をください」、「空よ」の5曲を歌い上げた。また、最近札幌では「虹と雪のバラード」のアレンジコンテストが開催されたそうだが、そこでグランプリを獲得した「パレット×岩佐亜由美」のトリオがオリジナル曲とは違うティストの「虹と雪のバラード」を披露してくれたのも新鮮だった。

          

          ※ 北海道の若い感性「パレット×岩佐亜由美」のトリオです。

コメント