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私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

「さっぽろの古を訪ねて Ⅱ」 ~ 小樽市を訪ねて 前編

2019-06-11 20:14:02 | 講演・講義・フォーラム等

 明治開拓期、お雇い外国人の一人で幌内鉄道を敷設指揮したジョセフ・U・クロフォードの事績を尋ねて小樽市総合博物館を訪れた。博物館では依頼していた学芸員、そして博物館ガイドボランティアの方の力に依ることが大きく、受講者から好評をいただいた。

           

          ※ まずは小樽市総合博物館前に立つ「ジョセフ・U・クロフォード」像前で全員写真をパチリと。

 「めだかの学校」が企画運営する講座「さっぽろの古を訪ねて Ⅱ」の第3回講座を昨日10日(月)、小樽市を会場にして開催した。

 今回の目的は開拓期に幌内鉄道の敷設のために大きな力を発揮したジョセフ・U・クロフォードの事績を展示し、当時の機関車なども展示されている小樽市総合博物館を訪ねることだった。

          

          ※ 博物館に入ると、まず目に飛び込んでくるのが当時の機関車の一つ「しずか」号です。

 同時に、小樽市まで遠征したことを機会に明治から大正にかけて繁栄を誇った小樽市に遺されている数々の歴史的な建造物を訪ね歩くことも目的の一つとした。前編では小樽市総合博物館の見学についてレポすることにする。

 私たちはまず小樽市総合博物館を訪れた。依頼してあったとおり、鉄道史を専門とされている学芸員の方から説明いただいた。学芸員の方は大変丁寧に展示物などについて説明してくれた。ただ、担当の私としては学芸員の方にはクロフォードの事績についてレクチャーいただき、その後は博物館内の展示物について博物館ガイドボランティアに説明していただくことを期待し、その旨博物館には依頼していたのだが、私の願いが十分伝わっていなかったとみえ、その後のガイドボランティアの方と説明がかぶってしまったのが少し残念なところだった。そのガイドボランティアの方もベテランの方で、ユーモアを交えながらの説明が受講者たちから好評だった。

          

          ※ 当時アメリカから輸入された機関車の独特の形をした煙突です。

 その説明の中で、私の記憶に残っていることは当時のアメリカから輸入した機関車の煙突の形である。私が記憶にある機関車の煙突は真っすぐな円筒形であるが、当時の機関車の煙突の形は写真のような独特の形をしている。その理由について学芸員の方は「燃料の不完全燃焼などで煙突から火花が飛ぶことを避けるために、石炭燃焼後の煙を煙突内を循環させるために太くても特異な形となった」という話に納得した私だった。

          

          ※ 当時の機関車庫の一つ3号車庫です。

 また、クロフォードが札幌~小樽間の急峻な崖の開削のためにアメリカの技術を導入してわずか1週間で大きな鉄橋を架けたというお話には驚いた。機械力もあまりない時代にどのような技を駆使したのか、現場に立ち会いたい思いをしたものだった。

          

          ※ やはり当時の一等客車の内部です。明治初期ですが贅沢な造りです。

 そのほか様々な展示や機関車、車庫など2時間にわたって説明を受け、博物館を後にし、私たちは博物館のある手宮から小樽市の中心部にある「運河プラザ」まで約2キロの手宮線跡(幌内線の引き込み線)を散策しつつ向かった。

          

          ※ 手宮線跡の散策路を往く受講者たちです。

 天候は快晴で、6月の北海道の爽やかさを感じながらの心地良いウォーキングとなった。

 

 (小樽市歴史的建造物の見学についてレポは後編で)

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