田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 191 きっと、うまくいく & 札幌のサクラ開花!

2017-04-28 17:49:47 | 映画観賞・感想

 初めてのインド映画。しかもコメディタッチ。上映時間3時間近くの長尺ものであるが、ちっとも長さを感じさせないストーリーの展開が観ているものを飽きさせなかった。2009年の公開当時、インド映画歴代興行収入第1位を記録したというのも納得できる映画だった。 

                    

 毎回ではないのだが、札幌市生涯学習センター(通称:ちえりあ)で開催される「ちえりあ映画会」に時折り参加している。
 今月は4月26日(水)午前10時から上映されたのだが、スケジュールが特に入っていなかったので友人のS氏と二人で参加した。

 インド公開時の題名は「3 Idiots」、直訳すると「3人のバカ」である。
 その名のとおり、インド屈指の難関工科大学ICEに入学した3人の同級生が繰り広げるコメディーであるが、ストーリーの核は天才で自由奔放な主人公のランチョー(アミール・カン)のラブロマンスに、大学では劣等生の他の二人が絡みながら進展するストーリーである。

                        

 主人公のアミール・カンは撮影時44歳だったというが、少しも年齢を感じさせない表情や演技で、往年のジャッキー・チェンを連想させるような笑顔が魅力的だった。
 また、映画の中で絶えず笑いを誘う場面が散りばめられており、さらにはインドの競争社会を皮肉る内容も含まれてもいた。
 映画の最後は、あのダスティ・ホフマンの代表作でもある「卒業」の花嫁を拉致し、逃走する場面をほうふつとさせるシーンも出てくるなど、さまざまな要素が盛り込まれていた。

 ちょっと調べてみると、インド映画は別名マサラムービーというそうだ。マサラ=ミックススパイスのことで、つまりミックスてんこ盛りムービーとでも呼ぶような映画が主流のようだ。
 さらに調べてみると、ナヴァ・ラサという9つの情感を取り入れるのがインド映画の基本なのだとか…。その9つとは、①シュリンガーラ (恋心/ロマンス)、②ハースヤ (笑い/ユーモア) 、③カルナ (悲しみ/涙) 、④ラウドラ (怒り/復讐) 、⑤ヴィーラ (勇猛/アクション)、⑥バヤーナカ (恐怖/スリル) 、⑦ビーバッサ (嫌悪/敵)、⑧アドブタ (驚き/サスペンス)、⑨シャーンタ (平安/ハッピーエンド)
 なあ~るほど、映画「きっとうまくいく」には、これらの要素が過不足なく上手に取り入れられていたと思われる。

               

 ともかく3時間近くの長い映画であるが、少し飽きさせることなく楽しませてくれた映画だった。
 聞くところによると、「ちえりあ映画会」で上映される映画は、札幌生涯外学習センターが所蔵するフイルム(DVD)で、希望するとメディアプラザで視聴が可能だそうだ。興味のある向きはそちらで視聴してみたらいかがだろうか?


《札幌の桜 ついに開花!!》 
 札幌の桜の標本木を追い続けてきた私であるが、前回レポから3日が経ったので、本日13時15分頃、札幌気象台の庭の標本木を見に出かけた。
 すると、ソメイヨシノの枝にちらほらと花びらが見えるではないか!!
 その時点では、まだ花を付けていたのは数輪だったので「開花宣言は明日かな?」と思いながら写真を写し、庭を後にした。
 夕方、テレビを見ているとニュースで「札幌で開花宣言がなされた」と聞いた。
 待ち望んでいた桜の開花宣言である。
 札幌の街もこれで一気に春がやってくる!
 1年の内でも最も素晴らしい札幌の初夏ももう直ぐだ!

 それでは、私が本日とらえたスリーショットを!!