田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ぶらり散歩 51 主のいない家

2015-02-03 17:14:26 | 札幌ぶらり散歩 & Other
 積雪地帯(それも比較的多雪地帯)である札幌の場合、街中を歩いていると家主が不在の家は直ぐに分かる。それはご想像のとおり、家の前が除雪されていないからだ。不在となった理由は様々だろうが…。

 札幌の街を言い表す際に、良く使われる常套句が「年間積雪量が6メートルにもなる190万都市は世界に例を見ない」という表現をされることが多い。
 現在も積雪総量が6メートルを超えるのだろうか?それはともかく、今年の積雪はかなり多い方ではあるまいか?

 そんな札幌の街(特に住宅街)を巡っていると、時々玄関前がまったく除雪されていない住宅に出会うことがある。おそらく様々な理由によって不在となっているのだろうが、うず高く積もった雪山の陰に住んでいる人たちの苦悩が見え隠れする思いがする…。

          

          

          


 これらの家は、ご家族が入院され、看護に付き添いのために不在となったのだろうか?
あるいは高齢となられて、除雪が困難なためマンションなどに移られた方なのだろうか?
それとも…。
一番目の写真の家などは除雪用具も見えるところをみると、慌ただしく退去された感じがしてならない。

 一方、最後の写真は比較的通りの賑やかなところにあったレストランが閉店したことによって除雪がされていなかった例である。
 これもまた、違った意味で寂しい光景である。

          

 私がこれまで巡った札幌の街は中央区を中心とした比較的都心に近い利便地だった。だからもし住宅が不在となっても、直ぐに売却が可能なために、建て替えなどによって、今回のような不在の住宅はそれほど目立たなかったのでは、と考える。
 これが郊外などではどうなのだろうか?ニュースなどが伝える情報からは、あるいは不在の住宅が増えつつあるとも予想するのだが…。